カテゴリ: オトノハにのせて の記事

2020年 10月 05日 UP!

10月5日(月)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

今日はお客様に、画家の武藤 富子さんをお迎えしました。

函館で長く創作活動をされ、絵画教室の主宰もされる武藤さん。
子どもの頃から、美術で教員免許を取得されたお母様の影響で、絵を描くことが大好きだったそうです。
ゴッホの絵のようにと、通常は水で溶いて平面的に塗る水彩絵の具を、チューブから直接絞り出して描くなど、絵への情熱は大きなものでした。

絵を本格的に学びたいと考えていた頃に、ご家族が相次いで病に倒れます。
入院するお母様の病室に一緒に寝泊まりしながら、悶々と絵への思いを抱えていた頃、偶然目にしたのが当時のホリタの絵画教室の広告でした。
講師がどういう方かも分からず、門を叩いた教室は、函館の画家・箱根寿保さんが指導をする教室でした。
武藤さん21歳の時のことです。
ただ当時の武藤さんは、箱根さんの作品や作風をあまりご存知ではなく、学び始めてしばらくしてから目にした作品に感銘を受けたそうです。
その後箱根さんが亡くなるまで28年間師事されることになります。

このたび「林檎展」という展覧会を開催している武藤さん。
これは、特定の美術サークルやグループによる展示ではなく、武藤さんがお声がけをした作家の皆さんの作品を展示する展覧会です。
昨年開催された作品展に出品されていた石のリンゴの造形作品に心を動かされた武藤さんは、「林檎」をテーマとした作品展を開こうと計画されます。
武藤さんの思いに賛同した皆さんの作品、油絵あり水彩画あり、裂織に、鉄や木などの造詣ありと様々な林檎が並びます。
武藤さんの作品は、大きな油絵。
色合いと絵の具の重なりが印象的で、想像力を掻き立てられます。
そして、端材を削って磨いた木目が美しい木彫の林檎も武藤さんの作品です。

展覧会が開催されている、「Gallery Garden Muto(ギャラリーガーデンムトウ)」は、立派な門からお庭を通って建物に入る、料亭のような佇まいの1軒家です。
もとは武藤さんのおば様の住居だったものを、武藤さんがギャラリーに改装されました。
実は、武藤さんもおば様も、ギャラリーの並びに立つ日新建設で、長くお仕事をされていらしたそう。
おば様は退職後、ご自身のこだわりと、長く一緒にお仕事をされた会社の皆さん、職人さんたちの技術をいっぱいに詰め込んだお宅を建てられたのです。
その建物を必要最小限のリフォームで武藤さんがギャラリーに生まれ変わらせました。
武藤さんの絵画教室も、このギャラリーで開催されています。

芸術の秋、武藤さんやおば様の思いのこもった、ステキなギャラリースペースで、さまざまな林檎の作品を堪能してみませんか?

林檎展
【日 時】10月31日(土)まで。金・土・日のみの開催。10時~17時。
【場 所】Gallery Garden Muto 函館市高松町572番地の5
※函館空港線から函館牛乳の方へ向かいます。ヤマト運輸を越えてもう少し進むと右手に「日新建設」の看板が見えます。その2軒先です。お向かいの郵便ポストも目印になります。



| 2:37 PM | オトノハにのせて |

2020年 09月 30日 UP!

9月30日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

今日はお客様に、maisonFUJIYA Hakodate(メゾンフジヤ函館)オーナーシェフの藤谷 圭介さんをお迎えしました。

maisonFUJIYA Hakodateは、今年の6月に函館山の麓・二十軒坂の坂上にオープンしたフレンチのレストランです。
オーナーシェフの藤谷さんは、かつてお仕事をされていた札幌のお店がミシュランガイドで1つ星を獲得するなど、大きな評価を得ており、全道にそのお料理のファンがいらっしゃいます。
開店以来、地元のお客様は勿論、藤谷シェフのお料理を求めて、各地からお客様が訪れているそうです。

藤谷さんは江差のご出身。
ご両親のお仕事が朝早くから忙しかったため、朝食は3人きょうだいが分担して作っていたそうですが、いつしかお料理好きな末っ子・藤谷さんの担当に。
お料理上手なお母様のレシピノートを参考に、買い物をしてお料理を作る、という日々だったそうです。
釣りも好きで、小学校の頃には自分で釣ってきたホッケをさばいて、フライにしたり、なんていうこともあったそうですよ!!

人気テレビ番組「料理の鉄人」を見てフレンチのシェフに憧れ、高校卒業後、東京の専門学校に進学。
そこで出会った恩師の先生の丁寧な指導も今の藤谷さんの大きな力になっているようです。
卒業後は、東京のレストランに勤務。2年間程のフランス留学をへて、札幌のレストランでお仕事を始められます。

札幌には全道から様々な食材が集まりますが、新鮮さでは産地に叶いません。
故郷・江差にも近い道南の函館にご自身がオーナーシェフとなるお店を構えることになりました。
オープン以来、道南の食材も多くお料理に用いています。
どの食材も藤谷シェフの手にかかると、見た目に美しい、美味しいお料理に変身します。
これからの時期は、キノコ類や最近よく獲れているブリなども使っていきたいそうですよ。

2階では、ランチ・ディナーとコースのお料理を楽しむことができます。
1階、LeSalon(ル・サロン)では、少し気軽なランチや、週末には夜の時間も単品メニューとドリンク等も提供しています。
スイーツもお得意な藤谷さん。
1階スペースでも味わうことができますし、テイクアウト可能なケーキやマカロンもあります。

記念日や大切な人との食事に、道南の旬の食材を味わいに、是非お出かけしてみて下さい。

Maison FUJIYA Hakodate
【住 所】函館市元町17-17
【電 話】0138-76-9653

Maison FUJIYA Hakodateのホームページはこちら



| 2:29 PM | オトノハにのせて |

2020年 09月 28日 UP!

9月28日(月)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

今日はお客様に、木古内町から寒中みそぎ 鍛錬部 副部長の工藤 聖(たかし)さんをお迎えしました。

ご両親が木古内町のご出身とおっしゃる工藤さんは、千葉県のご出身。
6歳の頃に木古内町に引っ越してきます。
子どもの頃から、お神輿を曳いたり神社の行事ごとに係ることが多かったそう。
明るく元気で、少々目立ちたがり屋だった工藤さんに、伝統ある寒中みそぎの行修者として、白羽の矢が立ったのは、15歳、中学校3年生の時のことでした。

それまでも寒中みそぎは見ていて、行修者の役割も何となくわかっていたそうですが、いざ挑戦すると、やると見るとは大違い。
それは、とても大変なものでした。
ご両親は応援して下さったそうですが、親友はとても心配してくれたそう。
その親友は、翌年から一緒に行修者を務めることになります。

事前の訓練などはありません。
1月13日から佐女川神社に籠り、ほぼ眠ることなく水で体を清め続け、15日に極寒の津軽海峡でご神体の沐浴、水ごりを行います。
これを4年間続けます。
3年目、4年目ともなると、すっかり慣れてきて、最終年には、もう今年で終わってしまうのかという、心残りもあるほどなんだそう。

行修者はとても厳しい世界。
時には怒号が飛ぶこともあるそうです。
今の時代にそぐわない、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、極寒の海に入る行修者にとっては、身の安全を守るためにも必要な厳しさもあります。
それを見守り、サポートするのが、工藤さんたち鍛錬部の皆さん。
行修者の経験者でもある皆さんが、温かくも厳しい目で見守ります。
みそぎ祭りの際は、仕事を休んで地方から駆けつけるOBもいるそうです。
今後、行修者に挑戦してみたいという方は、工藤さんや鍛錬部の皆さんのお話を聞いてみるのも良いかもしれませんね。

工藤さんには、木古内の良いところもお伺いしました。
松前方面へも函館方面へもちょうど中間地点となる木古内は、新幹線も停まるとても交通の便の良い場所。
住人はウェルカム精神のある、温かい街です。
美味しいものもたくさんあります。
おススメ飲食店もご紹介いただきました。
和洋亭苑あおきのカツどん、蕎麦処 瑠瞳(るとう)のそばとカツどん、のとやのカツ定食などなど、そう工藤さんはかつ好きのようです!!

ご本業である、保険の代理店 有限会社 ツグミ総合保険のお仕事の傍ら、木古内の美味しいものを楽しみ、寒中みそぎに情熱を傾ける工藤さん。
寒中みそぎ祭りや、木古内でのイベントの際にお見掛けする機会があるかも!!
是非、声をかけてみて下さいね。



| 3:46 PM | オトノハにのせて |

2020年 09月 23日 UP!

9月23日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

今日は、スタジオに歴史・文化を活かした南北海道サイクルツーリズム推進協議会 事務局の佐藤 好子さん、株式会社JTB 北海道事業部 函館オフィス 観光開発プロデューサーの塩地 和也さん、そしてお電話で道の駅みそぎの郷きこないから津山 睦さんにご出演いただきました。

サイクルツーリズムとは、自転車を使った観光のこと。
その土地の歴史や文化を体感しながら、美しい景観の中を自転車で旅をしようというものです。
南北海道サイクルツーリズム チャリ旅みなみ北海道では、10月2日(金)から4日(日)の2泊3日で、「松前・江差の歴史探訪 サイクルツアー」を実施します。
南北海道の魅力ある景色を楽しみながら、道の駅をはじめとする様々な施設に立ち寄るという3日間です。

今回は更に、津軽海峡マグロ女子会、「マグ女」のプログラムが1日に1つ入るという、お楽しみ満載のツアーです。
1日目は、木古内を出発し知内、福島を巡ってマグ女プログラム「松前散策&藩主料理」、2日目は松前から江差、上ノ国を巡り、マグ女プログラムは、江差での「歴史散策&江差追分」、最終日は江差から木古内へ。
この日のマグ女プログラムは、木古内での「トーク&ランチ」ということで、津山さんが登場します。
ちなみに、10月3日(土)4日(日)は、道の駅みそぎの郷きこないで、はこだて和牛を楽しむイベントも開催。
ツアー参加以外の皆さんも、道の駅へお出かけ下さい。

実はマグ女でもいらした事務局の佐藤さん。
只今、自転車の魅力にハマり中という塩地さん。
お二人は共に、JCGA(公益財団法人 日本サイクリング協会)認定のサイクリングガイドでいらっしゃいます。
塩地さんは、最近購入したマイ自転車を持って、ツアーに参加(もちろんスタッフとして!!)しますし、佐藤さんはサポートカーに乗り込んで、万全の態勢でツアーをサポートします。

もし、自転車で走り続けるのが難しくなった場合は、自転車にバスを積んで移動ができます。
無理なく、走行できる区間でサイクリングをお楽しみ下さい。

尚、このツアーは「GoToトラベル事業」の対象です。
1名1室利用、通常30,000円のところ19,500円で参加できます。
また、クロスバイクやヘルメットのレンタルもできます。
詳しくは、塩地さんがいらっしゃるJTBにお問合せ下さい。

コロナ禍で、アウトドアへの関心が高まる中、自転車に興味を持たれた方も多いのでは?
秋の風を感じながら、南北海道の魅力を堪能してみませんか?

お問合せ 株式会社JTB北海道事業部 函館オフィス
0138-56-1711
※ツアーの定員は15名。申し込み締め切りは28日(月)です。
詳しくはHPをご確認下さい。

チャリ旅みなみ北海道のホームページはこちら



| 3:04 PM | オトノハにのせて |

2020年 09月 21日 UP!

9月21日(月)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

今日はお客様に、MinaMina 佐々木 絵美さんをお迎えしました。

MinaMinaは、湯の川にある雑貨屋さん。
ハンドメイド作品などを店舗で販売するのは勿論、さまざまなイベントに参加したり、また自らイベントの企画をしたりもしています。

昨年、大型の車・ハイエースを購入し、「移動販売もできたら」と考えていたタイミングでのコロナ禍。
イベント等が開催できず、車の活用も思うようにできない日が続いていました。
そんな中、「こんなに休みがあることなんてないんじゃない?」と背中を押してくださる人が現れ、佐々木さんは旅にでることになりました。

10月7日に函館を出発。およそ1か月かけて、手作り雑貨を販売しながら、北海道内をぐるりと1周します。
出発に先駆け、SNSや動画配信で、情報を発信している佐々木さん。
応援の輪は、函館だけでなく全国各地に広がり、その思いを車体広告という形で、車に乗せて走ります。

観光地ではない、地元の人が日常の生活を送る場所を主に巡っていくことになるそう。
地元の人と交流し、地域の物を食べて、時にはイベントにも参加します。
ちなみに、10月18日に比布町で開催されるヒルクライムレースに、内容もよくわからずエントリーしたそう!!
地域で手に入るものを使った、ハンドメイド作品作りもしていくそうです。

旅には、6歳の息子さんも同行します。
一緒に、訪れるさまざまな地域のことを学べたらとお話してくださいました。
佐々木さん自身、パニック障害とADHDでいらっしゃいます。
身に見えない障がいがあることで、諦めてしまうこともあるかも知れません。
障がいの或る無しに関わらず、「やりたいことは挑戦したほうが良いと思う」と佐々木さん。

様々な事情で、やりたいことを諦めてしまっている方に、可能性を示すことになるかも知れません。
コロナ禍や病気等で、なかなか外に出られない、旅行ができないという皆さんは、佐々木さんが発信する情報で、旅気分を味わうことができるでしょう。
コロナ以降、SNSを始めたけれど、どう使って良いか分からない人にとっても、可能性を感じてもらうことができるかも知れません。
この旅で、佐々木さんがどんな経験をするのか、楽しみに応援したいと思います。

佐々木さんのTwitterはこちら



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