11:10~「人ネットワーク」
今日はお客様に、木古内町から寒中みそぎ 鍛錬部 副部長の工藤 聖(たかし)さんをお迎えしました。
ご両親が木古内町のご出身とおっしゃる工藤さんは、千葉県のご出身。
6歳の頃に木古内町に引っ越してきます。
子どもの頃から、お神輿を曳いたり神社の行事ごとに係ることが多かったそう。
明るく元気で、少々目立ちたがり屋だった工藤さんに、伝統ある寒中みそぎの行修者として、白羽の矢が立ったのは、15歳、中学校3年生の時のことでした。
それまでも寒中みそぎは見ていて、行修者の役割も何となくわかっていたそうですが、いざ挑戦すると、やると見るとは大違い。
それは、とても大変なものでした。
ご両親は応援して下さったそうですが、親友はとても心配してくれたそう。
その親友は、翌年から一緒に行修者を務めることになります。
事前の訓練などはありません。
1月13日から佐女川神社に籠り、ほぼ眠ることなく水で体を清め続け、15日に極寒の津軽海峡でご神体の沐浴、水ごりを行います。
これを4年間続けます。
3年目、4年目ともなると、すっかり慣れてきて、最終年には、もう今年で終わってしまうのかという、心残りもあるほどなんだそう。
行修者はとても厳しい世界。
時には怒号が飛ぶこともあるそうです。
今の時代にそぐわない、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、極寒の海に入る行修者にとっては、身の安全を守るためにも必要な厳しさもあります。
それを見守り、サポートするのが、工藤さんたち鍛錬部の皆さん。
行修者の経験者でもある皆さんが、温かくも厳しい目で見守ります。
みそぎ祭りの際は、仕事を休んで地方から駆けつけるOBもいるそうです。
今後、行修者に挑戦してみたいという方は、工藤さんや鍛錬部の皆さんのお話を聞いてみるのも良いかもしれませんね。
工藤さんには、木古内の良いところもお伺いしました。
松前方面へも函館方面へもちょうど中間地点となる木古内は、新幹線も停まるとても交通の便の良い場所。
住人はウェルカム精神のある、温かい街です。
美味しいものもたくさんあります。
おススメ飲食店もご紹介いただきました。
和洋亭苑あおきのカツどん、蕎麦処 瑠瞳(るとう)のそばとカツどん、のとやのカツ定食などなど、そう工藤さんはかつ好きのようです!!
ご本業である、保険の代理店 有限会社 ツグミ総合保険のお仕事の傍ら、木古内の美味しいものを楽しみ、寒中みそぎに情熱を傾ける工藤さん。
寒中みそぎ祭りや、木古内でのイベントの際にお見掛けする機会があるかも!!
是非、声をかけてみて下さいね。