カテゴリ: オトノハにのせて の記事

2021年 02月 24日 UP!

2月24日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

今日は、NPO法人 やくも元気村 赤井 義大(よしひろ)さんにお電話でお話をお伺いしました。

先週の金曜日「街ネットワーク」のコーナーに、レギュラーゲストの山田紗織さんと一緒にご出演下さった赤井さん。
実は、「八雲で面白い活動をしている若者がいる」と、度々お名前を耳にしていて、いつかお話をお伺いしたいと思っていました。
「街ネットワーク」では、活動のお話が主でしたので、今回は赤井さんご自身のことも、じっくり伺ってみました。

八雲町ご出身の赤井さんは、中学卒業と同時に八雲町から飛び立ちます。
高校の進学先に選んだのは、なんとニュージーランド!!
海外留学には賛成だったご家族も、中学卒業のタイミングは「さすがに早いんじゃない?」とおっしゃったそう。
決して八雲や、同級生が嫌いだったわけではなく、他の人とは違う進路を、と選んだ先がニュージーランドだったそう。
そこで高校の3年間を過ごされます。
もともと英語は好きな教科だったそうですが、実際に行ってみると英語は全く通じない!!
1月ほどで、なんとなくコミュニケーションが取れるようになり、3年が終わる頃には、しっかり会話ができるようになってはいましたが、日本で日本の友達と話すようなレベルではないと考えた赤井さん。
今度はカナダに向かいます。

大学時代の4年間はカナダのバンクーバーで過ごします。
ちなみにこの間に、バンクーバーで冬季オリンピックが開催されます。

日本に帰国後は東京で社会人生活を送られます。
ときどき帰省する地元・八雲の魅力に改めて気づき始めた赤井さんは、当初は東京と八雲を行き来しながら、そして現在は八雲町に腰を据えて、観光や移住に関すること等、さまざまな活動を行っています。

大正時代に建てられ、町民に愛されてきた、かつての銭湯をリノベーションした地場産のレストランとゲストハウス「SENTO(セントー)」を運営しています。
八雲町は、太平洋と日本海、二つの海を持つ街。
そして酪農の街でもあります。
海の物、山の物、美味しいものがふんだんにあります。
銭湯の趣を残した建物でその食材を使った料理を提供し、古民家ゲストハウスに宿泊することができます。
また、ここを拠点に、季節や自然を満喫できる体験事業も数多く出がけています。

赤井さんの元には、インターンとして都市部から若者もやってきますし、ヘルパーとして海外からのお客様も長期滞在していたりします。
インターンで来た方の中には、移住を真剣に考えている方、またこの春から地域おこし協力隊として八雲に住むことが決まっている方もいます。
ヘルパーとしては、現在はフランス出身のシェフとソムリエのカップルが滞在しています。
2人が活躍するお料理とワインを楽しむイベントは、毎回大盛況だそうです。

昨年立ち上げられた、南北海道の魅力を発信する協議会「Discover Southern Hokkaido」の会長でもいらっしゃる赤井さん。
八雲にとどまらず、各地の魅力を掘り下げて、私たちに楽しい情報を届けてくれそう。
今後の活動からも目が離せません。

Yskumo Villageのホームページはこちら



| 2:38 PM | オトノハにのせて |

2021年 02月 22日 UP!

2月22日(月)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

今日は、仙台フィルハーモニー管弦楽団 バイオリン奏者の長谷川 康さんにお電話でお話をお伺いしました。

仙台を拠点に活動するオーケストラで30年近くバイオリン奏者としてご活躍の長谷川さん。
函館にご縁がある訳ではありませんが、函館がお好きで何度か足を運んで下さっています。
昨年、青森での演奏会の後に、すぐに仙台には帰らず、わざわざ遠回りして函館に立ち寄り、街を楽しんで下さったそう。
その時に、FMいるかのスタジオも覗いて下さいました。
実は、仙台のコミュニティFM「仙台ラジオ3(FM76.2)」で長くレギュラー番組をお持ちの長谷川さん。
各地のラジオ局の番組を聞く中で、FMいるかを知り、この「オトノハにのせて」のこともご存知でいて下さったんです。

ご出身は静岡県の沼津市。
4歳からバイオリンを始め、国立音楽大学の附属高校、大学を経て、1992年から仙台フィルに所属しています。
高校受験の前には、沼津のお隣の三島市や東京までレッスンに通い腕を磨き、高校からはバイオリン漬けの日々を送ったそうです。
学生時代は、将来オーケストラの団員になるべく、多くの演奏会に足を運びました。
オーケストラは、欠員が出なければ新規の採用が行われません。
そして、そのオーディションには全国から多くの奏者が集まります。
演奏技術はもちろんのこと、その後長く一緒に活動をしていく仲間になるわけですから、人柄や、性格の合う合わないも重要なポイントです。

昨年からのコロナ禍は、オーケストラの皆さんの活動にも大きな影響を与えています。
演奏会は中止が相次ぎました。
久々に、開催できた時には、メンバーの皆さんの中にも涙ぐむ方がいたそうです。
お客様もとても喜ばれたことでしょう。
現在も、様々に工夫をしながら練習、そして演奏会を開催しています。

長谷川さんは、仙台フィルの活動の他に、2011年からは指導も兼ねて、アマチュアオーケストラ・石巻市民交響楽団のコンサートマスターを務めています。
個人での活動や、カルテットなどでも演奏の機会が多くあります。

そして、ラジオパーソナリティーとしての顔もお持ちです。
仙台ラジオ3でメインを務める番組「BuonaMusica!」はスタートから17年目を迎え、次の収録で900回になるそう!!
クラシックをかけながら、毎回ゲストを招いてお喋りをする番組だそうです。
ちなみに放送が毎週水曜日のお昼12時30分からということで、私の番組と丸かぶりです(笑)!!
ラジオのご縁で、プロレスリング上で、選手の入場曲を演奏したこともあるそうです。
活動が多彩です!!

2017年には、函館市民会館で演奏会が開催された仙台フィル。
もちろん、この時は長谷川さんも演奏に参加されていました。
また、函館で演奏が聴ける日がくることを願っています。

仙台フィルハーモニー管弦楽団のホームページはこちら

長谷川さんのTwitterはこちら



| 2:50 PM | オトノハにのせて |

2021年 02月 17日 UP!

2月17日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

今日は、CALAMARI(カラマリ)食堂 シェフの大澤 世(とし)さんにお電話でお話をお伺いしました。


(写真正面奥が大澤さんです!)

昨年11月、末広町の「十字街カルチャーセンター臥牛館」内にオープンしたCALAMARI食堂は大澤さんが1人で切り盛りするお店です。
「CALAMARI(カラマリ)」とは、イタリア語でイカというのが本来の意味ですが、鮮度が良いものという意味でも使われるのだそう。
そこに、日本語の「絡まり」もかけて、お客様との繋がりなどの意味を込めて名付けられました。

大澤さんは函館のご出身です。
高校卒業までを函館で過ごし、東京の大学に進学。
その後、さまざまなジャンルの飲食店で多くの経験を積んで、5年ほど前に函館にUターンして来られました。
子どもの頃からサッカーを続け、函館ラ・サール高等学校では、2年生からラグビー部に所属されます。
今は、全国大会(花園)にも出場するチームですが、当時北海道の高校ラグビーは札幌山の手高校の1強時代。
大澤さんと同じ学年には、後に日本代表キャプテンとなるリーチ・マイケル選手が在籍しており、対戦したこともあるそうです。
またバンド活動もしており、ボーカルとして多くのステージにも立たれました。

お料理は子供の頃から好きだったそう。
7歳上のお兄様(現在、東京で料理人としてご活躍です!!)と一緒に、母の日にお母様へオムライスを作ったのが、初めての料理の記憶だそうです。
その後も、ご家族の料理を手伝ったり、自ら腕を振るう中で、美味しいと食べてもらえるのが嬉しく、料理の道へ進みたいと思うようになったそうです。

函館では、CALAMARI食堂オープン以前から末広町の衣料品店「ロフト」で料理を提供していました。
現在も、平日はCALAMARI食堂で昼・夜の営業、土日はロフトで料理の提供と休みなしの毎日を送ります。
様々なジャンルの経験を積まれた大澤さんらしく、CALAMARI食堂の昼はご飯とおかずの定食など、夜はお客様のリクエストに応え、ロフトではお店の雰囲気に合わせてカレーやパスタなどを提供と、手掛けるお料理の幅がたいへん広いのが特長です。
食材はその日に手に入るものを使うため、メニューは日替わりで、その日にならなければ何を提供できるかご本人にも分かりません。
それを楽しみに、数日空けず足を運ぶ常連さんもいらっしゃるそうですよ。

そして今週末は、イベントで番組のレギュラー「Hakodate Farmers Marche」メンバーとコラボです。
20日(土)シエスタハコダテで開催されるマルシェでは、各農園の旬な野菜を使った温かいスープが販売されますが、今回はそのスープの監修を大澤さんが努めました。
各農園自慢の美味しい野菜を、雪景色をテーマにした4種の白いスープとして提供します。
是非、お楽しみ下さい。

 CALAMARI食堂は平日のみ。
函館市末広町9-9 十字街カルチャーセンター臥牛館 1階
 ロフトでのお料理提供は土・日
  函館市末広町4-11
 ※席に限りがあります。ご予約のうえご来店下さい。
予約はインスタグラムからまたは080-4047-1039 

Hakodate Farmers Marcheは2月20日(土)14時から
 シエスタハコダテ屋外テラスにて
※感染対策をしてお越しください。



| 2:44 PM | オトノハにのせて |

2021年 02月 15日 UP!

2月15日(月)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

今日は、作家 櫻田 智也さんにお電話でお話をお伺いしました。

北海道在住の作家・櫻田さん。
小学校5年生から高校卒業までを函館の学校で過ごし、現在も道南にご実家があります。
実は、私・佐々木とは函館市立的場中学校時代の同級生。
生徒会長だった櫻田くん(私の中では「くん」です!)は、成績優秀でありながらユーモア溢れる少年だったと記憶しております。
その彼が卒業から30年程経った現在、作家として本を出版しているというのは、驚きもありつつ、「彼ならば・・・」と、どこか納得できる感じもあります。

手掛けているのは短編のミステリー。
ミステリーは大学時代に随分たくさん読まれたそうです。
特に好きだったのが、直木賞を受賞している泡坂妻夫さん。
一度、電車の中でばったりお会いしたことがあるそうです。
理系の学生だった大学時代にも、小説を書いたことがあるそう。
賞に応募するも、当時は評価は得られず、会社員としての日々を送っていたそうです。

ちょうど10年前に発生した東日本大震災。
櫻田さんは当時、岩手県にお住まいで被災されます。
その震災も、人生の転機の一つになったようです。
翌年、仕事の関係で参加していた講習会で講義を聞いている時に、突如としてミステリーの筋を思いついたそう。
その時に書き上げた作品は残念ながら選に漏れましたが、翌年「サーチライトと誘蛾灯」が「第10回 ミステリーズ!新人賞」を受賞します。
その後、短編を書き溜め2017年には5作品が収められた連作短編集「サーチライトと誘蛾灯」が発行されます。

昨年には2冊目となる「蟬かえる」が刊行されています。
2冊共に、魞沢泉(えりさわ せん)という昆虫好きの、ちょっととぼけた青年が謎解きをする物語です。
一見軽い読み口のようでいて、根底には見過ごしてしまいがちなことを含め、さまざまな問題が内包されており、考えさせられる作品が多くありました。
それでいて難しいわけではなく、魞沢が謎を解くことによって、事件の中にも救いがあるように私は感じました。

作品の中にはいくつか、日本推理作家協会賞の候補となったものもあります。
受賞の連絡がどのようにくるのか?という、普段は知る機会のないことも教えていただきました。
2冊の作品に登場した魞沢が今後どんな活躍をするのか、魞沢シリーズ以外の作品も、長編も読んでみたい!!
今後、櫻田くんからどんな作品が生み出されるのか、非常に楽しみです。

※「サーチライトと誘蛾灯」「蟬かえる」ともに東京創元社から刊行されています。
詳しくはこちらから



| 2:50 PM | オトノハにのせて |

2021年 02月 10日 UP!

2月10日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

今日は、ピアニスト 伊藤 亜希子さんにお電話でお話をお伺いしました。

FMいるかの番組には何度もご出演いただいている伊藤さん。
今日は、初!お電話出演となりました。
ピアノのレッスンをするお部屋からお話下さったのですが、広いお部屋にグランドピアノが2台。
ご自身のレッスンはもちろん、お教室の生徒さんたちのレッスンも行うスペースで、1日の大半をここで過ごされるそうです。

お話は1日の練習時間のことにも及び、東京藝大の附属高校を受験した際に、札幌の先生のお宅に滞在して、食事の時間以外はピアノに向かうような、過酷な時間を過ごしたこともお話下さいました。

昨年からのコロナ禍は、演奏家の皆さんから発表の場を奪い、私たちからは生の音楽を楽しむ機会を奪いました。
函館市芸術ホールで毎年この時期に開催される「スプリング・コンサート」は、函館や近郊の出身、またゆかりのある演奏家によるコンサートです。
今年度は、演奏活動の機会が大幅に減った地元の演奏家を応援したい!そして何より、音楽の力で市民の皆さんに元気になっていただきたい!!そんな願いを込め「エールをあなたへ」というタイトルが付けられました。

2月14日(日)にリサイタル編、28日(日)にはアンサンブル編が開催されます。
リサイタル編には、筝の宮崎加奈古(雅是歌)さん、フルートの池田桂子さん、そして伊藤亜希子さんがご出演です。

お客さんが元気になれるような曲を入れて、というホールからのリクエストに応え伊藤さん、ステキな楽曲を選曲されました。
函館出身で附属中学校と藝大の後輩にあたる山本和生さんが作曲した「バラード」、ショパンの「ノクターン 嬰ハ短調」「幻想即興曲」。シューベルトの「春の信仰」は、“春が来ればすべてよくなるから心配しないで”(伊藤さんによる超意訳!!)という歌詞の歌曲をリストがピアノソロ用に編曲したもので、今回が伊藤さん初披露です。
そしてCDにも収録されているモシュコフスキの「愛のワルツ」という盛りだくさんの30分間です。

芸術ホールのピアノを弾くのは、一昨年(2019年)秋のご自身のリサイタル以来になるそう。
リハーサルの時には、思わず涙が出そうになったとおっしゃる伊藤さん。本番に向け、準備万端整えています。
是非、皆さんも万全の感染対策の上、生の演奏を楽しみにお出かけ下さい。

 

 2021スプリング・コンサート~エールをあなたへ~ リサイタル編
【日 時】2月14日(日)函館市芸術ホールにて開催。
【会 場】開場 13時30分 開演 14時
【入場料】一般 1,500円 25歳以下 500円 中学生以下 無料
函館市芸術ホール、函館市民会館、函館市公民館でチケット販売中。
  チケットの取り置きもできます。
函館市芸術ホール 0138-55-3521まで。
 ※会場では感染対策を行っています。ご協力をお願い致します。

2021スプリング・コンサートについて、詳しくはこちら

伊藤亜希子さんのブログはこちら



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