カテゴリ: オトノハにのせて の記事

2022年 03月 30日 UP!

3月30日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

換気、消毒等の感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています。

今日はお客様に、北海道教育大学 函館校 教授の細谷 一博さんをお迎えしました。

教育大学では、地域教育専攻の教授として特別支援教育の教員養成の授業を担当される細谷さん。
コロナ禍ではありますが、先日は卒業式が行われました。保護者等は参加できず、学生のみでの式となりましたたが、これから社会に羽ばたいていく卒業生の大きな節目、門出となりました。
そしてもう間もなく、学校は新入生を迎える季節となります。

細谷さんは学校での指導の他に、函館の地域でスペシャルオリンピックスの取組も行っています。
スペシャルオリンピックスとは、知的障がいのある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じて提供している国際的なスポーツ組織です。非営利活動で、運営はボランティアの皆さんによって行われています。
公益財団法人スペシャルオリンピックス日本は元マラソンランナーの有森裕子さんが理事長を務めています。全国47都道府県に地区組織があり、それぞれが様々なスポーツプログラムを行っています。

細谷さんは出身地の新潟で、先生として特別支援教育に携わっていました。新潟でスペシャルオリンピックスの大会が開催される際に関りを持たれ、その後、函館へ。
教育大に赴任された2009年当時、函館ではまだ取り組みが行われていませんでした。
翌年から、活動を始められ、現在函館ではバスケットボール、ゴルフ、スノーシューイング(西洋式のかんじきを用いた競技です。)、ボッチャ、また2~7歳の子どもたちのためのスポーツを基本とした遊びのプログラムであるヤングアスリートプログラムの5種目を展開しています。
年齢層も幅広く、多くの方が取り組んでいます。
スポーツをするのは勿論、スポーツを通じて社会との関りを持つことも大切な目的です。

夏季・冬季と大会が開かれ、日本国内のナショナルゲーム、さらには世界大会・ワールドゲームが開催されています。
2020年2月には、冬季のナショナルゲームが北海道で開催予定でしたが、わずか4日前にコロナ禍のため中止となってしまいました。
今年11月には「2022年第8回 スペシャルオリンピックス夏季ナショナルゲーム・広島」が開催予定。細谷さんはバスケットボールチームのヘッドコーチとして広島に行かれる予定ですし、函館からもアスリートが参加の予定です。

アメリカが発祥で、日本ではまだまだ知名度が高くはありませんが、スペシャルオリンピックスというものがあり、函館にも取り組んでいる方がいるということを、多くの方に知っていただきたいです。
取り組んでみたい、またボランティアとして何かできることがあるかも、という方は是非細谷先生にお問合せ下さい。

教育大函館校 細谷先生の研究室 0138-44-4279

スペシャルオリンピックスについてはこちら



| 4:35 PM | オトノハにのせて |

2022年 03月 28日 UP!

3月28日(月)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



 

11:10~「人ネットワーク」

 

換気、消毒等の感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています。

 

今日はお客様に、北海道坂本龍馬記念館 館長の林 洋二さんをお迎えしました。

北海道に出されていた「まん延防止等重点措置」が解除となり、また春休み期間ということもあって、函館では観光の方の姿を見かける機会が多くなっています。

十字街の電停前にある「北海道坂本龍馬記念館」も、ここ数日は観光の方、また春休みの親子連れなど、足を運ぶ方が増えてきたそうです。

 

坂本龍馬への熱い思いで函館に記念館を開設した中心人物が前館長の三輪貞治さん。開館以来、熱心に龍馬の志を函館の皆さんに伝え、さまざまな事業を手掛けてきました。「人ネットワーク」にもご出演下さり、楽しくお話をさせていただきました。

その三輪さんが、57歳と言う若さで急に亡くなられたのが昨年の3月。今年2月27日には、一周忌を前に館でお別れ会が開かれ、親交のあった多くの方たちが三輪さんを偲びました。

 

三輪さん亡き後、その思いを継いで館長に就任されたのが林さんです。

高校時代に、龍馬の成し遂げたことを知り魅了された林さん。以来ずっと龍馬への思いを持ち続けます。思いが強すぎて、好きと言う言葉では語れない、尊敬する存在なんだそう。

龍馬が縁で、20年以上前に三輪さんと知り合われ、以降NPO法人の立ち上げ、記念館の開設と共に歩んで来られました。

 

「函館に記念館を」と活動を始めた当初は、本当にできるのかとの声が多かったそう。林さんは「自分の親にも心配された」んだそうです。

2009年にオープンし、今ではすっかり函館でお馴染みの施設となりました。

 

坂本家は龍馬だけでなく、後の世代にも多方面でご活躍の方がいらっしゃいます。

この度、郷土坂本家六代当主で南満州鉄道の参与を務めた、坂本直道氏が保管していた文書や写真などの貴重な資料が、十代当主の匡弘さんにより記念館に寄託されました。

坂本家に係る資料や、幕末の志士に関係するものは人気が高く、多く収蔵している公立の博物館・記念館もある中、函館の記念館に寄託されたのは、嬉しいことです。

今後、調査・研究を行い、展示できたらとお話下さいました。

 

現在は、龍馬と志を共にした中岡慎太郎の短刀など、刀が六振展示されています。

その他にも、貴重な資料が多数展示されています。林さんやスタッフの方に解説をしてもらうこともできます。

また、館では受付業務などを行ってくれるボランティアスタッフも募集しています。

お気軽にお声がけ下さい。

 

北海道坂本龍馬記念館

函館市末広町8―6

年中無休 8時~18時

一般 800円 小学生から高校生、70歳以上 300円

※感染対策をしてお出掛け下さい。

ホームページはこちらから

 



| 3:05 PM | オトノハにのせて |

2022年 03月 23日 UP!

3月23日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

 

換気、消毒等の感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています。

 

今日はお客様に、株式会社GAC 代表取締役の山根 基広さんとナンバーエイト 代表の久保 優太さんをお迎えしました。

久保さんには昨年11月にも番組にご出演いただきました。ナンバーエイトは道南で広くマーケティング・コンサルティング事業などを展開しています。

実は久保さん、その他にもいくつかの肩書をお持ちで、そのひとつが株式会社GACの取締役です。今日は、代表取締役の山根さんと一緒にご出演下さいました。

 

株式会社GACは七飯町で養鶏業を営み「ななエッグ」というこだわりの卵を生産しています。

山根さんご自身は地元のご出身ですが、ルーツは神奈川県の平塚市。おじい様は、平塚でケーキ屋さんをされていました。美味しいケーキを作るためには、卵や牛乳など美味しい原料が必要だと、山根さんのお父様が七飯に入植し、そこで牛を飼って酪農業を始められます。

小さな頃から山根さんもその手伝いをし、酪農業に従事するようになります。

 

肉の加工・販売も行う中で、お客様から野菜を求める声があがるようになり、野菜作りも始められます。

お父様と共に取り組んだのが水耕栽培。日本は少子高齢化ですが、世界的には人口が増加し、その人口分の食料を栽培する農地には限りがあります。水耕栽培で賄えるものは水耕栽培で、その分の農地は土で栽培するものに回してという思いで、研究を重ねさまざまな技術の取得に成功します。

 

養鶏を始めたのは2年程前のこと。養鶏がゴールではなく、循環型環境保全農業を行うための第一歩という位置づけでの養鶏です。

 

「ななエッグ」は「岡崎おうはん」という鶏の卵です。「岡崎おうはん」自体は古くからの品種で卵も大変に美味しいのですが、エサをたくさん食べるうえに産む卵の数が少ないということで、扱う農家さんが少なくなってしまったそう。

ひよこの時は黒く、成長すると黒と白の縞模様となるのが特徴です。

生産量は限られますし、一般的に販売されている卵に比べると価格も高いですが、鶏の健康を重視した飼育方法で、安心して食べることができます。何よりその美味しさにファンが多く、リピーターも増えています。使用する飲食店も増えてきているそうです。

 

卵の味が濃厚で、黄身も白身もしっかりとしていますが、臭みはほとんど感じられません。

しっかりと卵味が楽しめる卵かけご飯はもちろん、さまざまな食材との相性も良いので、ユッケなどにもおススメと久保さん。魚介類との相性も良さそうです。

白身もしっかりしています。しっかり泡立ててスイーツに使うのもおススメと、山根さんもお話下さいました。

 

函館市内スーパーで取り扱い店舗があるほか、オンラインでも購入できます。

この時期だけの希少な「初卵」はオンラインのみでの販売です。今後さらなる展開も予定しているようですので、SNSをチェックしていて下さいね。

twitterはこちら



| 2:48 PM | オトノハにのせて |

2022年 03月 21日 UP!

3月21日(月)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



 

11:10~「人ネットワーク」

 

FMいるかでは、新型コロナウイルス感染再拡大にともなう特別番組編成で放送をお届けしています。当面の間お客様はお電話でのご出演となります。

 

今日は、北海道立近代美術館 学芸企画課長の大下 智一さんにお電話でご出演いただきました。

 

現在は札幌の近代美術館にいらっしゃる大下さん。かつては北海道立函館美術館の学芸員さんで、FMいるかの番組にも度々ご出演下さいました。函館には、通算で20年程ご勤務されたそうです。

 

函館美術館時代、函館の古い写真を扱う展覧会なども担当された大下さん。現在、東京の恵比寿ガーデンプレイスの中にある「東京都写真美術館」で開催中の「写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて」という展覧会にも関わっていらっしゃいます。

写真はいくつかの国から、それぞれのルートで日本に伝わってきますが、函館へは幕末期にロシア人により写真技術が伝えられ写真文化が華開きます。日本の写真発祥の地のひとつである函館には、貴重な写真が数多く残されています。

今回の展覧会では、箱館戦争の際の絵図や、旧幕府軍・新政府軍の志士、景色や街並み、函館に関わった人々、市井の人の暮らしぶりが分かるもの等、多岐に渡る写真が展示されています。

フライヤーの写真は、正面に函館山が見えています。頂上の形が今とは異なります。手前を流れるのは願乗寺川。現在は埋め立てられていますね。山の麓には、現在と少し形は違いますが、ハリストス正教会が見えています。

このように今も残る建物が見られるものもありますので、街の変化を比較してみるのも面白いかも知れません。

 

大下さんがいらっしゃる近代美術館は、現在設備工事のため臨時休館中です。3月26日から再開し、書道展が開催されます。

4月22日からは、注目の特別展「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」がスタート。日本でも人気の17世紀のオランダの画家、ヨハネス・フェルメールの初期の傑作と言われる「窓辺で手紙を読む女」がやってきます。この度、修復され塗りつぶされていた背景のキューピッドが現れて、描かれた当時の姿となりました。所蔵館である、ドイツのドレスデン国立古典絵画館に次いで世界に先駆けて日本での公開です。東京での展示の後、北海道にやってきます。

併せて17世紀のオランダを代表する名画が展示されます。

 

なんとこの展覧会の担当が大下さんです。これまで当たり前に行われていた海外からの作品輸送などがコロナ禍で非常に難しく、開催に向けてのご苦労が多かったそう。

GW期間中も開催されますので、函館から足を運ぶ方もいらっしゃるかも知れませんね。

 

函館美術館でも、現在楽しい展示が行われています。感染対策をしたうえで、アートに親しむのはいかがでしょう?

 

 

写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて

恵比寿ガーデンプレイス内 東京都写真美術館3階展示室にて5月8日(日)まで

※詳しくはHPをご覧ください。こちらから

 

北海道立近代美術館のHPはこちら



| 5:30 PM | オトノハにのせて |

2022年 03月 18日 UP!

3月18日(金)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



 

11:10~「人ネットワーク」

 

FMいるかでは、新型コロナウイルス感染再拡大にともなう特別番組編成で放送をお届けしています。当面の間お客様はお電話でのご出演となります。

 

今日は、自主夜間中学「函館遠友塾」代表の菅原 智明さんにお電話でご出演いただきました。

 

自主夜間中学「函館遠友塾」は2009年4月に開校しました。30年程の歴史がある札幌の自主夜間中学「札幌遠友塾」のスタッフをされていた前代表・今西隆人さんが道南へ転勤して来られたことをきっかけに立ち上げられました。

函館市総合福祉センター(あいよる21)を会場に、週に1回開催されています。

現在は2年制。1年生25名、2年生20名が学びます。

国語、社会、数学、理科、英語の5教科で1回に2コマの授業を行います。読み書きや計算などの基本的な部分から、現在の社会の話題、日常の関心事など盛り込んだ授業が行われています。

 

設立当初は、戦中・戦後の混乱や家庭の事情、病気などで学ぶ機会を充分に得られなかった方が中心だったそう。現在は、学び直しがしたいと通われる方が多く、不登校を経験された方からもお問合せがあるそうです。

年齢層は20歳そこそこから90代までと幅広いのですが、学ぶ意欲に溢れていて、授業中は真剣そのもの。私語はなく、先生の声が後ろまで届かない時には「聞こえません!」と声がかかるほどだとか。質問も多く、皆さん楽しそうに学んでいるそうです。

 

本来3年制で実施したいところですが、スタッフの人数の都合で2年制になっています。

スタッフは、学校の先生や元教員の方だけでなく、家庭の主婦の方などもいらっしゃるそう。

代表の菅原さんは、理科を教えていらっしゃいますが、実は日中は会社勤めをしていらっしゃるんです。

もともと遠友塾のスタッフをされていた奥様からのお誘いで、関わるようになったそうです。

生徒さんは、菅原さんより年上の方も多いのですが、高い学習意欲を持つ人生経験豊富な先輩たち。教わることも多いようです。

スタッフはボランティアで、報酬・交通費は出ませんが、さまざまな世代の方と関り学ぶことも多い、貴重な時間を過ごすことができそうです。興味のある方がいらっしゃれば、是非お問合せ下さい。

 

コロナ禍で、教室の人数制限もあり、休校期間が続いています。以前は、遠足のような位置づけで市議会や裁判所などへ社会見学にも出掛けていたそうですが、こちらも実施できていません。今後、卒業式は日程を延期して人数を限って実施の予定です。

早く状況が落ち着いて、多くの皆さんの学びの場が戻ると良いですね。

 

函館遠友塾では、現在新入生を募集しています。来月には新しい仲間を迎えて新年度がスタートしますが、新入生はいつでも募集しています。見学も受け付けていますので、お気軽にお問合せ下さい。

 

 

自主夜間中学「函館遠友塾」についてお問合せは

菅原さん 0138-31-2354

090-3899-4604(お仕事等で出られない場合があります。

できれば17時30分以降にお願いします。)

詳しくはHPをご覧下さい。こちらから



| 3:50 PM | オトノハにのせて |

2024年4月
« 9月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
 

最近の記事

月別アーカイブ

Tag Cloud - タグクラウド

3月30日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪

BLOG PROFILE

*タイトル
807ブログ
*ブログ紹介
函館の地域密着型コミュニティラジオ FMいるか。 皆さまに役立つ情報や、地域の楽しい情報を楽しいパーソナリティがお届けします。

FMいるか Blog&SNS List

  • 函館山ロープウェイ
  • 日本コミュニティ放送協会
  • MUSIC BIRD
  • Adobe Reader

FMいるかの公式ツイッターアカウント

FMいるかのFacebook

80.7MHz 函館山ロープウェイ株式会社 FMいるか

〒040-0054 北海道函館市元町19-7
TEL 0138-27-3700/FAX 0138-23-3100
Copyright© 2003-2024, FMiruka. All Rights Reserved.