11:10~「人ネットワーク」
FMいるかでは、現在の函館近郊の感染状況を踏まえ、生放送でのゲスト出演を当面の間、見合わせることとしました。
お客様はお電話でのご出演となります。
今日は、北海道警察 函館方面本部 本部長の杉 俊弘さんにご出演いただきました。
昨年の8月に本部長に着任、函館にいらっしゃいました。
警察組織は、警察庁―各管区警察局―各府県警察というのが全国的な基本構造ですが、北海道は面積が広く、また管区警察局が置かれていないことから、5つの本面本部を設けています。
函館方面は、渡島・檜山・後志の一部が管轄で、熊本県と同じくらいの広さがあります。
函館方面公安委員会の管理の下、函館方面本部と9つの警察署があります。
実は函館は、北海道で初めて警察が設置された「北海道警察発祥の地」なんです。
杉さんは、プロ野球・埼玉西武ライオンズの本拠地「ベルーナドーム」がある、埼玉県所沢市のご出身。
「となりのトトロ」の舞台のモデルとなった“トトロの森”や、一昨年オープンしたポップカルチャーの聖地「サクラタウン」を有する最近注目の街です。
子どもの頃は自然の中で遊びつつ、小学校の6年間はピアノを習い、全国コンクールの入賞常連だった学校の合唱クラブにも所属していました。
中学は軟式テニス、高校ではサッカーや合気道に取り組まれます。
合気道は怪我などで長年ブランクがあったそうですが、再開しようと先日函館で稽古を見学したそうです。
お子さんの小学校入学を機に、一緒に空手も始められ、合気道・空手道は共に四段です。
商学部で学んでいた大学時代に、世の中を震撼させた「深川通り魔殺人事件」「新宿駅バス放火事件」などが発生します。
被害者の無念さへの思いや、犯罪予防の大切さに気持ちが動き、内定をもらっていた不動産デベロッパーから方向転換して、警察官を目指します。
警察庁に入庁すると、警視庁での交番勤務を皮切りに、さまざまなお仕事を経験されます。
交通部門の勤務が長く、一昨年までは警察庁の自動運転企画室の初代室長として、日本における自動運転の実現に向けた仕組み作りに取り組まれました。
国際関係業務にも当たられ、在イスラエル日本国大使館で領事も経験されました。
忘れられない出会いもあります。
長崎県警の警務部長時代、県内で高校生を乗せた車が無免許の飲酒運転の車に衝突される事故が発生しました。
乗車していた高校生は、プロのトランペッターを目指していましたが、事故で楽器の演奏に大切な前歯の大半を失ってしまいます。
しかし事故の数日後には、再びトランペットを吹く決意をします。
そのことを知った杉さんは、県警音楽隊のコンサートに彼女をゲスト演奏者として招きます。
彼女はその後も、当時被害者支援を担当した職員と交流が続き、犯罪被害者支援の講演も行ってくれていたそうです。
そして現在は、長崎で高校の吹奏楽同好会の顧問を務めているとのこと。
昨年オンラインではありますが、久しぶりに杉さんとも再会を果たしました。
被害にあわれた方に寄せる思いは、警察官を目指した当時から根底にあり続けています。
一昨年には、英検1級に合格。「仕事上の必要もあって」とおっしゃいますが、大変なことです。
現在はYouTube動画を見ながらウクレレを独学中。
また、昨年函館にいらしてわずか3か月で「はこだて検定」を受験、初級合格を果たします。さまざまなことにチャレンジしています。
管内では昨年、交通事故が多発しました。
また、高齢者をターゲットとした特殊詐欺事件も後をたちません。
日々の生活の中で、自分が気を付けることは勿論、さまざまな点に目や気を配っていきたいですね。
そしてお困りの時には、迷わず警察にご相談下さい。
北海道警察 函館方面本部のサイトは こちら からどうぞ
11:10~「人ネットワーク」
換気、消毒等の感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、株式会社 函館栄好堂 丸井今井店 店長の石井 明子さんをお迎えしました。
「函館栄好堂」は、かつては「加藤栄好堂」という名称で親しまれていました。七飯町で1934(昭和9)年の創業で、今年末広がりの創業88年なんです!!
全国展開する丸善ジュンク堂書店の当時の社長さんの、地元の書店は文化として残るべきという思いを受け、2017年10月に丸井今井に移転し「函館栄好堂」としてスタートしました。
取り扱う書籍は10万冊ほど、その他、文具・雑貨も取り扱っています。
地域の本屋さんとして、地域密着・地元応援の店舗作りをしています。函館や道南出身の作家さんの作品、函館が舞台となった作品はコーナーを設け、ポップなどで目に付くようにしています。自費出版の本もたくさん置いています。
現在の注目は「五勝手屋羊羹」でお馴染みの、江差町「五勝手屋本舗」の創業150周年を記念して作られた絵本「7394」。江差に古くから語りつがれるニシンの伝説を題材です。
京都在住の僧侶でイラストレーターの中川学(がく)さんが作画を担当しました。現在、栄好堂では厳選した原画を5枚展示しています。是非、絵本と合わせてご覧ください。
販売だけでなく、地元で活動している方とのコラボレーション企画もさまざま実施しており、最近では地元マジシャンGHOST(ゴースト)さん、アサツキさんと「BOOK TO WONDER」というイベントをオンラインで開催しました。
今週末からは、丸井今井函館店の開業130周年記念「大開業祭」の一環として、函館が舞台の漫画「純喫茶ねこ」の複製原画展が開催されます。
石井さんが憧れの書店員となったのは29歳の時。中学時代はマンガが好きで読むのはもっぱらコミックで、「ガラスの仮面」「王家の紋章」は全巻制覇したそうです。高校時代、バス通学をするようになると本を読む時間が増えます。大好きな本屋さんで長い時間を過ごすこともあったそう。いつか本に囲まれて生活したいと思うようになります。ただ、なかなか本屋さんは募集がありません。違う業種でお仕事をされていましたが、転職のタイミングで求人があったのが、当時の「加藤栄好堂」でした。
店舗にはたくさんの本が並びます。お目当ての物が見つけられない、また店頭にない本が欲しいなど、何かありましたらお気軽にお声がけ下さい。
「函館栄好堂」の社名には「好」という文字が入っています。地域の皆さんに好まれ、長く愛されるお店を目指したいと石井さんお話下さいました。
感染対策をして、書店での本探しをお楽しみ下さい。
函館栄好堂のTwitterはこちら
11:10~「人ネットワーク」
換気、消毒等の感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、ピアニストの石田 雅代さんと、リコーダー奏者の宍戸 良子さんをお迎えしました。
以前は、託児スペースを設けた演奏会などを開催していた石田さん。
コロナ禍が長引き、以前と同じようなスタイルでの演奏会の開催は難しくなりましたが、今の状況に合わせた形で音楽を届けられたらと模索しています。
この度開催される「ピアノがつなぐひととき」は、少人数で2回公演での実施です。
これまで、管楽器、弦楽器、打楽器と各分野の奏者の方たちと共演してこられました。
今回はタイトルに「リコーダーと一緒に」とつきました。
ゲストとしてお迎えするのが、リコーダー奏者の宍戸さんです。
お2人長いお付き合いではありますが、共演は初めて。石田さんは、リコーダーとの共演も初めてだそうです。
リコーダーは、お馴染みの楽器ですが、実は種類がたくさんあります。
音楽の授業で主に使用するソプラノやアルトといったものから、大きなものは抱えて吹くようなものまで。
今回の演奏会でも、宍戸さんは4種類ほどの楽器を持ち換えて演奏します。
音色の違いもお楽しみ下さい。
たいへん奥深い楽器です。ピアノとの共演の楽譜もたくさんあるんですよ。
演奏会は、ピアノとリコーダーの音色を存分に楽しめるプログラムになっています。
ショパンの「英雄ポロネーズ」「ノクターン遺作」や、リストの「慰め第3番」、おなじみの「トルコ行進曲」はジャズアレンジでお届けします。
函館の作曲家、山本和生さんが手掛けた曲も演奏します。
リコーダーの楽曲を多く手掛ける作曲家・テレマンの「ソナタヘ長調」、ピアノと共演の「ダニーボーイ」など聞きどころ満載です。
コーヒー付きの演奏会で、ドリンクを提供するのは、フリーランスの珈琲屋さん「agora(アゴラ)」。
会場で入れたてのコーヒーを提供してくれます。コーヒーの香りに包まれて、ステキな演奏をお楽しみ下さい。(コーヒーが苦手な方は、お知らせ下さいね。)
「リコーダーと一緒に ピアノがつなぐひとときvol.6」
4月24日(日)
ホーム企画ビル1F 元カフェレスト アクシス(函館市五稜郭町)
各回40席限定
チケット 1,800円(ドリンク付き)
ご予約 0138-51-7288
※感染対策をしてお出掛け下さい。
近隣駐車場をご利用ください。
4月6日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪
11:10~「人ネットワーク」
換気、消毒等の感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、三浦綾子函館読書会の吉崎 侑(ゆき)さんと、中村 真紀さんをお迎えしました。
三浦綾子は旭川出身の北海道を代表する作家。1922(大正11)年生まれですから、今年は生誕100年のメモリアルイヤーです。
その作品は全国に数多くのファンを持ちます。三浦作品を共に読み、味わう「三浦綾子読書会」が全国で開催されています。
函館の読書会の立ち上げは、2016年。花園キリスト教会の読書サークルとしてスタートしました。2019年に、教会からは自立して現在は独自に活動を行っています。
月に1度の定例会では、会員の皆さんが集い作品を順番に読む輪読を行い、感想を話し合います。同じ作品を読んでも、読み手によって感想や解釈はさまざま。また先輩会員が若手のお仲間に、作品が描かれた時代背景などをお話下さるなど、1人で読書をするのとは、また違う味わいや作品の楽しみ方があるようです。
定期的に文学講演会も開催しています。講師を務める森下辰衛さんは、三浦綾子文学館の特別研究員。森下さんの分かり易い講演にはファンが多く、作品を読んでいない方も興味深くお話を聞くことができるそうです。
次回は、今月29日(金)に開催されます。取り上げる作品は、三浦綾子最後の長編小説「銃口」の下巻。三浦文学の集大成であり遺言です。実は「銃口」の上巻には、納豆売りの少女について書かれた部分があるのですが、このエピソードは函館の旧常盤小学校の児童が書いた作文が元になっているそう。このように函館とも関りのある物語です。
会員以外の方も、三浦作品を手に取ったことがない方も、参加できます。
三浦作品は明るく楽しい物語ではありませんが、人間の悲哀が描かれ、何より登場人物たちへの三浦綾子の愛情が感じられる作品ばかり。悲しみや苦しみの先にも、光が感じられます。
定例の読書会は、コロナ禍でも感染対策をしながら実施してきました。Zoomを使ってのオンラインの実績もあります。会の皆さんと作品を一緒に味わってみたい方は、是非お問合せ下さい。
三浦綾子文学講演会『銃口』(下)~銃口に勝利するもの~
4月29日(金)13時~ 函館コミュニティプラザ Gスクエアで開催
入場料 500円
お問合せ 0138-50-5622(中村さん)
11:10~「人ネットワーク」
換気、消毒等の感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、函館コミュニティプラザ Gスクエア センター長の岡本 啓吾さんと、北海道教育大学の学生 大室 果瑚(かこ)さんをお迎えしました。
番組には何度かご出演下さっている岡本さん。これまでのご出演時は「シエスタハコダテ 統括責任者」の立場でお話下さることが多かったのですが、実はGスクエアのセンター長も兼務されています。
大室さんは、教育大学の現役の学生さんで、函館の若者の暮らしや生活の拠点として注目される「わらじ荘」のメンバーでもあります。
Gスクエアは、世代を超えた函館市民の交流拠点。何かやってみたいという若い世代の背中を押してくれるような活動も多く展開しています。
昨年度は、フリーペーパーを作ってみたいという声に応えて、ローカルマガジンを作るプロジェクトを実施しました。
メインの講師は、「オトノハにのせて」のレギュラーでもいらっしゃる「IN&OUT―ハコダテとヒトー」編集長の阿部光平さん。
大室さんも講師のお一人です。
プロジェクトには、やる気と個性あふれる高・大生が20人程集まりました。
各々が持つイメージとやりたいことを講師の元ぶつけあいながら集約し完成したのが「道南ユースマガジン each(イーチ)」です。
フルカラー44ページ。
インタビュー記事やエッセイ、漫画など盛りだくさんの1冊となりました。
現在、Gスクエア他で無料配布中ですが、好評のため在庫が随分少なくなってきました。是非、お早めに手に取ってお楽しみ下さい。
「each」は、今後も発行を継続する予定。次はどんな1冊となるでしょう。
大室さんは、昨年お仲間と「一般社団法人 いとのこ」を立ち上げました。
若者に向けた教育事業を展開しています。
高校の探求の授業など、活躍の場が増えていきそう。
今年度は教育実習にも行く予定で、ますます学業と活動に忙しい1年になりそうです。
シエスタハコダテ、Gスクエアも新年度が始まっています。コロナ禍でも、私たちにたくさんの楽しみを提案してくれています。
今後の展開も楽しみです。
函館コミュニティプラザGスクエア ホームページは、こちら からどうぞ。