カテゴリ: オトノハにのせて の記事

2022年 03月 16日 UP!

3月14日(月)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

 

FMいるかでは、新型コロナウイルス感染再拡大にともなう特別番組編成で放送をお届けしています。当面の間お客様はお電話でのご出演となります。

 

今日は、まるたま小屋 店主の北見 伸子さんにお電話でご出演いただきました。

 

函館で気軽に、ピロシキやボルシチが食べられるお店「まるたま小屋」。本場の味を楽しめるのはもちろんですが、北見さんはさまざまな活動で多くのイベントにも関わり、私たちに話題を提供してくれています。

 

今週末開催されるのが「ピロシキ博2022 in HAKODATE」。今年もコロナ禍の中、準備を進めてきました。

「はこだて焼きピロシキ」を思う存分楽しめるイベントです。そうピロシキは「揚げずに焼く」のが特徴のひとつ。他には「地元食材」で「具沢山」という3点を基本ルールとして、参加各店舗が工夫を凝らしたピロシキを提供しています。

販売ブースには各店のピロシキが並びますが、普段店頭には出ない、この日の特別メニューも登場するとか。特別販売として五島軒と、関西ではよく知られたパルナスのピロシキを継承する名店・モンパルナスのピロシキもやってきます。

 

ピロシキの博覧会「ピロシキ博」らしく、販売だけではなくライブやトーク・講演もあります。

オープニングは「函館マトリョミン部」の演奏からスタート。テルミンの機能がマトリョーシカの中に入った楽器で、北見さんも演奏に加わります。

「おさかな専門シンガーソングライター」齊藤いゆさん。佐藤有希さんによる「はこだて焼きピロシキの歌」も聞くことができます。

 

ウクライナ民話「てぶくろ」の絵本の読み聞かせや、札幌在住のモデル・タレントのアリョーナさんのトーク、アリョーナさんと五島軒の社長・若山豪さんがピロシキを通した食文化を語るプログラムも。

今年のピロシキ博は「おさかなを包んでみたら・・・」とタイトルに付くのですが、果たしてお魚はピロシキにあうのか??生産者の方がお話する時間もあります。

 

北見さんがピロシキのお店を開きたいと、世界各地のピロシキを調べていた頃、一番行ってみたいお店があったのがウクライナのキエフ。現地を訪れてお料理を学びました。

その際に撮影した写真が、まるたま小屋のFacebookにアップされています。ニュースで連日目にする侵攻後の街の様子に心を痛める方が多くいらっしゃるでしょう。もともとのウクライナは、街並みがきれいで、美味しいものがたくさんある街。人も温かなんだそう。その様子が感じられる写真ばかりです。

お店にも、ウクライナに心を寄せる方がたくさん足を運ばれ、寄付も集まっています。

平和を願う気持ちは皆同じ。食に国境はありません。異なる文化に興味を持つ入口のひとつとして食は大きなきっかけになりますね。

感染対策をして「ピロシキ博」足を運んでみませんか?

 

ピロシキ博は、3月19日(土)20日(日)10時~15時

函館蔦屋書店にて開催

ピロシキ販売は、売切れ次第終了。19日のみ20日のみ両日販売の店舗があります。

※感染対策をしてお出掛け下さい。

 

詳しくは、まるたま小屋Facebookはこちらからご確認下さい



| 4:03 PM | オトノハにのせて |

2022年 03月 04日 UP!

3月4日(金)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



 

11:10~「人ネットワーク」

 

FMいるかでは、新型コロナウイルス感染再拡大にともなう特別番組編成で放送をお届けしています。当面の間お客様はお電話でのご出演となります。

 

今日は、木古内町郷土資料館「いかりん館」学芸員の木元 豊さんにお電話でご出演いただきました。

 

昨年の夏、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録されました。構成資産は17の遺跡で、渡島・檜山には函館の垣ノ島・大船の2つですが、それ以外にも道南にはたくさんの遺跡があり、貴重な遺物も発見されています。

北海道新幹線、また函館・江差自動車道の工事のため長期に渡り発掘が行われてきた木古内町は、今注目の縄文スポットです。

 

木古内町は山形県の鶴岡市と古くから交流があり、木古内にも「鶴岡」という地名があります。かつては「鶴岡」の名を冠した駅や小学校もありました。残念ながら児童数の減少により小学校は統合となり、閉校した鶴岡小学校の校舎を活用して誕生したのが「木古内町郷土資料館」です。

2015年に開館。この3月にちょうど開館7年を迎えました。

 

旧江差線などの鉄道関連の資料が豊富で、リピーターの方も多く足を運びます。

「いかりん館」の愛称で親しまれますが、これは船の「錨」と木古内のサラキ岬沖で座礁した「咸臨丸」をかけて名付けられたもの。咸臨丸のものと推定されるイカリも展示しています。

町の歴史や産業、人々の暮らしが分かるもの、また統合された市内の学校に関するものなど資料の数は莫大で、全ては展示しきれません。

 

開館以来、学芸員として来館者に資料の解説などを行ってきたのが木元さんです。

木元さんは木古内町のご出身。東京でお仕事をされていた20代後半の頃に、お知り合いの方からのお声がけで、発掘調査に携わるため木古内町にUターンされました。

考古学を学んだとか、興味があったという訳ではなかったそうで、始めは発掘調査補助の役割。覚える事、することが多く、縄文の人々やその暮らしに思いを馳せるという余裕はなかったそう。

発掘の現場を離れて、出土した資料をよく見るようになって、初めて関心が向いたとお話下さいました。

 

木古内町には遺跡がたくさんあります。時代も長い長い縄文時代の、始めから終わりまでと言っても過言ではないほど、さまざまです。

長期に渡る発掘調査で出動した遺物は、資料館の体育館がいっぱいになるほどの数だそうです。

土器はもちろん、土偶もたくさん出ています。函館の中空土偶「カックウ」のように大きなものはありませんが、特徴的なものもたくさんあります。

 

展示できる数には限りがありますので、縄文に関するものに関わらず「こういうものが見たい」「何度も足を運んでいるから、これまで見たことがないものが見てみたい」などのご要望がありましたら、お気軽にお伝えください。

普段展示していないものを見せてもらうこともできそうです。(事前にお電話でお問合せ頂くとスムーズです。)

 

木古内町は、美味しいお店もたくさんあります。「いかりん館」で、じっくり資料をみて食事をして、お土産を買って帰って来るなんていうのはいかがでしょう?

お食事のおススメも、スタッフの方に聞いてみて下さいね。

 

木古内町郷土資料館「いかりん館」

木古内町字鶴岡74-1(旧鶴岡駅前、元の鶴岡小学校)

電話 01392-2-4366

開館時間 9時~16時

休館日 毎週月曜(月曜が祝日の場合、翌火曜)年末年始

入館料 無料

※感染対策をしてお出掛け下さい。

いかりん館のホームページはこちらから



| 2:16 PM | オトノハにのせて |

2022年 03月 02日 UP!

3月2日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



 

11:10~「人ネットワーク」

 

FMいるかでは、新型コロナウイルス感染再拡大にともなう特別番組編成で放送をお届けしています。当面の間お客様はお電話でのご出演となります。

 

今日は、市立函館博物館 学芸員の佐藤 智雄(のりお)さんにお電話でご出演いただきました。

 

戸井貝塚から出土した、縄文時代の遺物「角偶」。エゾシカの角から作られた人形(ひとがた)です。たくさんの穴が開いた、今にも歩きだしそうな姿はインパクト大。ここ数年、人気が高まっています。

実は佐藤さん、この角偶が発見された、まさにその場にいた方。発見時のこと等さまざまお伺いしました。

 

角偶の発見は、平成2(1990)年のことです。国道278号戸井バイパス工事の事前調査のための発掘に伴い発見されました。

貝塚の貝層断面をはぎ取る作業の際に、地表からの深さ40㎝ほどのところから現れたそう。

本来ならば発見されることのない、調査区の壁面から見つかったということで、佐藤さん曰く「まさに降臨!」といった感じだったそうです。ユニークな形に、発掘担当者の間でも大きな話題になりました。

 

全部で38の穴のうち、ひとつは貫通しています。8割は裏側から、そして2割が表から開けられたと考えられているそうです。

貫通しない穴のいくつかには、赤色が残されていたそうです。形だけでもインパクトがあるのに、赤色だったらと考えると面白いですね。

 

貫通した穴に紐を通して、吊り下げられていた痕跡があります。魔除けや、つきものを祓う形代(かたしろ)として使われていたと考えられているようです。

 

石よりは柔らかいとはいえ、シカの角を削って作り出しています。相当な時間がかかったことでしょう。

角偶は、全国的に見ても出土数が極めて少ない、貴重な遺物です。しかも、この形!是非、実物を見て頂きたいです。

市立函館博物館に収蔵されており、展示室で見ることができます。

その他、函館では多くの遺跡から、たくさんの遺物が出土されています。ユニークな土偶もたくさんありますよ。是非、博物館に会いに行ってみて下さい。その際は、学芸員さんにお気軽に声を掛けてみて下さいね。

市立函館博物館のホームページはこちらから



| 4:42 PM | オトノハにのせて |

2022年 02月 28日 UP!

2月28日(月)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

FMいるかでは、新型コロナウイルス感染再拡大にともなう特別番組編成で放送をお届けしています。

当面の間お客様はお電話でのご出演となります。

 

今日は、クラリネット奏者・講師の鳥潟 さくらさんにお電話でご出演いただきました。

 

森町在住の鳥潟さん。森町で生まれて中学校卒業までを過ごし、高校は札幌へ。

音大への進学、フランス留学を経て、昨年6月に十数年振りに森町に戻ってこられました。
ご自身の演奏活動、更には吹奏楽でクラリネットを演奏する子どもたち等への指導と、森町を拠点に活動を始めています。

 

4歳からピアノを習っていた鳥潟さん。
小学校時代は陸上競技に打ち込みます。
ピアノも陸上も個人での取り組みですので、何か仲間と頑張れるものを、と中学校では吹奏楽部に入部します。

 

仮入部の期間にさまざまな楽器に触れてみますが、その中から選んだ楽器がクラリネット。
クラリネットはすぐに音が出せなかった、というのが理由だそうです。

 

中学時代コンクールで、金賞は受賞したものの全道大会進出はなりませんでした。
悔しがる鳥潟さんに、顧問の先生などが札幌の吹奏楽強豪校・東海大学第四高等学校(現在の東海大学札幌高等学校)への進学を勧めてくれました。

 

15歳で親元を離れる決断をした鳥潟さん。
時にホームシックになりながらも、各地から進学してきた仲間たちと切磋琢磨し、学校生活を送って行きます。

 

大学は国立音楽大学へ。
大学時代も、演奏の場が多くありました。
軽井沢での合宿講習や、イタリアへの短期留学も経験され、演奏に磨きをかけていきます。

 

大学卒業後はフランスでの留学生活を送られます。
フランスで音楽活動を行う中でコロナ禍に見舞われました。
ロックダウンの際に一時帰国し、ご実家に戻られます。
その際に、拠点を地元に移す可能性を検討し、昨年の6月に帰国しました。

 

教室には宿泊設備を整えました。
ご自身の合宿講習などの経験もふまえ、1度きりのレッスンではなく、じっくりと取り組む時間を設けられたらと、今後宿泊を伴ったワークショップなどの開催も目指しています。
世代や学校の枠を超え、クラリネット奏者が交流できたら素敵ですね。

 

また、クラリネットの仲間で、音域の低いバスクラリネットも学ばれた鳥潟さん。メジャーな楽器ではありませんが、その魅力も知ってほしいとお話下さいました。

 

コロナ禍が落ち着き、鳥潟さんご自身の演奏を聴く機会も増えたら嬉しいですね。

 

今後の活躍が楽しみです。



| 2:41 PM | オトノハにのせて |

2022年 02月 25日 UP!

2月23日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

 

FMいるかでは、新型コロナウイルス感染再拡大にともなう特別番組編成で放送をお届けしています。当面の間お客様はお電話でのご出演となります。

 

今日は、野菜ソムリエコミュニティ函館 代表の齊藤 縁(ゆかり)さん、前代表の川﨑 保江さんにお電話でご出演いただきました。

 

一般社団法人 日本野菜ソムリエ協会が、創立20周年記念の一環としてこの度、初の書籍となる「野菜ソムリエ名鑑 vol.1」を刊行しました。

全国に7万人以上いる「野菜ソムリエ」の中から、著名な100人が掲載されているもので、中にはテレビでご活躍の方などもいらっしゃいます。

北海道から9名が掲載されたうちのお2人が、齊藤さんと川﨑さんです。

ちなみに「野菜ソムリエ」の制度があるのは、日本のみ。日本の100人は世界の100人でもある訳です。

 

中島廉売の「川﨑青果店」でお仕事をされ、現在は本町シエスタハコダテ地下の「ベジ旨マルシェKawasaki」を営まれる川﨑さん。

 

齊藤さんは、現在は函館市立旭岡小学校の教頭先生です。家庭科を専門に、これまで小・中・高校に教員としてご勤務。幼稚園教諭も経験されます。その頃には大学生とも関りを持たれました。また老人大学とのご縁もありと、さまざまな世代の方と関わってこられました。

 

川﨑さん齊藤さん、更にはお仲間の方と4人で「ベジフル函館」を立ち上げたのが2008年のこと。そこから2015年に、有資格者による現在の「野菜ソムリエコミュニティ函館」に発展します。現在は36名の会員が所属しています。

イベントや講座の企画、レシピの提案など、これまで多岐に渡り活動してきました。

コロナ禍以降は、YouTubeチャンネルを開設し、道南の生産者や青果店を訪ねる動画をアップしています。

 

今の時期も川﨑さんのお店には、道南で生産された美味しい野菜、また各地のこだわりの野菜が並びます。食べ方等お気軽に川﨑さんに聞いてみて下さいね。

齊藤さんは、長い教員生活にこの春一区切りつけられ、また新たなステージに進まれます。

 

「ベジフル函館」立ち上げ当初は、野菜ソムリエの認知度も低かったそうですが、そこから地道に地域に根差した活動をしてきたことが、この度の名鑑掲載に繋がったのでしょうね。

今後のコミュニティの活動も楽しみです。活動に興味がある方や資格の取得を目指したい方は、お気軽に「ベジ旨マルシェKawasaki」で川﨑さんにお声がけ下さい。

Facebookはこちらから

 

 



| 9:06 AM | オトノハにのせて |

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