11:10~「人ネットワーク」
換気、消毒等の感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、北海道坂本龍馬記念館 館長の林 洋二さんをお迎えしました。
北海道に出されていた「まん延防止等重点措置」が解除となり、また春休み期間ということもあって、函館では観光の方の姿を見かける機会が多くなっています。
十字街の電停前にある「北海道坂本龍馬記念館」も、ここ数日は観光の方、また春休みの親子連れなど、足を運ぶ方が増えてきたそうです。
坂本龍馬への熱い思いで函館に記念館を開設した中心人物が前館長の三輪貞治さん。開館以来、熱心に龍馬の志を函館の皆さんに伝え、さまざまな事業を手掛けてきました。「人ネットワーク」にもご出演下さり、楽しくお話をさせていただきました。
その三輪さんが、57歳と言う若さで急に亡くなられたのが昨年の3月。今年2月27日には、一周忌を前に館でお別れ会が開かれ、親交のあった多くの方たちが三輪さんを偲びました。
三輪さん亡き後、その思いを継いで館長に就任されたのが林さんです。
高校時代に、龍馬の成し遂げたことを知り魅了された林さん。以来ずっと龍馬への思いを持ち続けます。思いが強すぎて、好きと言う言葉では語れない、尊敬する存在なんだそう。
龍馬が縁で、20年以上前に三輪さんと知り合われ、以降NPO法人の立ち上げ、記念館の開設と共に歩んで来られました。
「函館に記念館を」と活動を始めた当初は、本当にできるのかとの声が多かったそう。林さんは「自分の親にも心配された」んだそうです。
2009年にオープンし、今ではすっかり函館でお馴染みの施設となりました。
坂本家は龍馬だけでなく、後の世代にも多方面でご活躍の方がいらっしゃいます。
この度、郷土坂本家六代当主で南満州鉄道の参与を務めた、坂本直道氏が保管していた文書や写真などの貴重な資料が、十代当主の匡弘さんにより記念館に寄託されました。
坂本家に係る資料や、幕末の志士に関係するものは人気が高く、多く収蔵している公立の博物館・記念館もある中、函館の記念館に寄託されたのは、嬉しいことです。
今後、調査・研究を行い、展示できたらとお話下さいました。
現在は、龍馬と志を共にした中岡慎太郎の短刀など、刀が六振展示されています。
その他にも、貴重な資料が多数展示されています。林さんやスタッフの方に解説をしてもらうこともできます。
また、館では受付業務などを行ってくれるボランティアスタッフも募集しています。
お気軽にお声がけ下さい。
北海道坂本龍馬記念館
函館市末広町8―6
年中無休 8時~18時
一般 800円 小学生から高校生、70歳以上 300円
※感染対策をしてお出掛け下さい。
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