11:10~「人ネットワーク」
今日は、北海道立帯広美術館 学芸課長の齊藤 千鶴子さんにお電話でご出演いただきました。
かつて北海道立函館美術館の学芸員でいらした齊藤さん。
函館ご勤務は1999年から11年に上りました。
その間、何度もFMいるかの番組にご出演頂き、私も一緒にお話をさせていただきました。
函館ご勤務時代に出産されたお子さんは、高校を卒業され、齊藤さんの元から巣立って行かれたそう。
月日が流れるのは早いものです。
函館美術館の後は札幌の北海道立文学館、道立近代美術館でお仕事をされ、今年の春から帯広美術館の学芸課長となられました。
現在、函館美術館では、「金子鷗亭と中野北溟 詩文書の魅力」が開催されています。
共に、北海道出身で日本を代表する書家です。
金子鷗亭は松前町生まれで、函館とも縁が深く、函館美術館に作品や関係資料が多数収蔵されています。
齊藤さんのご専門は「書」。
函館ご勤務時代は、この多くのコレクションを担当され、書に関する情報を広く発信されていました。
中野北溟は、羽幌町焼尻島のご出身。
現在99歳ですが、たいへんにお元気で、10月8日の展覧会のオープニングにも駆けつけて下さいました。
展覧会の準備段階から関わって来られた齊藤さんも、オープニングの際は函館にお越しだったそう。
10月29日(土)に開催される「美術講演会」の際も講師として来館されます。
展覧会と併せて、講演を聞くと、より作品の理解が深まるのではないでしょうか?
現在はアートの幅が広く、美術館で扱う分野も多岐に渡っています。
学芸員さんは、それぞれ専門の分野をお持ちですが、専門外の展覧会を担当することの方が多いくらいかも知れません。
齊藤さんは、帯広美術館で現在開催中の特別展「銀の匙 Silver Spoon展」を担当されています。
十勝ゆかりの漫画家・荒川 弘の代表作「銀の匙 Silver Spoon」の原画や関係資料が展示されています。
十勝は、帯広美術館以外にも、管内の市町村に多くの美術館や、資料館などがあります。
秋の行楽シーズン、帯広や十勝にお出かけの際は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
「金子鷗亭と中野北溟 詩文書の世界」
北海道立函館美術館にて12月4日まで開催中。
齊藤さんが講師を務める「美術講演会」は10月29日(土)14時から
※13時より整理券を配布します。
講演会の聴講のみは無料ですが、併せて展覧会もお楽しみ下さい(有料)。
道立函館美術館ホームページは こちら からご覧ください。
道立帯広美術館ホームページは こちら からどうぞ。