2022 年 10 月 19 日 の投稿記事

2022年 10月 19日 UP!

10月19日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

 

今日は、北海道立帯広美術館 学芸課長の齊藤 千鶴子さんにお電話でご出演いただきました。

 

かつて北海道立函館美術館の学芸員でいらした齊藤さん。
函館ご勤務は1999年から11年に上りました。
その間、何度もFMいるかの番組にご出演頂き、私も一緒にお話をさせていただきました。

函館ご勤務時代に出産されたお子さんは、高校を卒業され、齊藤さんの元から巣立って行かれたそう。
月日が流れるのは早いものです。

 

函館美術館の後は札幌の北海道立文学館、道立近代美術館でお仕事をされ、今年の春から帯広美術館の学芸課長となられました。

 

現在、函館美術館では、「金子鷗亭と中野北溟 詩文書の魅力」が開催されています。

 

共に、北海道出身で日本を代表する書家です。
金子鷗亭は松前町生まれで、函館とも縁が深く、函館美術館に作品や関係資料が多数収蔵されています。

齊藤さんのご専門は「書」。
函館ご勤務時代は、この多くのコレクションを担当され、書に関する情報を広く発信されていました。

 

中野北溟は、羽幌町焼尻島のご出身。
現在99歳ですが、たいへんにお元気で、10月8日の展覧会のオープニングにも駆けつけて下さいました。

展覧会の準備段階から関わって来られた齊藤さんも、オープニングの際は函館にお越しだったそう。

 

10月29日(土)に開催される「美術講演会」の際も講師として来館されます。

展覧会と併せて、講演を聞くと、より作品の理解が深まるのではないでしょうか?

 

現在はアートの幅が広く、美術館で扱う分野も多岐に渡っています。

学芸員さんは、それぞれ専門の分野をお持ちですが、専門外の展覧会を担当することの方が多いくらいかも知れません。

齊藤さんは、帯広美術館で現在開催中の特別展「銀の匙 Silver Spoon展」を担当されています。

十勝ゆかりの漫画家・荒川 弘の代表作「銀の匙 Silver Spoon」の原画や関係資料が展示されています。

 

十勝は、帯広美術館以外にも、管内の市町村に多くの美術館や、資料館などがあります。

秋の行楽シーズン、帯広や十勝にお出かけの際は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

 

「金子鷗亭と中野北溟 詩文書の世界」

北海道立函館美術館にて12月4日まで開催中。

齊藤さんが講師を務める「美術講演会」は10月29日(土)14時から

※13時より整理券を配布します。

講演会の聴講のみは無料ですが、併せて展覧会もお楽しみ下さい(有料)。

 

道立函館美術館ホームページは こちら からご覧ください。

道立帯広美術館ホームページは こちら からどうぞ。

 



| 2:29 PM | オトノハにのせて |

2022年 10月 19日 UP!

10月17日(月)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

 

FMいるかでは、感染対策をしたうえでスタジオにお客様をお迎えしています。

 

今日はお客様に、作家の笠原 靖さんをお迎えしました。

 

 

作家として小説、エッセイに絵本、はたまたイラストまで、様々な作品を手掛ける笠原さん。

代表作である動物推理小説「名犬フーバーの事件簿は」はシリーズ化され、2008年には里見浩太朗さん主演でテレビドラマにもなりました。

現在は、ご縁があって奥様のご実家のある函館に長期滞在しています。

 

福井県の若狭湾を臨む小浜市ご出身の笠原さん。
子どもの頃から絵を描くのが大好き。紙と鉛筆さえあれば、いくらでも描いている姿を見て、周りの人たちは「将来は絵の道に進むのでは?」とおっしゃていたそうです。

中学生の頃に書いた作文が褒められたことはあったそうですが、後に作家の道に進むとは、ご本人も全く思っていませんでした。

 

得意の絵で、大学時代は明治大学漫画集団に所属。
3年生の時にはキャプテンを務めるのですが、この時に開催された「六大学漫画合戦」というイベントで司会を務めることになりました。
それが好評を博し、卒業後はアナウンサーの道に進むことになります。

 

卒業後は、地元福井県の福井放送にアナウンサーとして就職されます。

ニュースなどを担当する中で、スポーツアナウンサーになりたいと希望した笠原さんは、終業後も自主的に練習を積み重ねます。
技術は向上しましたが、声の出し過ぎで喉の血管を切ってしまい吐血。
そんなことが2度あり、「次は声が出なくなる」というお医者様からの忠告を受け入れて、アナウンサーを続けることを断念します。

 

放送局からは「アナウンサー以外の仕事で」と慰留されますが、「東京で作家になる」と退社し学生時代以来の上京を果たします。

「作家になる」と言ったものの、当てがある訳ではなく、当時求人のあった学習研究社(学研・現Gakken)に再就職します。
ここでの仕事が面白く、小説を書く機会はほとんどなかったそうです。

 

作家となって以降は、子どもの頃からお好きだった動物(特に犬)や、冒険をテーマに作品を発表します。

作品制作のため、たびたびアフリカなどに取材旅行にも出掛けられたそう。
400~500頭もの象の群れに囲まれたり、ライオンに追いかけられたりと驚くような経験もされています。

因みに函館出身の奥様との出会いのきっかけもアフリカ。
アフリカに造詣が深く留学経験もある奥様が取材の際の通訳などもして下さったそうです。

奥様は、笠原さんのエッセイ「ゴエモンが行く!生命(いのち)と向き合って」の写真も担当しています。

生後37日で笠原家にやって来た、お2人の大切な家族・パグの「ゴエモン」との出会いから別れまで、共に暮らした日々が生き生きと綴られています。

 

お仕事の関係などで、渥美清さんや八千草薫さんなど、さまざまな分野でご活躍された皆さんともお付き合いがあったそう。

 

現在も函館で執筆をされています。
この函館の地でどのような作品が生み出されるのか楽しみです。

 



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