11:10~「人ネットワーク」
FMいるかでは、感染対策をしたうえでスタジオにお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、小説家の櫻田 智也さんをお迎えしました。
北海道在住の小説家・櫻田 智也さん。
生まれは長万部町。
小学校5年生から高校卒業までを函館で過ごし、現在は北斗市にご実家がある、道南にゆかりの深い方です。
昆虫好きのちょっととぼけた青年・魞沢泉(えりさわ せん)が謎解きをする短編ミステリーシリーズを手掛け、これまで「サーチライトと誘蛾灯」(「第10回 ミステリーズ!新人賞」受賞)「蟬かえる」の連作短編集を2作品刊行しています。
私・佐々木とは函館市立的場中学校時代の同級生で、ともに生徒会活動をしました。
番組には、一昨年もご出演いただきましたが、前回は電話出演だったため今回が、中学の卒業式以来30年以上ぶりの再会となりました!!
昨年は、「蟬かえる」が「第74回 日本推理作家協会賞」(長編および連作短編集部門)、「第21回 本格ミステリ大賞」(小説部門)を立て続けに受賞されます。
前回ご出演時、文学賞にノミネートされた場合、受賞か否かを自身で担当編集者さんに報告をしなければいけないとお話下さいました。受賞できなかった場合の報告は結構ストレスになるとお話下さいましたが、今回は嬉しい報告ができました。
審査員を務めるのは、各分野でご活躍の作家の皆さん。そんな皆さんに作品を読んでもらえることも喜びです。
しかも「協会賞」は受賞の場合、主催する「日本推理作家協会」の理事長から直々に電話がくるそうなのですが、現理事長はあの、京極夏彦さん。
なんと、京極さんから電話がかかってきたそうです。
電話がかかってくるまでのドキドキなども伺いました。
先月は、出身地・長万部町で講演会の講師も務められた櫻田さん。
思いのほか会場が広く、驚いたそうです。
中学生の頃は生徒会長として、全校生徒1,000名以上の前で、ご挨拶の機会も多かった櫻田さん。
たくさんのご挨拶をする予定だった修学旅行には、熱を出して行くことができませんでした。
残る生徒会役員は会長が挨拶予定だった箇所を急遽割り振り、てんやわんや。当の櫻田さんは、布団の中で泣いたという話を今回初めて聞きました。
魞沢泉シリーズは、その後も新作がポツポツとできており、今月発行された、東京創元社の総合文芸誌「紙魚の手帖(しみのてちょう)」には、北海道南西部にある市の埋蔵文化センターが舞台となる「黒いレプリカ」が掲載されています。
来年は3作目を出版できそうかな?とお話下さいました。
新作出版の暁には、またお話を伺いたいと思っています。
櫻田智也さんの Twitterアカウントは こちら からどうぞ