11:10~「人ネットワーク」
FMいるかでは、感染対策をしたうえでスタジオにお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、自衛隊函館地方協力本部 本部長 1等空佐の大垣 雅之さんをお迎えしました。
今年8月に函館地方協力本部の本部長に着任されたばかりです。
前任は埼玉県の航空自衛隊熊谷基地。新任隊員が訓練を行う教育隊で司令としてお仕事をされていました。
北海道は、かつて千歳基地と帯広の地方協力本部での勤務経験がおありです。
生まれは東京ですが、当時の電電公社(現在のNTT)に勤務をされていたお父様の転勤に伴い、関東周辺、また札幌で子ども時代を過ごされます。
民間の航空会社でパイロットになることを夢見ていた大垣さん。
転機は高校1年生の時にやってきます。
映画「トップガン」を見て、戦闘機のパイロットになろうと決意します。
「トップガン」は、その後も繰り返しご覧になっているそうですが、見飽きることがないんだとか。
その夢を叶えるために進学した防衛大学校にも映画を見て、その道を志した仲間が何名もいたそうです。
防衛大学校は37期。
この頃は男子学生のみでしたが、大垣さんが4年の年から、女子学生の受け入れが始まり、40期生が女子の1期生ということになります。
卒業後は憧れの航空自衛隊を選択します。
パイロットの夢は叶いませんでしたが、自衛隊内のさまざまな分野のお仕事でご活躍されます。
初任地は福岡県久留米市にある高良台分屯基地のペトリオット部隊(地対空誘導弾で防空する部隊)でした。
国防の最前線で国家に貢献したいと思っていた大垣さんですが、ある時命じられたのは食事作りの指揮官。
しばらくは不貞腐れていたそうです。
しかし、目立たない地味な仕事にも懸命に取り組む若い隊員の姿を目にして、いじけていた自分を恥ずかしく思います。
彼らと一緒に頑張ろう、と決意を新たにされたそうです。
自衛隊はチームで行動する組織。
各々がさまざまな役割を持って作戦を実行します。
戦闘部隊が実力を発揮できるよう、後方で支援をするのも大切な仕事です。
大垣さんが本部長を務める地方協力本部の仕事は大きく3つ。
陸海空自衛官の募集。
退職自衛官の再就職の手伝い、そして予備自衛官の管理です。
地域で行われるさまざまな行事、イベントにも参加し、地域との交流を深めています。
自衛隊内にはさまざまな分野の仕事があります。
試験は9月から始まり、受付の締め切りが迫っている種目もありますので、自衛隊での仕事に興味を持たれた方は、お問合せ下さい。
地方協力本部が、力になってくれることでしょう。
国を守り、人を守る仕事を選択肢に加えてみませんか?
函館地方協力本部のサイトは こちら からどうぞ。