11:10~「人ネットワーク」
FMいるかでは、感染対策をしたうえでスタジオにお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、北海道教育大学函館校 教授の細谷 一博さんと、細谷先生のもとで学ぶ3名の学生さん、三瓶 夏希さん(4年)、松田 優香さん(4年)、蜂谷 桃花さん(3年)をお迎えしました。
細谷さんのご専門は特別支援教育。教育大で学生さんの指導に当たられるのはもちろん、スペシャルオリンピックス(知的な障がいを持つ人にさまざまなスポーツトレーニングの機会や、その成果を発表する場である競技会を開催する国際的なスポーツ組織。)の函館の事務局も担います。
教育大函館校では、さまざまな学びが得られますが、細谷先生のもとでは、教員を目指す多くの学生さんが学んでいます。
4年生の三瓶さんと松田さんは、明日が卒業式という大切な日にご出演下さいました。
福島県出身の三瓶さんは教員になりたい思いと、海外について学びたい希望を叶えられる学校として教育大函館校に進学しました。
松田さんは函館・戸井地区のご出身。
学校の先生になりたいという夢を抱き地元の教育大に入学しました。
2年生からのコロナ禍で、三瓶さんは思うように海外に関わる勉強ができず悔しい思いもしたそうですが、お2人とも充実した学生生活を送ることができたようです。
三瓶さんが実行委員長、松田さんが副委員長を務めたのが今年度の「サマースクールin函館」という事業。
道南地域に住む特別な教育的ニーズのある児童生徒を対象とした夏季休暇支援プログラムです。
子どもたちと共に、さまざまなことに取り組み充実した時間を過ごしました。
この取り組みが評価され、令和4年度の「障害者の生涯学習支援活動に関わる文部科学大臣表彰」を受賞しました。
活動は、後輩の皆さんに引き継がれます。
3年生の蜂谷さん(空知・由仁町出身)が次年度の「サマースクール」の実行委員長に決まっています。
もうすでに、今夏の実施に向けて動き始めています。
蜂谷さんは、昨年広島県で開催されたスペシャルオリンピックスの全国大会・夏季大会に、バスケットボールのコーチとして同行。
個人技能種目でメダルを獲得するなど大活躍した、函館から参加のアスリートの皆さんを支えました。
明日の卒業式を終えたら松田さんは来月から夢を叶え小学校の先生としての生活がスタートします。
三瓶さんは、教職大学院に進学します。
蜂谷さんは特別支援学校の教員を目指し、3年生の今年度も実習などで経験を重ねました。
残る1年、細谷先生のもと学びを深めます。
皆さんの今後の活躍を楽しみに、応援したいと思います。