11:10~「人ネットワーク」
緊急事態宣言が解除となり、スタジオにお客様をお迎えしています。
引き続き、スタジオの消毒など感染対策をしたうえで、放送をお届けしていきます。
今日はお客様に、おさかな専門シンガーソングライターの齊藤 いゆさんをお迎えしました。
「おさかな専門シンガーソングライター」を名乗り、お魚の歌しか歌わない齊藤さん。「いゆ」は沖縄の言葉で「魚」の意。「齊藤魚」という訳です。
齊藤さんは函館生まれ、上磯町・北斗市育ち。上磯中学校から当時の函館北高校に進学し、在学中に北高校が東高校と統合したため、卒業は市立函館高校で迎えます。
子どもの頃からヴァイオリンを習い音楽に親しんで来られました。中学校の頃から音楽活動を始め、始めはカバー曲を、後に自作曲を手掛けるようになります。
一方でサッカーにも打ち込みますが、高校の途中で音楽一本でと決めて、サッカーは卒業。市立函館高校で軽音楽部を立ち上げて初代の部長となります。
卒業後は医療ソーシャルワーカーを目指し、道南を離れて進学。その後もお仕事をしながら音楽活動を続けます。
魚は子供の頃から大好き。おじい様が戸井地区で漁師をされていたこともあり、お手伝いをされたこともあるそう。釣るのも、食べるのも大好きです。
始めから「おさかな専門」だった訳ではなく、音楽活動をする中で、好きなもの同士を見事に融合させました。
楽曲はリリースしているもの、していないもの合わせて60曲ほどあるそう。どれもクスっと笑えるタイトル、歌詞の世界観ですがメロディーは正統派。歌声も素敵です♪
現在は、函館の漁師さん等による「ハコダテフィッシャーマンズマルシェ」のメンバーとしても活動。
また、海の環境を考える活動にも力をいれていて「海ごみデザイナー」として作品作りもしています。
今後どんな魚の歌が生まれてくるのか、どのような活動を展開するのか非常に楽しみです。
11:10~「人ネットワーク」
緊急事態宣言が解除となり、スタジオにお客様をお迎えしています。
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今日は、お客様に函館MB混声合唱団から小野 紀子さんと伊藤 喜久雄さんをお迎えしました。
10月31日に「創立50周年記念演奏会」を開催する、函館MB混声合唱団。
それまで市内で活動していた合唱団が解散となり、故・石見普二男さんにより1969(昭和44)年に男声合唱の「函館メンネルコール」(メンネルは男声の意)、翌年には女声合唱の「函館ブルンネンコール」(ブルンネンは泉の意)が結成されます。
その二つが統合し生まれたのが「函館MB混声合唱団」。
両者の頭文字をとってMBと名付けられました。
実は伊藤さんは、50年前の創立メンバー。
伊藤さんともうお一方、結成時からのメンバーがいらっしゃいます。
高校時代、学校の選択科目で音楽を選んだ伊藤さん。
先生の前で歌うと、その声の良さもあり合唱団に入るよう勧められたそう。
それ以来、歌うこと、合唱団の仲間と過ごす時間を楽しんで来られました。
小野さんは、団に加わり15年程。学生時代から合唱部で歌ってこられた小野さんにとって、MBはとても高いところにある存在だったそう。
卒業後も歌い続けますが、それまで所属していた団を離れたタイミングで、MBメンバーからお誘いを受け、参加することになりました。
長きに渡り活動を続けてきましたが、創立50年を迎えるタイミングでのコロナ禍。
演奏会の開催はもちろん、しばらくは皆さんが集まっての練習もままならない状況でした。
今回、遂に「創立50周年」を冠した演奏会が開催できることになりました。
当日は3部構成。
混声合唱組曲「水のいのち」等3曲を披露する第1部。
第2部は、「思い出のコーナー~創立者 故石見普二男先生の愛した合唱曲から~」と題し、OBの方も加わったステージです。
女声・男声・混声とそれぞれの楽曲の披露です。
第3部は、MB創立50周年の記念曲「決意のあいだ」全4曲の初演です。
2018(平成30)年9月6日に発生した胆振東部地震の被災者に寄せて、福島の詩人・和合亮一さんが北海道新聞に発表した詩に、MBとの関りも深い地元函館の作曲家・佐々木 茂さんが、MBの委嘱により作曲をしました。
佐々木さんは、1993(平成5)年の北海道南西沖地震の際に、被災した奥尻島民のためにレクイエムを作り、MBもその曲を歌っています。
今回の曲には、そのレクイエムと一部に共通のメロディーを使っているそう。
本来は昨年の演奏会で初演を迎えるはずでしたが、コロナ禍で演奏会が開催できず今年の披露となりました。
合唱に朗読、管弦合奏、FMいるかパーソナリティーの石崎理さんのオルガンも加わっての演奏です。
まだ全員が一堂に会したことはないそうで、メンバーの皆さんも楽しみにしています。
設立半世紀の記念にふさわしい盛りだくさんのプログラム。
皆さんも是非お楽しみ下さい。
10月31日(日)函館市民会館大ホールにて開催。
開場13時30分 開演 14時
入場料 1,000円(高校生以下無料)
チケットは函館市民会館他で取り扱い中
※感染対策をしてお出掛け下さい。
函館MB混声合唱団公式サイトもご覧下さい。こちらからどうぞ。
11:10~「人ネットワーク」
緊急事態宣言が解除となり、スタジオにお客様をお迎えしています。
引き続き、スタジオの消毒など感染対策をしたうえで、放送をお届けしていきます。
今日は、お客様に函館朗読奉仕会から青井 元子さん、新田 裕子(ゆうこ)さんをお迎えしました。
函館朗読奉仕会は1975(昭和50)年に、読書会からスタートした団体。昨年、創立45周年を迎えています。現在は36名ほどの会員の皆さんが参加しています。
図書館や認定こども園、介護施設などでの読み聞かせや朗読会、録音テープの作成など活動は多岐に渡り、朗読を通してさまざまな奉仕活動を行っています。
会の中には、いくつもの部会があり、それぞれに「そよかぜ」「しおり」「ピッコロ」といったステキなお名前がついています。
新田さんは対面朗読「こもれび」の代表を努めます。多くの方へ向けての朗読とは異なり、対面朗読は文字通り対面で、利用される方(主に目の不自由な方)が読んでほしいものを読みます。物語のこともあれば、市の広報や時刻表、お料理のレシピなどさまざま。「何を読むのか」によって「どう読むのか」も変わってきます。
会では年に2回、函館市中図書館を会場に朗読会を開催しています。
秋は11月1日の「古典の日」に因んで、「秋の読書週間イベント 古典の日朗読会」と銘打ち古典作品の朗読に挑戦しています。
2013(平成25)年の第1回「竹取物語」に始まり、「方丈記」「枕草子」「平家物語」などを題材に朗読会を開いてきました。
昨年からは、古典最大の長編小説「源氏物語」に挑戦しています。
今回はその2回目で、第13帖の「明石」から第32帖の「梅枝」まで。登場人物が多く、物語に加え和歌も多く登場する物語を朗読します。
新田さんは、第27帖「篝火」で、主人公・光源氏の思い人・夕顔の娘・玉鬘(たまかずら)を担当します。
青井さんは、光源氏の栄華が絶頂の「梅枝」で、光源氏の弟・蛍兵部卿宮の和歌を担当します。
当日は、「あないびと(案内人)」として、函館大谷短期大学の学長・福島憲成さんが登場。朗読と朗読の合間の物語の流れなどを分かり易くお話下さいます。
音楽やスクリーンに映し出される映像が、皆さんをより物語の世界へと誘います。
古典の朗読を聴くことができる貴重な機会です。雅の世界を感じてみませんか?
古典の日朗読会は、11月1日(月)函館市中央図書館 視聴覚ホールにて開催
開場 13時 開演 13時30分
入場無料
※感染対策をしてお出掛け下さい。
11:10~「人ネットワーク」
今日は、石狩市立浜益(はまます)中学校3年生の5人の皆さん、杉本 琴音(ことね)さん、藤巻 愛海(あいか)さん、船橋 璃久(りく)さん、嶋地 智央(ともひろ)さん、山本 優奈(ゆうな)さんにお電話でご出演いただきました。
かつて浜益村だったこの地域は、2005年に石狩市に編入合併し、石狩市浜益区となりました。札幌からは車で1時間半ほど、石狩市の最北端に位置します。
浜益中学校は、全校生徒が13名。1年生が2名、2年生が6名、そして3年生が今日ご出演の5名です。
生徒たちは、先輩後輩を意識しつつも仲良く、そして地域の皆さんとも、さまざまに交流を持ちながら毎日の学校生活を楽しく送っているようです。
そんな浜益中学校の3年生5名が、明日から修学旅行で函館にやってきます。
以前は関東への修学旅行でしたが、昨年はコロナ禍で、函館に行き先が変更されました。
そこで、函館の皆さんに向けて、浜益の特産品を配布してPR活動を行ったところ大好評。多くの方が会場に足を運び、また学校にも激励の手紙やメールが届いたそうです。
今年は、明日の朝に学校を出発したら、午前にトラピスチヌ修道院を見学したのち、午後3時からシエスタハコダテ前でPR活動を行います。
特産のお米とジャガイモを200袋、クリアファイルやチラシも配布します。またタブレットでは、浜益のPRムービーをご覧いただくことができます。アンケートも実施するそうですので、たくさんの皆さんご協力をお願い致します。
2日目は、自主研修、湯倉神社での合格祈願、そして新幹線で青森に移動して最終日は三内丸山遺跡や青森県立美術館を見学します。
皆さんは明日からの修学旅行をとても楽しみにしていて、今日の授業はあまり頭に入らないかも?明日は苦手な早起きも頑張れるかな?とお話してくれました。
浜益は、海あり山ありの自然豊かなところ。ビーチではキャンプや海水浴が楽しめます。多くの方が登山に訪れる黄金山(こがねやま)は富士山に姿が似ていることから「黄金富士」「浜益富士」とも呼ばれるそうです。ドライブやツーリングの方にも人気の地域です。
果樹園ではサクランボ狩りなども体験できるそうですよ。恵まれた地形から、海の幸も山の幸、美味しいものもたくさん。
そして人が温かい素敵な所、と皆さんが教えてくれました。
そんな子どもたちに会いに、明日は是非感染対策をしてシエスタハコダテにお出かけ下さい。
そしていつか浜益も訪れてみて下さいね。
※PR活動は、明日19日(火)15時からシエスタハコダテ屋外テラスで実施。
数に限りがありますので、ご希望の方はお早めにお出かけ下さい。
ホームページはこちら
11:10~「人ネットワーク」
今日は、北海道庁の縄文世界遺産推進室 特別研究員の阿部 千春さんにお電話でご出演いただきました。
現在は札幌でお仕事をされる阿部さんですが、かつては函館にいらっしゃり、函館市縄文文化交流センターのオープンに携わって、初代の館長を務められました。
ご出身はかつての炭鉱の町、道央の赤平市。
小学生の頃は化石取りに夢中でした。
ここで阿部さんは、ひとつ勘違いをします。
化石取りを考古学だと思っていました。
この区別がつかない方も多いかも知れませんが、化石取りは「生物学」で理系。考古学は「歴史学」で文系。
そもそもが大きく違います。
ゆえに大学時代は、しぶしぶ考古学に取り組んでいたそうです。
大学卒業後は、北海道埋蔵文化財センターにお勤めをされます。
そこで千歳市の美々(びび)4遺跡の大規模な周堤墓に出会い、そこから考古学にのめりこんでいったそう。
その後学生時代の先輩からのお誘いで、南茅部町教育委員でのお仕事が始まります。
南茅部では道路のバイパス工事を行うために、発掘調査が必要になりました。
この頃(平成元年)既に、この地域は縄文に係る方にとって、特別な地。
阿部さん、始めは「びびってしまって」とお断りになったそうです!!
南茅部にいらしてからは、発掘にも携わり、経験豊かな地元の発掘作業員の皆さんとも親交を深められたそうです。
センターの開設は、この地域から出土した「中空土偶」(カックウ)を国宝にすることを見据えてのことでした。
国宝には展示の場所が必要です。
南茅部町が合併で函館市となったことで、その道筋が見えてきました。
2011年のセンターオープン後、阿部さんは3年程、館長を務められ札幌へ。その後は「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に向け、推薦書の作成などに当たられます。
ピラミッドやパルテノン神殿など著名な世界遺産は、目に見えて価値が分かり易いもの。
それに比べて、目には見えない縄文の価値をどのように論理的に証明するか・・・大変な作業です。
また、各地で縄文の普及啓発活動を行い、イコモスの調査にも対応しました。
縄文について、始めに「世界遺産」という言葉が出たのは2002年のこと。
その時は夢物語と思っていたそうですが、暫定リスト掲載、国内推薦を得る、と長く苦労の続く道のりを経て、この夏遂に現実のものとなりました。
阿部さんが考える縄文の魅力は、私たちと変わらない普通の人々の生活の痕跡であるところ。そこに人類の根源的な価値があると考えます。
また、自然への向き合い方、命を大切にする心など、現代にも通じる、今だからこそ考えたい意義もたくさんあります。
世界遺産登録はゴールではなく、スタートです。
今さかんに耳にする「SDGs」の理念に繋がる面も多くあります。
また、アドベンチャートラベルなどの新たな観光コンテンツとしての可能性も大いにあります。
函館は、世界遺産「も」ある街になりました。
まずは、この地に住む私たちが大いに縄文を楽しみましょう。
※17日(日)まで「JOMON WEEK in HAKODATE」開催中。
阿部さんご出演プログラム
・16日(土)「大使と一緒に学ぼう!世界遺産と道南の縄文」
シエスタハコダテ4FGスクエアにて 13時30分から(事前予約なし、定員30名)
・17日(日)シンポジウム「縄文の未来を語る。」
パネルディスカッションのパネラーとして
ホテル法華クラブにて 13時から(事前予約制 渡島総合振興局 0138-47-9435)
「JOMON WEEK in HAKODATE」の詳しい内容については、こちらをご覧ください。