11:10~「人ネットワーク」
消毒・換気など感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています
今日はお客様に、函館市立亀田中学校3年生 浅利 日菜子さんをお迎えしました。
函館地方法務局などが主催する今年度の「全国中学生人権作文コンテスト函館地方大会」で最優秀賞となる函館地方法務局長賞に選ばれました。
浅利さんが生まれる前に、お父さんとお母さんがホストファミリーとして受け入れた留学生ライアンとの交流を「違いは怖くない」と題して作文にしたものです。
ライアンにとって、浅利さんのお父さんが「ホストファーザー」、お母さんが「ホストマザー」ならば、ライアンは浅利さんの「兄」となります。
子どもの頃にライアンと対面を果たし一緒に遊んだ経験や、小さな頃から家族が教えてくれたことを通じて、浅利さんは差別や自分とは違う人との関りについて、さまざまなことを感じてきました。
生まれた国や肌の色が違っても、話をすれば理解しあうことができる。無理解によって怖さが生まれ、それが差別に繋がる。
今後、今まで普通だったことが普通ではなくなり、変だったものが普通になるような多様性のある社会の実現に向けて無理解がなくなることを望む。
国籍や肌の色だけでなく、自分の考えと違う人を怖いと思う気持ちも、話し合って理解することで消えるはず、と作文は綴られています。
中学生らしい瑞々しい言葉で、それでいて芯のある文章に引き付けられました。
中学校3年生。受験生の冬休みです。勉強に、また3年間部活で頑張ってきたバスケットボールの練習にと忙しい毎日を送っているそう。
知的障がいがある方たちのバスケットボールのボランティアもしています。
将来は地域社会に貢献したい、大好きな函館にずっと居たいとお話下さった浅利さん。
たくさんの夢が叶えられますように!!
※法務省では、相談ダイヤル「子どもの人権110番」を設けています。
学校のことや、お家のこと、親や先生には話にくいけれど悩んでいる、どうして良いか分からない。また周囲に困っている人がいるという場合は活用してください。
0120-007-110(全国共通・通話料無料)
月曜から金曜の8時30分から17時15分まで繋がります。