11:10~「人ネットワーク」
消毒・換気など感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています
今日はお客様に、講釈師の荒到 夢形(こうとうむけい)さんをお迎えしました。
FMいるかの夜の番組「皆方流THEナイト」内、『荒到夢形の月曜講談会』(毎月第3月曜日19時から)にレギュラー出演中の荒到夢形さん。
郷土資料館や、元町・カフェバーやまじょうで定期的に講談会を開催しています。月に1度のやまじょうでの「黄昏講談会」は今年の1月で100回目を迎えます。
着物姿で釈台を前に張り扇でバンバンと叩きながら話芸を披露する講談。
古典作品もたくさんありますが、荒到さんは、ここ函館や道南を題材とした講談を創作し演じる活動も精力的に行っています。
講談に興味を持ったのは小学生の時。「赤穂義士伝」をテレビで見た際に、講談独特の修羅場調子のリズムに魅了されたそうです。
それから時は流れ、雑誌が主催する落語原作コンクールに応募した作品が最終選考に残ったのが今から20年ほど前のこと。
その後、東京の講釈師・神田愛山さんが主宰する教室に通って講談の原作の書き方を習います。
そう、始めは書き手だったんです。ただ、一生懸命に生み出したわが子のような作品も全てを演じてもらえるわけではなく、それならば自分でと演ずるようになりました。
函館や道南にゆかりの人物や、地域の学校の歴史など荒到さんが手掛ける講談の題材はさまざま。
また演じる場所もさまざまで、元日には、はこだて工芸舎で「元旦寄席」が行われています。
小学校に出向いて子どもたちに向けて演じることもあります。
コロナ禍以降は、寄席のキャンセルや予定が決まらない等、たいへんな時期もありました。
現在は感染対策をしながら、講談会を実施しています。
今月は16日(日)に「郷土資料館講談会」、そして100回を迎える「黄昏講談会」は23日(日)に会場を五島軒の王朝の間に移しての開催です。この日は、地元の落語家の方も登場。演芸会に続いて祝賀会も開催されます。お楽しみの1日になりそうです。
今年はコロナ禍が更に落ち着き、生の話芸を楽しめる機会が更に増えると嬉しいですね。
また、どのような新作が生まれるのかも楽しみです。
「第49回 郷土資料館講談会」
1月16日(日)10時30分から末広町・郷土資料館にて開催。
料金 500円(別途入館料が必要です)
お申込みは郷土資料館 0138-23-3095
「祝100回 黄昏講談会」
1月23日(日)五島軒 王朝の間にて開催
演芸会 15時~ 祝賀会 17時~
会費 演芸会のみ 1,500円 演芸会と祝賀会 7,000円
お問合せ カフェバーやまじょう 080-3237-3946
荒到 夢形さんのホームページはこちら!