11:10~「人ネットワーク」
消毒・換気など感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています
今日はお客様に、函館短期大学付設調理製菓専門学校 教頭の吉田 徹さんをお迎えしました。
かつてFMいるかでは、地産地消の取組を推進するべく地域の食材をふんだんに使った「函館夢弁当」を期間限定で販売していました。
ハセガワストアと函館短期大学付設調理師専門学校(当時)の共同企画で、中心となってメニューを考案して下さったお一人が吉田さんです。
現在学校名は「調理製菓専門学校」となりましたが、その頃と変わらずに吉田さんは学生を指導し、また地元食材を活用したレシピを開発するなど、精力的に活動しています。
先ごろ、教育部門において食生活の向上に寄与したことが評価され、一般社団法人 日本食生活文化財団の「食生活文化賞」を受賞されました。
この賞は各界からの推薦を元に授与されるものですが、推薦後さまざまな厳しい審査があり、推薦されたからと言って必ずしも受賞に至る訳ではありません。
吉田さんを推薦して下さったのは、東京でお仕事をされていた際に一緒に働いた先輩でした。
11月には、老舗レストラン、東京「上野精養軒」で開催された授賞式にも出席されました。
函館ご出身の吉田さん。函館短期大学の食物栄養科で栄養士の、函館短期大学付設調理師専門学校で調理師の資格を取得。東京にある皇室御用達の西洋料理店「東洋軒」に就職し、17年間腕を磨きました。
いつかは函館に帰って仕事をしたいという思いをお持ちだった吉田さん。函館に新しいホテルができる際に応募をして料理長に就任されます。
その後、母校である専門学校の教員となりました。以後、料理人の育成に尽力し、数多くの卒業生を世に送り出してきました。
学校で教えるのは、調理の技術だけではありません。就職した後に予想される、先輩との上下関係を乗り切るためのことや掃除の大切さなども学生たちに伝えています。
現在、在籍する学生は100名ほど。吉田さん他、教員の皆さんの尽力で地域の学校の特色を活かした、地元の食材を使ったレシピなどにも取り組んでいます。
現在学校では来年度の新入生を募集中。社会人を経て入学される方もたくさんいます。
調理の道に進みたい方は、ご検討いかがでしょうか?
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