11:10~「人ネットワーク」
緊急事態宣言が解除となり、スタジオにお客様をお迎えしています。
引き続き、スタジオの消毒など感染対策をしたうえで、放送をお届けしていきます。
今日は、お客様に函館MB混声合唱団から小野 紀子さんと伊藤 喜久雄さんをお迎えしました。
10月31日に「創立50周年記念演奏会」を開催する、函館MB混声合唱団。
それまで市内で活動していた合唱団が解散となり、故・石見普二男さんにより1969(昭和44)年に男声合唱の「函館メンネルコール」(メンネルは男声の意)、翌年には女声合唱の「函館ブルンネンコール」(ブルンネンは泉の意)が結成されます。
その二つが統合し生まれたのが「函館MB混声合唱団」。
両者の頭文字をとってMBと名付けられました。
実は伊藤さんは、50年前の創立メンバー。
伊藤さんともうお一方、結成時からのメンバーがいらっしゃいます。
高校時代、学校の選択科目で音楽を選んだ伊藤さん。
先生の前で歌うと、その声の良さもあり合唱団に入るよう勧められたそう。
それ以来、歌うこと、合唱団の仲間と過ごす時間を楽しんで来られました。
小野さんは、団に加わり15年程。学生時代から合唱部で歌ってこられた小野さんにとって、MBはとても高いところにある存在だったそう。
卒業後も歌い続けますが、それまで所属していた団を離れたタイミングで、MBメンバーからお誘いを受け、参加することになりました。
長きに渡り活動を続けてきましたが、創立50年を迎えるタイミングでのコロナ禍。
演奏会の開催はもちろん、しばらくは皆さんが集まっての練習もままならない状況でした。
今回、遂に「創立50周年」を冠した演奏会が開催できることになりました。
当日は3部構成。
混声合唱組曲「水のいのち」等3曲を披露する第1部。
第2部は、「思い出のコーナー~創立者 故石見普二男先生の愛した合唱曲から~」と題し、OBの方も加わったステージです。
女声・男声・混声とそれぞれの楽曲の披露です。
第3部は、MB創立50周年の記念曲「決意のあいだ」全4曲の初演です。
2018(平成30)年9月6日に発生した胆振東部地震の被災者に寄せて、福島の詩人・和合亮一さんが北海道新聞に発表した詩に、MBとの関りも深い地元函館の作曲家・佐々木 茂さんが、MBの委嘱により作曲をしました。
佐々木さんは、1993(平成5)年の北海道南西沖地震の際に、被災した奥尻島民のためにレクイエムを作り、MBもその曲を歌っています。
今回の曲には、そのレクイエムと一部に共通のメロディーを使っているそう。
本来は昨年の演奏会で初演を迎えるはずでしたが、コロナ禍で演奏会が開催できず今年の披露となりました。
合唱に朗読、管弦合奏、FMいるかパーソナリティーの石崎理さんのオルガンも加わっての演奏です。
まだ全員が一堂に会したことはないそうで、メンバーの皆さんも楽しみにしています。
設立半世紀の記念にふさわしい盛りだくさんのプログラム。
皆さんも是非お楽しみ下さい。
10月31日(日)函館市民会館大ホールにて開催。
開場13時30分 開演 14時
入場料 1,000円(高校生以下無料)
チケットは函館市民会館他で取り扱い中
※感染対策をしてお出掛け下さい。
函館MB混声合唱団公式サイトもご覧下さい。こちらからどうぞ。