11:10~「人ネットワーク」
緊急事態宣言が解除となり、スタジオにお客様をお迎えしています。
引き続き、スタジオの消毒など感染対策をしたうえで、放送をお届けしていきます。
今日は、お客様に函館朗読奉仕会から青井 元子さん、新田 裕子(ゆうこ)さんをお迎えしました。
函館朗読奉仕会は1975(昭和50)年に、読書会からスタートした団体。昨年、創立45周年を迎えています。現在は36名ほどの会員の皆さんが参加しています。
図書館や認定こども園、介護施設などでの読み聞かせや朗読会、録音テープの作成など活動は多岐に渡り、朗読を通してさまざまな奉仕活動を行っています。
会の中には、いくつもの部会があり、それぞれに「そよかぜ」「しおり」「ピッコロ」といったステキなお名前がついています。
新田さんは対面朗読「こもれび」の代表を努めます。多くの方へ向けての朗読とは異なり、対面朗読は文字通り対面で、利用される方(主に目の不自由な方)が読んでほしいものを読みます。物語のこともあれば、市の広報や時刻表、お料理のレシピなどさまざま。「何を読むのか」によって「どう読むのか」も変わってきます。
会では年に2回、函館市中図書館を会場に朗読会を開催しています。
秋は11月1日の「古典の日」に因んで、「秋の読書週間イベント 古典の日朗読会」と銘打ち古典作品の朗読に挑戦しています。
2013(平成25)年の第1回「竹取物語」に始まり、「方丈記」「枕草子」「平家物語」などを題材に朗読会を開いてきました。
昨年からは、古典最大の長編小説「源氏物語」に挑戦しています。
今回はその2回目で、第13帖の「明石」から第32帖の「梅枝」まで。登場人物が多く、物語に加え和歌も多く登場する物語を朗読します。
新田さんは、第27帖「篝火」で、主人公・光源氏の思い人・夕顔の娘・玉鬘(たまかずら)を担当します。
青井さんは、光源氏の栄華が絶頂の「梅枝」で、光源氏の弟・蛍兵部卿宮の和歌を担当します。
当日は、「あないびと(案内人)」として、函館大谷短期大学の学長・福島憲成さんが登場。朗読と朗読の合間の物語の流れなどを分かり易くお話下さいます。
音楽やスクリーンに映し出される映像が、皆さんをより物語の世界へと誘います。
古典の朗読を聴くことができる貴重な機会です。雅の世界を感じてみませんか?
古典の日朗読会は、11月1日(月)函館市中央図書館 視聴覚ホールにて開催
開場 13時 開演 13時30分
入場無料
※感染対策をしてお出掛け下さい。