11:10~「人ネットワーク」
今日はお客様に、北海道立函館美術館 主任学芸員の関口 千代絵さんをお迎えしました。
現在、美術館では関口さんご担当の展覧会「くりかえしのアート ことばと絵」が開催されています。
スタートから1か月ほどが経ちますが、非常に好評。市民の方だけではなく、五稜郭エリアを訪れる観光客の方も多く立ち寄られ、外国人の方も足を運ばれているそうです。
展覧会は5章構成。
函館美術館の代表的な収蔵作品とも言えるアンディ・ウォーホルの「キャンベル・スープⅡ」のようにモチーフをたくさん並べた作品や、作家が好きな風景を何度も描いた作品、「くりかえす」ことが学びにつながる臨書や石膏デッサン、「くりかえし」プリントが可能な版画や、型を用いる彫刻など、絵も書もミックスでさまざまな「くりかえし」を楽しむことができます。
ひときわ目を引くのが、たくさんの「凸」と「凹」。32人がそれぞれに「凸」「凹」を書いたので、全部で64字に上ります。
青森県の俊文書道会の皆さんによるもので、障がいのある人もない人もいます。みんなで「くりかえし」た作品です。
道南で活躍する自閉症の作家・佐久間智之さんの作品は、大好きな車を「くりかえし」描きました。その数100台!しかも1台1台細かいんです!!
ぜひ、近くから遠くから、じっくりご覧ください。
函館の画家・輪島進一さんの作品は会場での公開制作。タイミングが合えば、皆さんも一緒に「くりかえし」が描けるかもしれません。
この作品は会期の終盤まで描き続けられます。
美術館では皆さんも制作に参加できる「ハコビ・アトリエ」や、関口さんの解説とともに作品を鑑賞できる「ギャラリー・ツアー」。輪島さんの絵のモデルとなったピアニスト・高実希子さんによるコンサートなど、イベントもたくさん予定されています。
お出かけいかがですか?
展覧会は9月24日(日)まで。
詳しくはHPをご覧ください。
ホームページはこちら