11:10~「人ネットワーク」
今日はお客様に、BEHIND THE CASK合同会社 代表の澤田 凌さんをお迎えしました。
昨年、函館に移住。元町の歴史ある建物でウイスキーブランド「BEHIND THE CASK」を展開しています。
大阪出身の澤田さん。サブカル好きで音楽好き。レコードがたくさん並ぶ家で育ち、ビートルズなど同世代よりも少し大人な曲を聴いて育ちます。
ウイスキー商社への就職を機に、ウイスキーに限らず、ワインなどお酒への造詣を深めます。
当時の会社の社長に言われた「ウイスキーを極めたければワインを学びなさい」という言葉により、飲食業を経験しソムリエの資格を取得。フランスへの留学の経験もあります。
帰国後、道東のウイスキー製造会社で醸造、材料管理などウイスキーにかかわる多くを学びます。
函館は、旅行などで何度か訪れていたお気に入りの街。この頃から、函館を拠点とすることを考えていたそうです。
知り合いのいない函館に近づくため、奥様のご実家のある青森へ。そこで「BEHIND THE CASK」を立ち上げて、昨年満を持して函館にやってきました。
現在は、自社で醸造はせずに購入した原酒を独自に瓶に詰める「ウイスキーボトラー」というスタイルですが、年内には蒸留所を立ち上げる計画です。
ご自身で蒸留することは考えていなかったという澤田さんですが、函館らしいウイスキーを作りたいという思いはありました。
ご近所のワイナリー「農楽蔵(のらくら)」の紹介で知り合ったGLAYのTERUさんの一声に始まり、さまざまな後押し、また「農楽蔵」が移転することになって、現在のワイナリーの場所を使用できるようになる等のタイミングも重なり、蒸留所の開設を決めました。
今年はサントリーの山崎蒸留所が開設100年。日本のウイスキーの節目の年でもあります。
「ディ・トリッパー蒸留所」と名付けた蒸留所では、北海道産の大麦を原料に、こだわりのシェリー樽を使用して仕込みます。
開設の頃には、クラウドファンディングにも挑戦予定。返礼品の中には憧れのカスクオーナー(樽買い)の権利もあります。
近年、函館周辺ではワインにビールに日本酒と、お酒造りが盛んに行われています。
この地で、澤田さんによって仕込まれるウイスキーがどんな味わいになるのか楽しみです。
BEHIND THE CASKのHPはこちら!