11:10~「人ネットワーク」
FMいるかでは、新型コロナウイルス感染再拡大にともなう特別番組編成で放送をお届けしています。
当面の間お客様はお電話でのご出演となります。
今日は、クラリネット奏者・講師の鳥潟 さくらさんにお電話でご出演いただきました。
森町在住の鳥潟さん。森町で生まれて中学校卒業までを過ごし、高校は札幌へ。
音大への進学、フランス留学を経て、昨年6月に十数年振りに森町に戻ってこられました。
ご自身の演奏活動、更には吹奏楽でクラリネットを演奏する子どもたち等への指導と、森町を拠点に活動を始めています。
4歳からピアノを習っていた鳥潟さん。
小学校時代は陸上競技に打ち込みます。
ピアノも陸上も個人での取り組みですので、何か仲間と頑張れるものを、と中学校では吹奏楽部に入部します。
仮入部の期間にさまざまな楽器に触れてみますが、その中から選んだ楽器がクラリネット。
クラリネットはすぐに音が出せなかった、というのが理由だそうです。
中学時代コンクールで、金賞は受賞したものの全道大会進出はなりませんでした。
悔しがる鳥潟さんに、顧問の先生などが札幌の吹奏楽強豪校・東海大学第四高等学校(現在の東海大学札幌高等学校)への進学を勧めてくれました。
15歳で親元を離れる決断をした鳥潟さん。
時にホームシックになりながらも、各地から進学してきた仲間たちと切磋琢磨し、学校生活を送って行きます。
大学は国立音楽大学へ。
大学時代も、演奏の場が多くありました。
軽井沢での合宿講習や、イタリアへの短期留学も経験され、演奏に磨きをかけていきます。
大学卒業後はフランスでの留学生活を送られます。
フランスで音楽活動を行う中でコロナ禍に見舞われました。
ロックダウンの際に一時帰国し、ご実家に戻られます。
その際に、拠点を地元に移す可能性を検討し、昨年の6月に帰国しました。
教室には宿泊設備を整えました。
ご自身の合宿講習などの経験もふまえ、1度きりのレッスンではなく、じっくりと取り組む時間を設けられたらと、今後宿泊を伴ったワークショップなどの開催も目指しています。
世代や学校の枠を超え、クラリネット奏者が交流できたら素敵ですね。
また、クラリネットの仲間で、音域の低いバスクラリネットも学ばれた鳥潟さん。メジャーな楽器ではありませんが、その魅力も知ってほしいとお話下さいました。
コロナ禍が落ち着き、鳥潟さんご自身の演奏を聴く機会も増えたら嬉しいですね。
今後の活躍が楽しみです。