11:10~「人ネットワーク」
今日は、公立はこだて未来大学 4年生の後藤 隆太さん、2年生の吉田 拓夢(ひろむ)さんをお迎えしました。
共に公立はこだて未来大学で情報デザインを学ぶお2人。
後藤さんは宮城県のご出身で、仙台の工業高等専門学校を卒業後、未来大学の3年生に編入しました。
一方の吉田さんは、北斗市ご出身。函館工業高等専門学校を昨年春に卒業し、未来大の2年生に編入しました。
未来大は今年度の編入生から2年次に編入することになったそうです。
出身地や学年の違いはあるものの、編入生という立場にあったこと、またアルバイト先が一緒だったというご縁で、親交を深めています。
コロナ禍で、大学の授業もオンラインになったりと、たいへんなことが多い1年でしたが後藤さんは無事に一昨日、卒業式を迎えられました。
吉田さんは編入した始めの年がこの状況で、登校の機会が少ない、先生や同級生と顔を合わせる機会がほとんどないという状況でしたが、できる範囲で充実の学生生活を送って来られたようです。
これまでも各々作品を手掛けてこられたお2人がこの度、作品展を開催することになりました。
後藤さんはスタジオに出展する作品を持ってきて下さいました。
盆栽に興味を持たれ、陶芸にチャレンジして自ら器も制作した後藤さん。
そこに針金や電子基板をあしらったユニークな作品です。
吉田さんはデジタルアート。
来場者が動き、触れることによって画面に変化が生じます。
2人が共同で手掛けた作品も。
来場者の導線が抽象画のように画面上に表示される作品です。会場に順路はありませんので自由に見て頂いた、ひとりひとりの異なる導線が作品になります。
有志のお仲間の作品展示もあるそうです。
作品展のタイトルは「解釈の相対性」。
作り手の思いはあるものの、見る人には自由に、それぞれの解釈で作品を楽んでほしいとお話下さいました。
会場は、湯川の湯川寺。デジタルの作品がお寺で展示されるというのも楽しいですね。
会期中は、お2人できるかぎり会場にいる予定とのこと。
作品を楽しんだら、是非お2人に感想や、それぞれの解釈をお伝え下さいね。
後藤さんは、来月から社会人に。
就職先に選んだのは、北斗市の喫茶店「豆宝堂」。
未来大の卒業生が喫茶店に就職なんて、今まで聞いたことがありません。
豆のハンドピックなどコーヒーについて学びつつ、商品パッケージを手掛けたりもする予定だそう。
吉田さんは3年生に。
次年度は、お仲間の皆さんと共に学ぶ時間が少しでも多くなると良いですね。
※後藤隆太・吉田拓夢 合同作品展「解釈の相対性」
3月27日(土)~4月3日(土) 11時~17時
湯川寺(湯川町3丁目)にて開催
入場無料