11:10~「防災トーク」
今日は、ゲストに北海道新聞 函館支社 報道部 記者の齊藤 直史さんをお迎えしました。
齊藤さんは、昨年の胆振東部地震の直後に、厚真町・むかわ町で取材をされました。
昨年の9月6日、朝から出張の予定だったという齊藤さん。
なんとなく寝付けないままに地震発生の3時7分を迎えたそうです。
停電で情報が全く得られない、家の中も外も真っ暗な中、函館支社に出社しました。
まずは電話での情報収集。
夕方頃になり、やっと外に出たそうです。
前の晩から、寝ずに取材を続けますが、不思議と眠たい、お腹が空いたとは感じなかったそうです。
発災から数日、10日に厚真町に入ります。
電源を積んだRV車で、地震の影響でうねる道路を通って到着した厚真町での仕事は、地震で亡くなられた方の写真を集めることでした。
親交があった方にお話を聞くときには、通常の取材時以上に言葉や言い回しに気を遣われたそうです。
その後、むかわ町でも取材をして函館へ戻られます。
停電や断水が続き、避難所生活を送る皆さんからは、前向きな言葉も聞かれたそうです。
子どもたちが遊ぶ姿もありました。
これが初めての災害取材だったとおっしゃる齊藤さん。
改めて備えの大切さを感じたそうです。
自分自身で災害に取り組む「自助」、企業や地域コミュニティなどで取り組む「共助」、行政による「公助」。
災害には、さまざまな備えが必要です。
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あれから1年。
あの時、これがあったならと思ったものは備えましたか?
非常時に必要なものの置き場は把握していますか?
ご近所が声を掛け合うことも大切です。
どうぞ、今一度、防災について考えてみて下さい。