11:10~「人ネットワーク」
今日はお客様に、モノトーン・ブレインズ クリエイティブ・ディレクターの山田 貴久さんをお迎えしました。
山田さんは、南茅部地区の臼尻町でWeb制作やインターネットを活用したマーケティング、セールスプロモーションなど様々なお仕事を手掛けています。
南茅部で生まれ育った山田さん。
函館工業高校時代はサッカーにあけくれ、卒業後は、関東でパソコンに係るお仕事をして来られました。
30年程前のパソコンは、今に比べて容量は少ないですが大きく重く、オフィスなどの限られた場所にしかありませんでした。
短い期間にパソコンを取り巻く環境や、私たちの利用の仕方が大きく変わっています。
新横浜のラーメン博物館でのご勤務を経て、横浜の馬車道でバーを経営されていた時期もあります。
8年程前、Uターンされ、ホテル函館ひろめ荘の副支配人に就任。
2年程お勤めの後、現在のモノトーン・ブレインズを立ち上げられました。
南茅部地区には、世界遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する大船遺跡と垣ノ島遺跡があります。
山田さんは、垣ノ島遺跡のすぐ下で育ちました。
当時は畑で、探検ごっこをして遊ぶのに恰好の場所。
土器のかけらや矢じりが落ちている、なんていうことも自然なことで、「畑はどこも、こういうもの」と思っていらしたそうです。
地元を離れて、それが決して当たり前のことではないことに気づきます。
Uターンをすると、函館市縄文文化交流センターの建物ができ、遺跡も整備が進んで、世界遺産登録に向けての動きが始まっていました。
関係者の皆さんは努力を重ねていますが、市民レベルでは残念なことに、まだまだ関心が低い縄文。
興味をもつきっかけになればと、縄文デザインとテクノを融合させたイベントを開催したり、先日はセミナーの中で講演もしました。
土器の網目模様から名付けられた「縄文」。縄文デザインは、デザインとして優れているだけではなく時期によっても特徴があり面白いものです。
これを広告や土産物などのパッケージに取り入れたら面白いのでは、なんていう提案をされたそうです。
世界遺産登録が叶ったのち、遺跡を訪れる方が増加することが予想されますが、その人気が一過性にならないためにも、さまざまな仕掛け・取り組みをしていくことが重要です。
そして、まずは地元の皆さんに関心を持ってもらい、盛り上げていくことが何より大切です。
縄文の楽しみ方には決まりがありません。山田さんの発信も大変に興味深いものです。
是非、皆さんもまずは関心を持って、世界遺産登録を応援して頂けると嬉しいです。
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