11:10~「人ネットワーク」
今日はお客様に、市立函館博物館 学芸員の佐藤 智雄(のりお)さんをお迎えしました。
現在、函館公園内の市立函館博物館では、今年度の企画展「箱館戦争 終結一五0」が開催されています。
6月22日に始まり2か月程。
週末を中心にたくさんの方が足を運んでいます。
夏休みは自由研究の題材にするお子さんも多かったそうですが、来館者の多くは函館以外から、また女性の方の姿が多く見えているそうです。
展示資料の写真を掲載した図録も売れ行き好評で、現時点で残部が1ケタとなっています。
(※放送終了後、午後に完売したそうです。)
また、佐藤さんが書いた解説書が付属された、箱館戦争終結150周年記念のフレーム切手は、限定千1,000部が、ほぼ完売状態と、関心の高さが伺えます。
市立函館博物館で、箱館戦争を企画展のテーマとするのが、今回でなんと35回目。
通常、博物館や美術館の企画展は、他館から作品を借りて開催するのがほとんどですが、展示室には市立函館博物館、また函館中央図書館に収蔵の資料がずらりと並びます。
陸軍奉行の大鳥圭介や総裁・榎本武揚自筆の書、土方歳三などの貴重な写真も多く展示されています。
箱館戦争で実際に使われた砲弾、軍服や陣羽織など、じっくり時間をかけて見たい資料ばかりです。
新選組の「誠」の袖章は、現在所有している博物館は3館だけという貴重な資料です。
明治2年の箱館総攻撃直前(推定4月頃)に撮影されたと思われる函館港のパノラマ写真には、旧幕府軍官の回天・蟠龍も見えています。
江戸時代の箱館の街をうかがい知れる写真です。
今年は箱館戦争終結150年と言う節目の年。
写真も多く残るなど、それほど昔のことではありません。
歴史の舞台になった街に多く残る貴重な資料を見に行きませんか?
企画展はこのあと9月22日(日)まで。
月曜休館 9月16日(祝・月)は開館、翌17日(火)休み
【開館時間】10時~17時(16時30分までにご入館下さい)
【入館料】一般 300円、大学・高校生 200円、小・中学生 100円
※市内在住・市内の学校に通う小・中学生は無料。その他、各種割引制度があります。
市立函館博物館のホームページはこちら