11:10~「人ネットワーク」
今日はお客様に、書家の吉川 海夏(かいか)さん、金谷 紅麟(こうりん)さんをお迎えしました。
7月1日(土)から、北海道立函館美術館では「北海道書道展 函館展」が開催されます。
吉川さんは大賞に、金谷さんは準大賞に選ばれています。
宮城県出身の吉川さんは、石巻市・仙台市で育ち東京の二松学舎大学に進学されます。
その時に出会った、函館出身の方とご結婚されたのを機に、函館にいらっしゃいました。
そう!そのだんな様は、この番組にも何度かご出演下さっている書家で南茅部高校の先生でいらっしゃる吉川肇(書の号は海斗)さんなんです!!ご夫婦で書家って、ステキですね。
おじい様の代から書を教えるお家に生まれた吉川さん。書は子供の頃から身近なものだったそうです。
現在は、道新文化センターでペン字の講座などを担当、また高校の授業や書道部の指導にもあたっています。
金谷さんは函館のご出身。家族愛と函館愛に溢れる金谷さんは、大好きな家族と函館から離れたくないと、ずっと函館で研鑽を積んでいます。
小学校1年生から近所の書道教室に通っていたそうですが、高校時代の書道部の先生(函館で書家としてご活躍の鈴木大有さん)の言葉「書は線と空間とリズム」という言葉に驚いたそう。その頃に学んだことが現在の創作活動に繋がっているようです。
現在は、病院に事務職としてお勤めをしながら、書と向き合っています。
意外にもお2人ともに、子供の頃は「どうして上手に書けないのだろう?」という思いを抱いていたそう。現在の作品からは想像がつきません。
吉川さんは相次いで亡くなった身近な方への思いを、金谷さんは「可愛くって仕方がない」とおっしゃる甥っ子さんの様子から文字を選び作品を仕上げました。
お二人の作品をも展示される展覧会。是非、足をお運びください。
北海道書道展 函館展
7月1日(土)~7日(金)(3日(月)は休館)
北海道立函館美術館にて開催。
9時30分~17時(16時30分までに入館して下さい。)
前売り 200円(北海道新聞函館支社で販売)
当日 300円 高校生以下無料
1日(土)2日(日)14時からは作品解説会があります。