11:10~「人ネットワーク」
今日はお客様に、函館市教育委員会 生涯学習部 文化財課 兼 世界遺産登録推進室 主査(学芸員)の福田 裕二さんをお迎えしました。
現在、函館の大船遺跡と垣ノ島遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産登録を目指しています。
今年は、コロナ禍でイベントはあまり開催できていませんが、ここ数年、地域の皆さんの気運を高めるため、様々な縄文イベント等が開催される中、講師としてお話をされたり、解説をされたりと大活躍の福田さんです。
福田さんは、函館で生まれまもなく千葉に転居をされますが、大学進学時に北海道に戻って来られます。
学生時代に発掘に参加されて以来、縄文一筋。
世界遺産登録に向けても、長きに渡り携わって来られました。
先月は、世界遺産登録に向けた国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の現地調査にも参加されました。
コロナ禍で、世界遺産登録に向けてのスケジュールが、予定通りに進むのかも不透明な中、現地調査に向けてのリハーサルなども行い、対応を検討してきました。
福田さんは、大船・垣ノ島の両遺跡の調査にオンラインで参加され、調査終了後に青森県で開催された文化庁や関連自治体の関係者による記者会見の様子も見守られたそうです。
世界遺産登録に関しては、今年の世界遺産委員会の開催が中止になってしまったこともあり、今後どのようなスケジュールで進んでいくことになるか分かりません。
ただ、函館市内では様々なことに気を付けながらのイベントが少しずつ開催されるようになっており、その中には縄文に関するイベントもあります。
地域の皆さんには、是非、イベントに参加したり、縄文文化交流センターや遺跡などに足を運んで、それぞれの目線で縄文を楽しんでいただきたいと思います。
学芸員さんがいらっしゃる場合は、声を掛けていろいろ聞いてみて下さい。
より深く、縄文を楽しむことができると思いますよ。
北海道・北東北の縄文遺跡群のホームページはこちら