11:10~「人ネットワーク」
新年度は金曜日も「人ネットワーク」をお届けします。
今日はお客様に、森脇 颯(号・雅風歌)さんをお迎えしました。
森脇さんは、函館中部高校に通う高校生。
春休みが終わると3年生です。
小学校1年生から、宮崎加奈古さんの指導のもと、お箏のお稽古を続ける森脇さん。
お母様がお箏を習っていたこともあり、お箏は子供の頃から身近なものだったよう。
「師範」という言葉の響きに憧れて、小学校高学年の頃からは、師範を目指していたそうです。
その目標通り、一昨年准師範の試験に合格し「先生」になりました。
茶道や華道のように、お箏にも流派があります。
森脇さんの流派の試験は、お箏を演奏する実技に加えて筆記試験もあるのだとか。
実技も、古曲・歌曲(歌もうたいます!!)など4つのジャンルにそれぞれ3曲の課題曲があり、当日その時まで、どの曲を演奏することになるか分からない状態。
全12曲をまんべんなく稽古しなければなりません。
弾くことになったのは「あまり得意ではない曲」だったそうですが、見事首席で合格しました。
試験の翌日には、関係者・受験者が集まっての合格発表が!そこで、首席として名前を呼ばれスピーチもしたそうです。
号は、お名前の「颯」の字にも使われる「風」を入れて「雅風歌(まさふうか)」としました。とても気に入っているようです。
昨年は休校期間もありましたが、学校は通って友達に会うだけで楽しいそう。
お箏以外にはサッカーが好きで、以前はプレーもしていました。
今は、専ら観戦だそうです。
来月にはコンサートが開催されます。
「箏コンサート~森脇雅風歌のチャレンジ~」と題したコンサート。
タイトル通り森脇さんが主役のコンサートです。
演奏曲目も、自分で決めました。
なかなか聴く機会の多くないお箏の現代曲や、お馴染みの楽曲のお箏アレンジ、2月に芸術ホールで開催された「スプリング・コンサート」で、師匠・宮崎加奈古さんと共演した曲など盛りだくさんのプログラムです。
お箏の音色の迫力と、演奏する姿を生で体感できる貴重な機会です。
是非、感染対策をしてお出掛け下さい。
このコンサートには、森脇さんの中学生の弟さん・靖(せい)さんもご出演です。
このコンサートが終わったら、今度は受験モードに切り替え。大学進学に向け勉強に励む毎日になりそうです。
進学で函館を離れることになりそうですが、お箏は続けたいとおっしゃる森脇さん。
今の時点では、将来の選択肢がたくさんあるようで、どんな道を選んで進んでいくのか、楽しみです。
※箏コンサート~森脇雅風歌のチャレンジ~
5月1日(土)函館市公民館(青柳町12-17)にて開催
開場 13時30分 開演 14時
入場無料 要整理券
整理券は、森脇さん、宮崎さん、また函館市公民館 八木楽器店(千代台町)で配布中
前日まで予約も受け付けます。
ご希望の方は宮崎さん 0138-51-2656まで
(留守番電話の場合は、整理券希望の旨を吹き込んで下さい)
森脇さんの師匠・宮崎加奈古さんのブログ「カナコラム」で
コンサートに寄せる想いを綴っていらっしゃいます。
こちらからご覧ください。