村上です。8月も終わりが近づき、涼しく感じるようになりました。
10:45~ しらかば薬局ギャラリー
9月3日まで開催中の 糸掛け曼荼羅(ストリングアート)の展示会におじゃまし、作者の山中萬壽雄さんからお話を伺いました。
(ギャラリーが薬局に接しているため、しらかば薬局さんのご厚意により敷地内でお話を伺いました)
曼荼羅と言っても、宗教とは関係なく、円形または任意の形にくぎを打ったところに糸を掛け、幾何学模様を作っていくアートとのことです。
細密な下絵とカラフルなミシン糸をひたすら釘に掛けていく、根気のいる緻密な作業から生まれる作品は、単色で形の美しさが引き立つ作品もあれば、立体的に組まれた糸が織りなすグラデーションに引き込まれそうな作品もあります。
先がとがった作品は、海外で好まれる「ストリングアート」と呼ばれるものだそうです。
設計のもととなる作画、糸掛けをミスなく行うための道具の開発など、独学で制作する山中さんならではの工夫もいっぱいです。
■糸掛け曼荼羅・ストリングアート展示会
期間 8月29日(月)~9月3日(土)
場所 函館市中道2丁目51-3 しらかば薬局ギャラリー
時間 火・木 午前9時~午後7時30分
水・金 午前9時~午後5時
土 午前9時~12時30分
入場無料
12:15~ 香雪自治会館
8月9日の中継で、8日夜の大雨の際、自治会の役員さんが町内で垂直避難を呼びかけていたというお話をお聞きしたご縁から、滝沢町の香雪自治会館にて香雪団地自治会役員の皆さんが見守る中、会長の吉田敏浩さんから当時のお話を伺いました。
香雪団地自治会は、道が管轄する湯の川、湯の沢川と市が管轄する中の沢川、3つの河川にコの字状に囲まれた土地にあります。
昭和50年代に宅地造成、住民が住み始め、40年以上経過した現在、高齢者の割合が約7割という特徴があります。
避難所となる小学校は、今回複数の箇所であふれた湯の川に架かる橋を渡り1キロ先、高台を登ったところにあります。
当時、激しい雨とともに、水が押し寄せ、これでは車が動かせず、杖をついた高齢者が避難所へ向かうことは不可能と考えた吉田会長は、ほかの役員さんと共に打ち合わせ、行動に移します。「貴重品を持って2階に上がって(避難して)ください」
時には膝まで水につかりながら、拡声器を持ち2人1組で、豪雨で真っ暗な中、1時間ほど町内を回り呼び掛けたそうです。
豪雨の音でよく聞き取れなかったという方もいらした中、手を振って呼びかけに応えた住民の方もいらしたそうです。
吉田会長は、それぞれの地域の方が避難所の場所を知っておくことが大事とおっしゃっています。
地域や避難所を熟知しているからこそ、とっさの判断・行動に移せるのだなと思いました。
お話を伺いながら、私個人も避難所へ向かう道には小さな橋が架かっていることを思い出しました。その小さいけれども重要な気づきを吉田会長や役員の皆さんからいただきました。
中継終了後、役員の皆さまからも貴重なお話をいただきました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。