村上です。
昨日の大雨で被害を受けた皆様に心からお見舞い申し上げます。
10:45~ 本通3丁目南緑地 せせらぎ公園付近
平成9年に開園したせせらぎ公園は、面積がおよそ0.83ha。
通常は都市緑地として利用できますが、大雨で河川の増水が予想される緊急の場合は、鮫川の遊水地として使用されます。
今回、その役割をしっかりと果たしてくれたようです。
水が引き、公園として再開されるまで、近づかないようにしてください。
鮫川には、ほかに本通公園そばに遊水地があります。
鮫川の水位がほかの河川に比べて低かったのは遊水地のおかげだったのかなと、事務所に帰ってから気が付きました。
とはいえ、普段より水量が多く、水の流れは大変速いので、川には近づかないようにしましょう。
12:10~ 見晴公園通付近
湯ノ沢川と湯の川に挟まれた、榎本町、滝沢町のエリアを中心に被害の状況、復旧に向けた作業の模様をレポートしました。
地域にお住いの方にお話を伺ったところ、昨夜湯の川があふれ、湯ノ沢川近くまで水が押し寄せたとのこと。お話を伺った方のお宅では、玄関には水が入らなかったものの、車庫はシャッターの隙間から水が入り込み、10㎝ぐらいの高さに水の痕跡があり、床は一面に泥が残っていました。
また、別の方のお話では、町会の役員さんが「垂直避難」を呼びかけていらしたとのことでした。
取材時に訪れた様子では、泥は榎本町から見晴公園通沿いに多く残っていて、車庫か家の中から出した物が家の脇に積まれている様子も見受けられました。
また、道路では、たまった泥を重機でかき出し、ダンプカーに積み込むところもありました。
twitterでも写真付きでレポートしていますので ご覧ください。
今回、私個人も垂直避難について考え、準備を試みましたが、実際に動いてみると様々な課題が出てきました。
ブログを書いている現在、この先気温が高く、雨交じりの天気が続く予報になっています。
函館でも長くお住まいの方の想像を超える災害が発生しました。
無事だった方もこの機会に災害への備えについて考えてみてはいかがでしょうか。