だんだんと函館駅周辺の街路樹も赤く色づいてきました。
秋の深まりを感じますね。
今日は函館に年に1、2回いらっしゃるという東京からのご夫婦にお話を伺いました。観光地名所はもう回っているので、温泉に浸かってお食事をしてとゆっくり過ごされるそうです。
毎回、海鮮やジンギスカンの肉などを買って、東京のご自宅で食べるのが楽しみなんだそうです。
お気に入りのお店があったりと、函館ツウのお二人でした。
リピーターのお客さんがもっと増えると嬉しいですね。
五稜郭町 函館市芸術ホール館内にある、函館市北洋資料館に伺いました。
財団創立30周年記念 函館市北洋資料館特別展『貴重な北洋の貝~高川コレクション~』が開催されています。
北洋資料館では、函館の重要産業であった北洋漁業に関する資料が多数展示されています。ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
今回は、特別展ということで、高川金次氏が北洋で収集した貝のコレクションが展示されています。
高川氏は昭和30年頃から北洋漁業鮭流し網船の通信士として勤務していました。そこで漁網についてくる貝に興味を持ち、採集を始めたそうです。
貝を採集した日、緯度・経度、海域の深さなど細かく記されています。
それまで、貝の調査は南洋が主流で、北洋の研究は進んでいなかったそうですが、高川氏のコレクションが後に大きな影響を与えたそうです。
20種類の貝が展示されていますが、高川氏の名がついた貝や、オレンジや紫などの色鮮やかな貝など、さまざまです。
今では日本が漁禁止の海域で採れたものもあり、貴重な資料となっています。
色んな貝を比べて見ると面白いですよ。
北洋資料館では、北洋漁業の歴史や、使用された道具、模型など様々な資料が展示されています。北洋の荒波の揺れを体感できる体験もできますよ。
貝が採集された背景を共に学ぶとより、理解が深まりそうです。
特別展の会期は10月11日(木)~11月30日(金)までです。
観覧には入館料がかかります。
函館市北洋資料館
住所:函館市五稜郭町37-8
電話:0138-55-3455
営業時間:9時~19時、11月からは17時まで
(特別展は最終日は15時で終了)
入館料:大人 100円、学生50円、市内小中学生 無料