10:20~ 弥生町 鯨族供養塔前より
今週も、どんより曇り空が広がり、時折雨がぱらつく寒い金曜の午前中です。
この中継の時間、塔のすぐ近くにある称名寺では「鯨族供養慰霊祭」が行われていました。
例年、函館では調査捕鯨終了後の5月末から捕鯨が開始され、この時期ツチクジラの水揚げの話題が聞こえてきます。今年は、調査捕鯨の時期がずれ込んでいるようで、まだ始まってはいませんが、捕獲された鯨を供養する「慰霊祭」は例年通りの開催です。
それに合わせて、供養塔周辺も草刈りなどの清掃活動が行われました。
いつもは草木に覆われて目につきにくい塔ですが、紅白幕も飾られ、上部のセミクジラの模型も心なしかいつもよりピカピカしているようです。
何かと鯨の話題が多いこの時期。供養塔にも足を運んでみてはいかがですか?
鯨族供養塔 函館市弥生町9番 西中学校向かい(千歳坂沿い)
12:10~ 豊川町 魚市場食堂「魚いち亭」より
午前の中継の「鯨族供養塔」から、この時間も鯨にちなんで。昨日からツチクジラ定食の販売が始まった、函館水産物地方卸売市場2階の魚市場食堂「魚いち亭」にお邪魔しました。
「魚いち亭」代表の佐々木 博樹さんと一緒にお届けしました。
午前の中継で触れたとおり、今年はまだ函館での捕鯨が始まっていませんが、市民の皆さんからのお問い合わせも多く、定食の販売は例年通り行われています。
昨年、水揚げされたクジラの冷凍肉を使用していますが、味わいは変わらないのではないかと思います。
普段は市場関係者の利用が多い食堂ですが、毎年この定食の販売が始まると、一般のお客様の来店が多くなるそうです。
昨日、そして今日の中継時間にも、楽しみにしていたと言うお客様が見えていました。
ツチクジラの赤肉を、醤油やショウガ、みりん、酒で味付けして半日から1日寝かしたものを揚げた竜田揚げがメインの定食です。
衣はカリッと、中のクジラは柔らかく、しゅうゆとショウガの味が良くしみた、ご飯の進む味わいです。
野菜と小鉢、ご飯、味噌汁がついて700円(税込)。金額プラスで肉を大盛にすることもできますよ。
数量制限なしで、今月いっぱいの販売です。皆さんも、季節を味わいにお出かけになってみてはいかがですか?
魚市場食堂「魚いち亭」
函館市豊川町27-6 函館市水産物地方卸売市場 2階
営業時間 6時30分~13時30分
日・水曜日は市場が休場のためお休みです。
13:30~ 末広町 函館市文学館より
函館ゆかりの作家の資料を収蔵する「函館市文学館」。毎年、石川啄木にちなんだ企画展を開催していますが、今年度は「石川啄木来函110年に寄せて~啄木の函館132日~」と題して開催されています。
函館市文学館 館長の福原 至さんとお届けしました。
書簡などの直筆資料や、複製にはなりますが函館時代の詩など、貴重な資料の数々を見ることができます。
書簡には、明治40年の大火の際に、家族を安心させるために盆踊りを踊ったことや、大森浜で初めて海水浴をしたことなどが記されていて興味深い内容になっています。
また、来週6日(火)には、企画展にちなんだ「文学の夕べ」が開催されます。
企画展の開催期間中4回開催されるうちの2回目となる今回は、「啄木の診断書~日記から解き明かす啄木のからだとこころ」と題して、函館渡辺病院 循環器内科 医長の水関 清 医師が講演を行います。参加ご希望の方は、事前にお電話でお申込み下さい。
函館市文学館
函館市末広町22―5
企画展は10月3日(火)まで。
(会期中、8月26日(土)、9月7日(木)8日(金)は臨時休館)
文学の夕べは6月6日(火)18時30分~
文学館1階ラウンジでの開催。
参加申し込み 0138-22-9014
開館時間 9時~19時(4月~10月)
入館料 一般:300円 学生(小~大学生):150円