村上です。
爽やかな山頂も良し、落ち着いた雰囲気の文学館で過ごすひとときもよし。どちらも多くのお客さまで賑わっていました。
10:45~ 函館山山頂
今日はどこを見ても絶景の日!
1年のうちで一番日照時間の長~い日です。
函館では15時間13分とか。
皆さんはどうお楽しみですか。
夏至一番の働き者?函館山山頂には日時計があります。
太陽の光と影で時を知らせます。
函館開港150年(2009年)を記念して、2008年6月に設置されました。
函館山の日時計は、国内に数多く設置されている小原式日時計の一つで、影を作るノモンと呼ばれる三角の部分の先端に地球儀があるのが特徴です。
実は、かねがね日時計の角度を測ってみたいと思っていました。
昔々に使っていた分度器を持ち込み測定!
難しい計算式はわかりませんが、緯度と数値が近いかも?!
◆寄り道
大森浜の啄木小公園で、石川啄木像を見てきました。
夏の爽やかな日も、厳しい冬の日も、ここに座り、何かを考えているかのようです。
12:10~ 函館市文学館
10月10日(火)まで開催中の 令和5年度函館市文学館 石川啄木直筆資料展特別展「小説家石川啄木」について、館長の古川志乃さんからお話を伺いました。
啄木といえば、多くの優れた短歌を遺していますが、本当になりたかったのは、小説家だったそうです。
今回の直筆展示は、小説にスポットを当て、6つの作品と創作ノート、はがき、日記が展示されています。
啄木の人柄をしのばせる読みやすくきれいな文字や創作ノートに書かれた大変美しい筆記体の英文など、見どころが凝縮されています。
展示された小説がどのような内容か読んでみたい方のために、展示ケースの前に各小説の全文を掲載した本がおかれています。
興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
会場には、修学旅行で弘前からやってきた6人の小学生がいらしたのでお話を伺いました。
石川啄木の像に興味を持って文学館を訪ねてくれたそうです。
「楽しい!」「直筆が見られるなんて!」という子どもたちの感想に、世代を超えて受け継がれる資料の大切さを改めて感じました。
4つの石の彫刻作品が配置された中庭では、7月5日(水)15時から、中庭テラス読み聞かせ会が開かれます。
幼児・小学生のお子さん(と保護者さん)対象のイベントです。
爽やかなテラスでお話がすっと入ってくる美しい朗読に耳を傾けてみませんか。
雨天の際は1階ラウンジでの開催となります。
参加は、事前申し込み制となっています。
特別展、読み聞かせ会、ともに詳しくは 函館市文学館ホームページ をご覧ください。
(石川啄木の「たく」の字は本来旧字体ですが、新字体で表記させていただきました。)