2024年6月25日 放送番組審議会
開催日時
2024年6月25日(水) 午後2時
開催場所
函館山ロープウェイ山麓駅B1F 会議室
出席委員(敬称略)
福島憲成 委員長 / 若山直委員 /長谷川房代 委員 / 藤井良江 委員
局側出席者
代表取締役社長 浅井忠美 / FMいるか局長 宮脇寛生
議題
「防災ラジオ807~函館大火から90年企画」について
●FMいるか開局10周年記念ドキュメンタリー「函館大火~苦難の一夜」アンコール放送
(2024年3月21日(木)16時~17時 放送)
函館大火を経験した当時の中学生の作文を基にしたラジオドラマを軸に、函館大火を経験した方々、当時消火に当たった方、市立函館博物館学芸員、函館海洋気象台、函館市都市計画部の方のインタビューで綴った番組。
●函館むかしがたり「函館大火をふりかえる」
(2024年3月28日(木) 11時10分~放送)
佐々木紫の番組“オトノハにのせて”内の函館むかしがたりの特別版として放送。出演は箱館歴史散歩の会 主宰中尾仁彦さん。まち歩きを通じて、町に残る函館大火の記憶を伝え続ける中尾さんのお話をお送りした。
審議事項
●「函館大火~苦難の一夜」アンコール放送について、生き証人を探してご存命の内に録音していた事は大きな功績。内容においては、ラジオドラマと実話を交えた構成が面白く迫力があった。証言者の函館訛りや、ドラマ中の環境音により聞き取り辛い部分はあったが、リアリティを追求した独自の世界観があり、振り返る価値がある。FMいるかの総力を結集した番組とも言える。
●「函館むかしがたり」での中尾さんのお話は、函館大火を俯瞰的に、整理された情報として発信していた。2番組とも同じテーマながら性質の違うものであり、興味深い内容だった。知識の継承には効率の向上も不可欠。時代によって適切な伝え方があるのだと思う。これからも考えながら、情報を取り上げていただきたい。防火意識を高めていくには、地域で伝承していく必要があり、FMいるかがその一躍を担っている。これからも期待している。
最後に他の番組にも言えることだが、大きな企画の際は、PRに注力するか、後日聴けるようにしていただきたい。
などのご意見を頂戴しました。
(FMいるか番組審議会事務局)