2023年9月13日 放送番組審議会
開催日時
2023年9月13日(水) 午後2時
開催場所
函館山ロープウェイ山麓駅B1F 会議室
出席委員(敬称略)
福島憲成 委員長 / 若山直 委員 / 長谷川房代 委員
岩塚晃一 委員 / 藤井良江 委員
局側出席者
代表取締役社長 浅井忠美 / FMいるか局長 宮脇寛生
議題
「防災ラジオ807 ~北海道南西沖地震から30年」について
放送日時:2023年7月12日(水) 16時~17時
【概要】北海道南西沖地震から30年。記憶の風化が懸念されている中、最大の被災地となった奥尻島の島民の方々にインタビューを実施。改めて災害を振り返ると共に、今日に至るまでの奥尻島を伝える。
【出演者】奥尻町長 新村卓実 氏/奥尻島津波語り部隊 竹田彰 氏/民宿木村さん家 オーナー 木村孝義 氏/奥尻中学校2年 菊池ひなのさん
【ナレーター】FMいるか 中野由貴
審議事項
●大変な労作である。冒頭の番組ナレーションは、北海道南西沖地震の被害状況・死者数を取り扱う深刻なものだったが、感情を抑え淡々とした説明に徹していた。番組の雰囲気に合ったトーンだったと思う。また「ですます調」でなく「である調」の言い方も良かった。BGMも効果的に使用されていて、程よい緊迫感・臨場感を演出していた。悲惨な状況から希望を感じるラストへのストーリー展開も素晴らしい。災害経験者だけでなく、若い世代を入れた出演者の選定も良かった。防災情報の発信は地方局の責務。今回の番組は多くの方にとって大切な時間になったはず。
●番組始まりのジングルは、普段からFMいるかの放送で聞くジングルだった。当番組では浮いていたと思う。
●防災意識を高めるには日常的な呼びかけが必要である。番組アーカイブをいつでも聴ける環境作りがその一つなのでは。当番組を含めて有益な番組は、YouTubeでの公開を希望する。
などのご意見を頂戴しました。
(FMいるか番組審議会事務局)