FMいるかでは今年10月から防災情報の発信を迅速化するため、「AI（人工知能）」を活用した新しい防災気象情報システムを導入します。

株式会社アイダス（東京都）が開発した「緊急防災情報自動カットインシステム」は、気象庁や関係機関が発表する防災情報を専用のクラウドで受信し、辞書機能を持つＡＩ技術を活用して自動で合成音声を生成。この音声を放送局のシステムに連動して割り込んで放送します。このほかリモート接続による原稿入力に対応し、配信メール等の読み上げも可能です。

また「ＡＩ天気予報自動オンエアシステム」は、最新の気象情報を元に原稿化して、ＡＩアナウンサーにより全自動で放送。ＡＩは経験を積むことで誤読やイントネーションを修正し、読み上げ精度が向上、音声の正確さは日々進歩します。

ＦＭいるかでは最新のＡＩを活用し、24時間365日発生する災害に対してより迅速に防災情報を放送することを目指していきます。

■防災情報自動割り込み放送
函館市･北斗市･七飯町を中心として渡島東部(渡島地方)に発表される気象警報･特別警報／地震情報／津波情報／土砂災害警戒情報／記録的短時間大雨情報／竜巻注意情報等を、当面は夜間･早朝等のスタジオ不在時を中心に通常の放送に自動的に割り込んで速報します。また、関係機関から発表される防災情報や配信メールの内容等を、ＡＩアナウンサーにより割り込んで放送します。

■AIアナウンサー天気情報
気象庁から発表される渡島・檜山地方の気象情報を原稿化し、ＡＩアナウンサーが全自動で放送します。

放送時間 ※生放送の天気情報を除く
(月～金) 6:24[多]、8:00、12:00[多]、18:55
(土～日) 7:54、13:00[多]、21:55
※[多]＝日本語に加え、英語・中国語による多言語でアナウンス
※多言語放送は10月29日より放送を開始しました（10/29追記）