11:10~人ネットワーク
今週最後のお客様は、雑貨店を経営されている清水憲朔さん、レストランバスク オーナーシェフ 深谷宏冶さんにお越しいただきました!
清水さんは西部地区にある「旧松橋商店」が解体されると聞き、建築士の冨樫雅行さんと一緒に復元したほうが建物の価値があがるという考えで、再生活用に取り組んでいます。古い建物に関心と理解がある深谷さんに相談しました、とお話されていました。
おかけしたリクエスト曲は、ローリング・ストーンズで「アウト・オブ・タイム」でした♪
深谷さんは「函館の魅力でまだ気づいていないものがもっとあります。新しいものをつくっていくことも大事なことですが、今目の前にあるものをもう一回見つめなおしてどう活用していくか。函館は食であり、洋のロマンもあり、このように古い建築物にスッと入っていくことでタイムスリップしたように感じ、楽しい気分が次の人につながっていくと思っています。」と、お話されていました。
清水さんに「港の庵」と名付けた建物についてお伺いしました。「いろいろな意味がありますが、港に面していて商売の玄関口という立地で函館発祥の地と言っていい地区です。歴史的な話を踏まえながらあの建物を見ることにより、価値も増してくると思います。五感、記憶で感じるもの、複合的に感動できる、非常に可能性のある場所です。」
清水さん、深谷さん、ご出演ありがとうございました!
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「あつこ‘S コメント♪」
古い民家や商家が次々と失われていく函館の西部地区。清水さんは入舟町、深谷さんは末広町と、共にこの地区で生まれ育ち今も暮らし続ける「西部っ子」(笑)
とりわけ大町付近は港から開けた街の玄関口。米穀・海産物問屋をはじめ当時の繁栄を象徴するような建物が並んでいたといいます。これまでも古い建物を再生活用してきた清水さんは今回も「90年以上も前の貴重な建物を残して使えないか」と、深谷さんに相談…皆さんの総力で見事に復元!「港の庵」と名付けられた旧松橋商店は、昨年お披露目を果たしました。おめでとうございます♪
活用方法のアイデアについては深谷さんが熱弁(笑)「正面はレストラン、奥の蔵はワインの製造や貯蔵に…すってきー!「バスクの姉妹店ラ・コンチャも、大正時代の自宅を利用しながら成功。古い建物の再生は、人が集うことでより成果が得られると思う」と力強いコメントを。
バル街の創始者として旧市街地と食を結び付けた深谷さん。古地図や古文書から、開港前夜からの外国人居留地を研究し続けている清水さん。お二人の語る壮大な夢と強い行動力に脱帽!聞くほどに心が弾みます♪
きっと実現します様に!お話ありがとうございました。
人が動くと街が動く…心も動くね♪@やまがたあつこ