10:20~ 市立函館博物館より
昨年12月に、函館市の指定文化財となった戸井貝塚の出土品が展示されています。
お話は、市立函館博物館 学芸員の佐藤 智雄(のりお)さんとお届けしました。
戸井貝塚は今からおよそ4,000年前の縄文遺跡。函館市内の貝塚の中でも最大で、骨角器を中心に、土製品など多くの遺物が出土しています。
展示室では、貝塚の断面を採取したものが見られます。シカの骨や、ウニの殻、魚の骨、土器など貝以外の物もぎっしり。年代による積み重ねが見られます。
骨角器の中で特に注目なのは、最近ユニークな姿で人気の「角偶」。体にたくさんの穴が見られる小さな人形です。全国的にも出土数が少ない貴重なものです。
同じくシカの角で作られた釣り針などの道具も、たいへん精巧です。
貝や動物の骨などを加工した装飾品も見られます。
クジラの肋骨で作られた、青龍刀やナタは、何かを切断するためのもの、と言うよりは儀式に用いられたと考えられているようです。
舟型の土製品や、土器などもみられます。土器の中には新潟などでよく見られる様式の物があったり、装飾品の貝の中にも、この辺りではあまり見られないものが使われていたり、他の地域との交易が窺えるものもあります。
ちなみに、土器などが収められている展示ケースも、140年程前の物なんだそう。国内最古クラスです。函館の博物館の歴史を感じます。
冬の博物館は少々寒いので、暖かくしてお出かけ下さい。休憩室内は暖かですので、時折ここで温まりながら展示をじっくりご覧いただくのも、おススメです。
是非、お出かけ下さい。
市立函館博物館(函館公園内)
9時~16時30分まで(4月1日以降は17時まで)
月曜・最終金曜日・祝日休館
一般 100円 市内の学校に通学もしくは市内在住の小中学生 無料
その他各種割引等があります。
11:20~ テーオーデパートより
第4回 とかち帯広うまいものフェア、本日初日です。
賑わう会場から、帯広物産協会 課長の松川 智彦さんにお話をお伺いしました。
今年も美味しいものが揃っています。
お伺いした時間は、ちょうど焼き立てアップルパイの販売が始まる時間。たくさんの皆さんが、行列して買い求めていました。アップルパイは、各日限定100個。11時~、13時~、15時~の時間に焼き立てが提供されます。
実演販売からは良い匂いが漂っています。毎年、人気のトヨニシファームからは豊西牛 サイコロステーキ串が初登場。フランクフルトなどもボリューミーです。会場で、焼き立ても食べられますし、冷凍販売もあります。
タコス屋 シーガルキッチンも実演販売。店主のヤマナカさんにもお話をお伺いしました。昨年は、タコスとブリトーの販売でしたが、今年はケバブです。「十勝牛ビーフケバブ」と「中札内田舎どりチキンケバブ」(各700円)は、どちらも溢れんばかりの具沢山で、ひとつでお腹いっぱいになります。
帯広地方卸売市場からは、広尾産のししゃも(オス・メス)も並びます。とかちのコーン・枝豆がたっぷり入ったすり身もおススメ。揚げて食べると絶品です。
乳製品やお菓子類も種類豊富。すぐに食べられる、お弁当や丼もありますよ。
是非、十勝の美味しいものをたくさん味わって下さい。
テーオーデパート 1階サンシャワー広場にて2日(日)まで
10時~19時(最終日は17時まで)
12:10~ 啄木小公園より
青空が広がり、陽射しがたっぷり降り注ぐ今日の函館。海も、キラキラ輝いています。ここからの景色は、麗らかな春の日といった様子。
車に乗っていると、陽射しが暑いくらいですが、外は風が強く、冷たいです。
ここに来る前には、新川公園の雪捨て場を通ってみました。雪はほとんどありません。雪の多い年には、1月のこれくらいの時季に容量オーバーで閉鎖になる、なんていう話題をお届けした年もありましたっけ。
驚く程、雪が少ないこの冬。帳尻合わせが怖いですね。