10:45~ 街の玄関から
強風の中、白くまん丸い雪が風に飛ばされたり地面を転がったりしている函館駅前です。
今日は風と雪を避けようと早めに駅に集合したのかな?
普段より多くの人が集まっていました。
今日は駅構内でクリスマスを探してみました。
改札前では「JRでクリスマスを楽しもう」と銘打ち、ともに12月25日まで開催の青函のイベント、
函館はクリスマスファンタジー、青森はクリスマスマーケットinアスパムのポスターが飾られていました。
どちらも甲乙つけがたい美しさですね!
両方のポスターを写真に収める外国人旅行客もいらっしゃいました。
どちらのポスターがお気に入りだったでしょうか。
聞いておけばよかったな。
お土産店では、クリスマス柄が箱にプリントされた有名会社のクッキーやチョコレートがあったほか、地元店ではシュトーレンを出しているお店がありました。
お店の方の話によると、シュトーレンを購入するのは主に日本のかたで、時々中国の方がひとり、ふたりと買い求めているとのことでした。
と、いうことは、シュトーレンブームは今のところ国内でのものなんですね。
せっかくなので、函館からアジアにシュトーレンブームが羽ばたいていくといいなと思いました。
さて、今日は「この人は日本人(または日本語が通じる人)だ!」と思ってお声がけするもなぜか日本語が通じない方ばかり。
苦笑した顔で立っていると、隣にいらした待機中の床清掃員の方が話に付き合ってくださいました。
寒い季節に厚着ができにくそうなお仕事と思い、風邪をひかないための健康の秘訣を伺いましたら、タートルネックのニットを着て首を冷やさないようにしているとのことでした。
やはり、首元の保温って大事なんですね。
お話を伺ったチームの駅清掃は昨日今日の作業が今年最後とのことで、駅改札の込み具合を見ながら合間を縫って作業に汗を流していらっしゃいました。
沢山の人が往来するクリスマス、年末年始に向けて、今日も街の玄関である駅をピカピカに磨き上げてくださる方々がいらっしゃいます。
思わず声が低くなってしまう程の寒さでした。
12:10~ 末広町・irodori
昨年7月に亡くなられた函館出身のヴァイオリニストで指導者の島田利子さんのお弟子さんによる「嶋田弦楽合奏団」のトリビュートコンサートが12月28日開催とのことで、団員の丸山徹さんからお話を伺いました。
丸山さんは仕事のお昼休みを使って話してくださるということで、昨年丸山さんと私(村上)が知り合った場所であるirodoriさんが丸山さんの勤務先の近くということでインタビュー場所のご協力をいただき、待ち合わせての生中継でした。
お話を聞く場所があれば、待ち合わせて情報発信ができる。
いるか号ならではですね!
丸山さんは嶋田さんから14年以上ヴァイオリンの指導を受け、音楽のことはもちろん日頃の交流から日常の作法なども教わったそうで、「嶋田先生は公私にわたる恩師です」とおっしゃっています。
人間関係が希薄になり行儀作法などを教わる機会が減っていると感じる中、素晴らしい先生、素晴らしい師弟関係だなと思いました。
今回のコンサートはお弟子さんのうち5名のメンバーが第1部(合奏)と第2部(独奏)で嶋田さんから教わった曲や所縁のある曲をバイオリンで演奏し、第3部は嶋田さんの在りし日の演奏(録音)から選りすぐりをお聞きいただくという内容です。
出演者の中には年末年始に合わせハンガリーで演奏活動をしているお弟子さんも帰国して参加するとのことですので、嶋田さんの演奏とともに楽しみにされている方も多いのではないのでしょうか。
合奏団の自主運営としては初めてのコンサートです。
嶋田さんへ感謝の気持ちを込めたトリビュートコンサートで心温まるひと時を過ごすのはいかがでしょうか。
【演奏会情報】
嶋田弦楽合奏団 トリビュートコンサート
日時 12月28日(土) 会場午後2時 開演午後2時30分
会場 函館市公民館 (函館市青柳町12-17)
曲目 カノン パッヘルベル
ホーム・スイート・ホーム ファーマー
ソナタ第4番第1楽章 ヘンデル
アヴェ・マリア シューベルト
2つのヴァイオリンのための協奏曲 J.S.バッハ ほか
演奏 嶋田弦楽合奏団 ピアノ 猪俣美津子
入場無料
丸山さん、インタビュー場所として中継にご協力いただきましたirodoriさん、ありがとうございました。