10:45~ 街の玄関から
今朝は気温が氷点下に戻り、小雪がちらつく函館駅前です。
中継時間はまだ土の表面に霜柱が立っていました。
静かに踏んでみると、思いのほか硬めの氷を感じる音でしたね。
お聞きいただけましたでしょうか。
クリスマスシーズンとあって、また人の流れが戻ってきたように感じます。
まずはおしゃれな旅行客をファッションチェック!
黒っぽい服装に色を合わせた赤い帽子が印象的な若いカップル、黒とグレーのチェックのマフラーがお揃いの大人のカップル、などなど…
女性客は薄いグレーのコート、グレーベージュのパンツ。
アイテムごと、またはこのコーデでどちらもよくお見掛けしますので、流行っているのかな?
ファッションメモをとっていると、目の前にどちらともなく話しかける雰囲気になった女性が。
「キラリスはどこですか?」とお声がけいただきました。
兵庫県からお越しの60代の女性。
ご夫婦で空路函館入りし、湯の川温泉に2連泊の日程だそうです。
手にはJR西日本ジパング倶楽部の会報の切り抜きがあり、キラリスと大手町のカフェが紹介されていました。
話してくださった女性は小学校3年生まで西部地区に住んでいたそうで、北洋漁業が盛んな頃、出港する船を旗を振って見送った思い出を話してくださいました。
大人になってからも何度か函館にいらしたそうですが、今回は駅が新しくなっていたことに感慨深げでした。
放送ではご紹介できなかったのですが函館の話でしばし盛り上がり、にこやかにお見送りしました。
仲良しご夫婦の冬の旅。
今回も函館を満喫してくださいね!
(私も60代になったらお得に旅したいな~~)
12:10~ 宝来町、この時期はしめ飾りが素敵なお店
街はクリスマス一色ですが、お正月の準備も着々と進んでいます。
2本目は宝来町で手作りのしめ飾りを販売している、とあるお店におじゃましました。
お話は、私(村上)と同じ漢字のけいこさん。
広く出回っているものとは明らかに違う、丁寧に作られたわらや縁起物の飾りなどが目を引きます。
仕事の美しさ、松や稲穂、ナナカマドの実など地元素材のコンデションの良さ、あまり見かけない縁起物のパーツなどに引き込まれます。
羽子板のデザインは型から起こして素敵な和紙が貼られています。
今の型になるまでに5、6年かかったそうです。
紅白の水引はけいこさんが成型、柔らかな曲線のコツは「一気に」曲げることだそうです。
しめ飾りの作成は9月から始まり、生の植物などを付ける工程が最後になるそうです。
獅子舞のパーツは、獅子舞の動きを感じられるよう、唐草模様に代表される覆いの部分を上にあげて躍動感を出しています。
こちらのしめ飾りは縁起物の形が一つ一つはっきりとわかりやすいデザインですので、飾りを見ながら縁起物ごとにどんな意味があるのかご家族で語り合うのもいいのではないでしょうか。
大振りのリース型しめ飾りについているまといは、ご主人がいちから手作りだそうです。
達筆!
玄関用、車載用など今の生活習慣にあわせた小振りのしめ飾りもお手頃価格で揃っていますが、季節の手作り品ですので数に限りがあります。
中継をヒントにお近くへいらした際はしめ飾りや手作りのことなどお話も聞きつつ、細かい技をじっくりご覧くださいね!
場所は宝来町の市電通から1本函館山側、高田屋嘉兵衛像の付近です。
店先にしめ飾りがずらりと並んでいるのが目印です。
営業時間は午前9時から午後8時まで。
定休日は日曜祝日ですが、しめ飾りの販売期間は無休だそうです。