10:20~ 港町より
11月12日から25日は、政府の男女共同参画推進本部が定める「女性に対する暴力をなくす運動」の期間です。
その一環として、今日は港町ポールスターショッピングセンターで、函館西警察署による啓発活動が行われます。
警察の皆さんと一緒に、啓発活動に参加するのが、市立函館病院 高等看護学院の皆さん。
学生の皆さんは、西警察署の方による講話を聞いた後、啓発活動を行います。
次の11時台の中継時間に啓発活動の様子をお届けするため、私もこの中継の後に学生の皆さんと一緒に講話を聞かせて頂きました。
11:20~ 港町 ポールスターショッピングセンターより
10時台の中継の後、西警察署の方の講話を聞き、ポールスターショッピングセンターに移動しました。
お話は、函館西警察署 生活安全課長の小川 都茂也さんにお伺いしました。
啓発活動には、1年生2クラス70名の学生さんが参加をしています。
皆さん、女性に対する暴力根絶の象徴である、紫色のリボンをつけています。応援に駆けつけてくれた、北海道警察のマスコット「ほくとくん」も名前がかかれた、たすきに紫色のリボンがついています。
困った時の相談窓口などが記されたリーフレットやポケットティッシュなど、啓発グッズを持って、買い物に訪れた方、またテナントのスタッフの方にお声掛けをしています。
ポールスターには、女性用の洋服やアクセサリー、雑貨などを扱う店舗が多くあります。女性のお客様と関わる機会が多い方に、啓発を行うことも有名です。
函館管内でも、警察に被害の相談が寄せられた事案だけで、今年9月末の時点で、ストーカーが40件、DV(配偶者間暴力)が155件、男女間のもめごとが117件あり、捜査が行われ逮捕者が出たものもあります。
女性への暴力は、殴るなどと言った身体に振るう暴力だけではありません。最近では、SNSなどを使って簡単に画像をアップできる時代です。リベンジポルノといった、性的な画像をインターネット上にアップする、拡散するといった被害も多く発生しています。
配偶者や交際相手から暴力を受けていても、人には言えない、相談しにくいという方が多いようで、実際の被害数は警察に相談のある件数よりも、もっと多い可能性もあります。
特に性的なことは相談が難しく、一人で悩んでします女性も多くいるそうです。
警察を始め、相談に応じてくれる機関が多くあります。今現在、そのような状況にある方は、是非勇気を持って一歩踏み出し相談してみて下さい。
時間が経てば経つほど、解決が難しくなる場合もあります。
また、近くの方が何か暴力に関することで悩んでいる気配がありましたら、相談できる場所があることをお知らせ下さい。
12:10~ 港町ふ頭より
ポールスターショッピングセンターでの啓発活動を終えて、移動してきました。
今日は、女性に対する暴力をなくす運動について中継をお届けしています。
性的画像に関する被害に遭わないためには、そのような画像を撮影させない、送らないことが大切です。
一度インターネット上に出回ってしまうと、あっという間に拡散し、全てを回収することは大変困難になります。
画像を掲載されてしまった場合、プロバイダ等の業者に削除依頼をすることができます。
また、画像をネタに脅されるようなことがあれば、すぐに警察に相談してください。
またインターネット上にアップした写真から個人情報が流出する危険性があります。
「イグジフ」という、写真に自動的に付与される様々な情報は、特別なソフトを使わなくても、パソコンで簡単に見ることができます。
撮影した写真をそのままアップすると、撮影した場所などを公開することになり、自宅などを突き止められる可能性があります。
写真をアップするのは注意が必要です。
スマートフォンの「監視アプリ」を勝手にインストールされてしまい、盗聴や盗撮、また持ち主の現在地などを確認されてしまうこともあります。
それにより、別れた相手がストーカーになるという事案が発生しています。
スマートフォンは他人に操作させない、ロックをかけることも有効です。
元交際相手が交際中に受け取った合鍵を使って、自宅に侵入したという事件も発生しています。
鍵業者に「自宅の鍵をなくした」と嘘を言って、玄関を開けさせ侵入しようとした事例もあるそうです。
合鍵を渡した相手と別れてしまった場合は、鍵を回収する、室内にいるときは、鍵を閉めるだけではなくチェーンロックや、ドアガードを活用するなどして、自分の身を守りましょう。
早目の相談が被害の未然防止、拡大防止に繋がります。相談には勇気がいると思いますが、ためらわずに最寄りの警察署や交番にご相談ください。