今日11月25日は「ストーブの日」です。
1856年(安政3年)に国産第1号の西洋式ストーブが製造されたのが
ここ函館です。
箱館奉行所の命を受け、五稜郭の設計をしたことでも有名な武田斐三郎が
英国船のストーブから設計図をおこし、それを元に鋳物師に作らせました。
そのストーブに初めて火入れをしたのが、11月25日だったそうです。
館長 酒井賢佑さんにお話を伺いました。
箱館高田屋嘉兵衛資料館には、これを復元したものが展示されています。
昭和63年に復元され、それ以来11月25日に「火入式」が行われています。
歴史の重みを感じる鋳物の薪ストーブにこの日だけ火が灯されます。
館内には設計図や資料も展示されれています。
先人たちの苦労、工夫等が感じられます。
一般の方もご覧いただけます。毎年見に来られる市民の方も多くいらっしゃる
そうです。
火が灯されるのは「火入式」が行われる11時から2、3時間程度
という事ですので、今年見られなかった方はまた来年を楽しみに。
また、「函館発展の恩人」高田屋嘉兵衛にまつわる資料館ですので、
当時の資料や物、北前船の資料や模型など貴重なものが多数展示されています。
今日以外でも訪れて、函館の歴史を感じてみてください。
箱館高田屋嘉兵衛資料館
住所:函館市末広町13-22
電話:0138-27-5226
開館時間:9時~17時
休館日:木曜日(祝日の場合は翌日休館)
※12月29日から3月31日まで冬期休業になります。
入館料:大人(高校生以上)300円、小・中学生100円