カテゴリ: オトノハにのせて の記事

2021年 06月 18日 UP!

6月18日(金)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

北海道への緊急事態宣言発出を受け、当面の間、お客様はお電話でのご出演となります。

 

今日は、鳥瞰図絵師の青山 大介さんにご出演いただきました。

「鳥瞰図」とは、空を飛ぶ鳥の視点で描く絵や図のこと。一口に「鳥瞰図」と言っても、描くものや描き方はさまざまですが、青山さんが手掛けているのは都市の鳥瞰図です。都市にあるものを細かく精密に描くことに特化しています。

都市には建物がたくさんあります。その1つ1つを階数や窓の数まで正確に、あるものはあるだけ描いていきます。街路樹の本数も、もちろんあるだけ描きます

青山さんは、遠近感なく街をすべて同じ角度で描きます。地図をベースにして、手前の物も奥の物も同じように描いていきます。

スケールは、1600分の1。人間はわずか1mmの大きさになります。ペン先0.1ミリ、0.13ミリという注射針のようなペンで描くんだそう!!

青山さんが描いた鳥瞰図は、青山さんの地元・神戸で観光案内を兼ねた津波避難のハザードマップとして看板になっていたり、神戸市内の小学校4年生の副教材の表紙絵になっているそうです。

 

青山さんと鳥瞰図との出会いは高校生の頃。学校の倉庫にあった神戸都心部の鳥瞰図がきっかけでした。学校の先輩たちが手掛けたその作品は、鳥瞰図絵師・石原正さんの鳥瞰図を拡大模写したものでした。

その石原正さんが函館のご出身。北島三郎さんとは、函館西高校の同期生でいらっしゃるそうです。石原さんは生まれ故郷・函館の鳥瞰図を描きたいと願いながらも叶わず、2005年に亡くなられています。

 

石原さんに大きな影響を受けた青山さん。青山さんご自身は、神戸生まれ、現在も神戸在住ですが、函館の鳥瞰図を手掛けることになります。

2018年以降、大型連休などを使って何度も函館に足を運んでは街を歩き、写真を撮って鳥瞰図を作成するための取材を続けられました。描く範囲内の路地という路地を歩き、一歩進んでは止まって写真を撮るという作業だったそうです。

 

函館の春夏秋冬を体感された中で、外国人墓地近くの「ティーショップ夕日」からの景色や、立待岬から見る函館山の裏側や波の様子などをお気に入りと挙げて下さいました。

 

コロナ禍でしばらく函館には来られていないとおっしゃる青山さん。函館の鳥瞰図は現在、まもなく半分というところまできました。取材はほぼ終わっていて、あとは描くだけという段階ではありますが、ときどきは函館の空気を吸いたいとお話下さいました。

完成の暁には、函館で作品展を開催して多くの方に見てほしい、出版もしたいとおっしゃる青山さん。

函館がどんな風に描かれているのか、完成が楽しみです。

 

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| 3:27 PM | オトノハにのせて |

2021年 06月 14日 UP!

6月14日(月)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

北海道への緊急事態宣言発出を受け、当面の間、お客様はお電話でのご出演となります。

 

今日は、バレエダンサー 紫竹 康太さんにご出演いただきました。

 

函館出身の紫竹さん。4歳でバレエを始めて多くの舞台に立たれます。現在は東京在住。活躍の幅を次々と広げています。

 

1年以上が経過するコロナ禍は、バレエを始めとするステージイベントにも大きな影響を及ぼしました。現在は、感染対策をしながら公演は再会していますが、コロナ禍でのオンラインの流れが芸術の分野にも広がっています。

リアルタイムでの配信では、視聴者からコメントが寄せられ、そのコメントに応じて即興でダンスを披露したり、なんていうこともあるんだそうです。

 

その紫竹さんのダンスを函館で見られる機会が8月にあります。3回目となる「バレエライブ」が、今年は2日間予定されています。

バレエを見てみたいけれど、チケットが高いとか、難しそうと思っている方もいらっしゃるのでは?

「バレエライブ」は、わざわざ公演に足を運ぶのではなく、出かけた場所にダンスや音楽があるというスタイル。あまりバレエの公演を見る機会が多くはない函館の皆さんに気軽に楽しんでもらいたいと、紫竹さんは「Hokkaido Artist Project」を立ち上げ、この公演を続けています。

 

回を重ねるごとに内容が充実し、ゲストの人数も増えています。

初回から参加のピアニストの善波ともみさんとパーカショニストの小田桐陽一さんは、すっかり勝手知った間柄。そこに今回は、チェロ奏者の清水彩智さんが加わります。

函館と東京。頻繁に顔を合わせて一緒にレッスンすることはできませんが、先日の初リハーサルでは紫竹さんの想像を大きく超える収穫があったようです。

ゲストダンサーは、昨年に引き続きの西綾夏さん。堀川千夏さんと飛永嘉尉さんは初出演ですが、共に北海道のご出身で、堀川さんは紫竹さんと同じ高校の卒業生、飛永さんは子供の頃から面識があってと、非常にご縁のある方たちです。

 

1日目の蔦屋書店は入場無料で30分程度。2日目は亀田交流プラザの講堂を会場に2部構成で、1時間30分程度の有料公演です。2日目の内容は、これまでの公演の際に寄せられたアンケートをもとに企画したもので、照明や舞台演出をつけ、衣装チェンジもある見応えたっぷりの時間になりそうです。

 

今年も感染対策のため、全席指定、先着予約制での開催となります。

本日からチケット予約がスタートしています。感染状況等によっては、定員などに変更が生じる場合がありますので、来場希望の方はお早めにお問合せ下さい。

 

Ballet LIVE vol.3-Another Sky-

8月7日(土)函館蔦屋書店 2階イベントスペースにて

受付開始 14時30分 開演 15時

定員 50名

 

8月8日(日)函館市亀田交流プラザ 1階講堂にて

受付開始 15時30分 開演 16時

定員 200名

入場料 1,500円~2,000円(3種類あります。)

 

詳しくは

「Hokkaido Artist Project」のHP、SNSでご確認下さい。→こちらから

お問合せ 090-3899-2251(紫竹さん)まで

 

 



| 2:44 PM | オトノハにのせて |

2021年 06月 09日 UP!

6月9日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

北海道への緊急事態宣言発出を受け、当面の間、お客様はお電話でのご出演となります。

 

今日は、函館市縄文文化交流センター 主任学芸員の平野 千枝さんにご出演いただきました。

 

本日も開館中のセンターからご出演下さいました。「落ち着く場所」とおっしゃる収蔵庫にいらした平野さん。周りを土器に囲まれながらのご出演になりました。

 

世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」。先月26日(水)には、事実上の「登録内定」となる登録勧告がありました。

この辺りの日程で勧告があると報じられていましたので、平野さん始めセンターの皆さんは週の初めからソワソワしていたそう。平野さんが登録勧告を知ったのは、仕事を終えて家に帰ってからのこと。ニュースの速報でお知りになったそうです。

 

平野さんは2011年にセンターが開館した当時からの学芸員さんです。

ご出身は、現在のせたな町。子どもの頃に、当時五稜郭公園の中にあった市立函館博物館の五稜郭分館を訪れた際に、博物館の仕事に興味を持たれたそうです。文化財保護を専門にされていた平野さんですが、大学卒業後、南茅部の発掘現場でお仕事をすることになり、縄文との関りが始まります。

発掘の現場では、スコップを使いガシガシ地面を掘っていく様子に驚かれたそうですが、縄文の地層は奥深く。その上には火山灰などがたくさん体積していますので、しっかり掘らなければたどり着かないのですね。

 

センターには、北海道唯一の国宝「中空土偶(愛称・カックウ)」が展示されています。平野さん、毎日見ていても違って見えることがある、とお話下さいました。不思議ですね。カックウは時々、出張をしますが、基本的にはセンターで実物をみることができます。

来館者の方の注目度が高い「足形付土板」は、土板に乳幼児の足形がつけられたもの。幼くして亡くなった子の足形を付けた土板を親が亡くなった際に、一緒に埋葬したと考えられています。親が子を思う気持ちは、いつの時代も変わらないものですね。

平野さんのおススメは石皿。木の実をすりつぶしたり、魚貝を調理する際に用いたと考えられるものです。手に取って触れてみることができます。中ほどが凹んでいて、使用した痕跡が見られますので、場所による手触りの違いも体感してみて下さいね。

 

またセンターでは、年間を通して様々な講座なども開催されています。「組みひもアクセサリー」と「勾玉ペンダント」の制作体験は予約不要ですので、お気軽にスタッフの方に声を掛けてみて下さいね。子どもたちの自由研究にもぴったりです。

 

「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録は、7月16日からオンラインで開催される「世界遺産委員会」で正式に決定します。

31日までの会期中、どのタイミングで登録が決まるのか全く分かりません。ソワソワの毎日が続きそうです。

センターに隣接する「垣ノ島遺跡」は、整備を終え間もなく一般公開が始まります。

8月にはセンターで企画展も行われます。

是非、皆さん感染対策をしてセンターや遺跡巡りをお楽しみ下さい。

 

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| 2:55 PM | オトノハにのせて |

2021年 06月 04日 UP!

6月4日(金)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

北海道への緊急事態宣言発出を受け、当面の間、お客様はお電話でのご出演となります。

 

今日は、シネマアイリス 代表の菅原 和博さんにご出演いただきました。

 

本町にあるシネマアイリスが、先月24日に開館25周年を迎えました。

函館市民映画館として誕生し、四半世紀。ミニシアターならではの作品を上映し、またオール函館ロケの映画を製作するなど、映画に関する話題を届け続けてくれています。

 

アイリス誕生当時の函館には映画館がまだいくつもありました。3スクリーンある「東宝」やアニメ映画も多く上映した「東映」など、足を運んだ記憶がある方もいらっしゃるのでは?

当時一番新しかったアイリスが25年です。

函館の皆さんの映画を見る環境が大きく変わった25年でした。

また映画がフィルムからデジタルに変わり、映写室の風景が一変した25年でもありました。

 

アイリスには、映画監督など映画作りに携わる皆さんがいらっしゃる機会も多くありました。

ミニシアターならではの、驚く程近い距離でプロのお話を聞く機会にも恵まれました。

「函館に来ませんか?」と声を掛けると皆喜んで来てくれた、と菅原さんはお話してくださいましたが、菅原さんの尽力によるところが大きいのは言うまでもありませんね。

 

そして菅原さんと函館出身の作家・佐藤泰志作品との出会いにより、函館発の映画も制作されることに。

2010年公開の「海炭市叙景」から今年の秋に公開予定の「草の響き」まで、5作がオール函館ロケで制作されています。

実力のある監督や役者さんを起用してきたことでも話題ですが、特には「そこのみにて光輝く」に出演した菅田将暉さんのその後の活躍は目を見張るばかり。当時は「すだまさき」と正しく読めない方が多かったですものね。

 

映画業界は、昨年からのコロナ禍で大きな影響を受けています。アイリスも昨年は休館を余儀なくされた時期がありました。

ミニシアターは特にその影響が大きかったのですが、全国のミニシアターを支援するクラウドファンディングが立ち上がり、集まった全額が全国のミニシアターに分配されるなど、さまざまに支援の声が上がっています。

ますます映画が多様化する中で、ミニシアターの存在はなくてはならないものです。

 

今後はコロナ禍で上映が延期になっていた作品など、注目作が目白押しです。

是非、しっかり感染対策をして映画館にお出かけになりませんか?

 

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| 2:27 PM | オトノハにのせて |

2021年 06月 02日 UP!

6月2日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪



11:10~「人ネットワーク」

北海道への緊急事態宣言発出を受け、当面の間、お客様はお電話でのご出演となります。

 

今日は、ガトー・ルーレ オーナーの大久保 直樹さんにご出演いただきました。

市内宮前町に店舗を構える「ガトー・ルーレ」。プレミアムロールケーキの専門店です。

5月20日に開店10周年を迎えられました。昨日6月1日からは、10周年記念セールが始まっています。

 

もともと商品開発の会社を営んでいた大久保さん。お菓子作りを学んだ娘さんが専門学校を卒業するタイミングで手掛けたのが「ガトー・ルーレ」です。

現在は、奥様の明美さん、娘の舞妃(まき)さん、聖羅(せいら)さんも一緒にお店を運営しています。ロールケーキ作り、販売に、リーフレットの写真撮影やデザインなど、お店に係るほぼ全てをご家族で手掛けられます。

今日は途中、明美さんもご出演下さいました。

 

ふわふわ、もちもち食感の生地に、甘すぎないクリーム、フレッシュなフルーツなどを用いたロールケーキは、どれも材料にこだわり、オリジナルのレシピで仕上げています。

店舗では購入後すぐに食べられるものもありますが、冷凍タイプも豊富に取り扱っています。

不思議なことに冷凍品を解凍して食べても味わいが変わりません。生地やクリームは勿論のこと、白桃やメロンなど水分の多いフルーツも冷凍していたとは思えないフレッシュな味わいです。

長時間の持ち歩きや、発送にも適していますし、なんと再冷凍しても美味しく食べられるんです。

 

新鮮な赤鶏卵たっぷりの、ふんわり生地を楽しめるプレーンの「ガトールーレ」、生産者が日本一に輝いた福岡県産の八女抹茶を使用した「抹茶ルーレ」など定番に加え、季節の商品もさまざま。

6月に入り夏メニューが登場しました。杏仁豆腐風味の「杏仁ルーレ」や「マンゴールーレ」、人気の抹茶にも夏バージョンが登場しています。目移りしてしまいます。

9㎝のシングルカット、3㎝の1カット、お得な詰め合わせもありますので、いろいろな種類のロールケーキをお楽しみ下さい。

 

ロールケーキ以外の商品も美味です。ロールケーキと同じ生地を使った「函館窯出しドーナツ」、こだわりのチョコレートを使用した「デュオショコラ」は日持ちもするので、お土産にもぴったりです。

 

地元の方は勿論、各所で開催される物産店でも人気で全国にファンがいるお店ですが、10周年はコロナ禍で迎えることになりました。

依然大変な状況は続きますが、これからも一生懸命、美味しいロールケーキを作り続けると大久保さん。

是非、感染対策をして、渦巻き模様を目印に足をお運び下さい。

 

ガトー・ルーレ

函館市宮前町25-8(函館藤幼稚園並びのセイコーマートとhotto mottoの間を入る)

10時~18時 月曜定休

※函館駅1階に函館駅店もあります。(年中無休)

10周年セールは、宮前本店のみで6日(月)まで。

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