11:10~「人ネットワーク」
FMいるかでは、感染対策をしたうえでスタジオにお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、北海道南茅部高等学校 教諭 吉川 肇(書家としての号は海斗)さんをお迎えしました。
南茅部高校といえば、6月に3年生の生徒さん5名と先生が番組にご出演下さいました。
コロナ禍で修学旅行に行くことができなかった3年生。
その代わりに、宿泊を伴いさまざまな職業に触れる「キャリアツアー」を実施しました。その一環でFMいるかにも出演してくれたのです。
実は先生たちは生徒のラジオ出演を少し心配していたそうですが、ラジオで話す生徒さんたちは、学校での様子とまた違う表情。
ハキハキとしっかりしていて、驚いたそうです。
その後、7月の始めには学校祭も実施できました。今は夏休み中です。
南茅部の尾札部出身の吉川さん。
函館北高校を卒業した後、函館を離れて進学。
教員の道に進まれ、檜山の大成高校、上磯高校を歴任し、母校の函館北高校で教鞭をとります。
統合を見届けたのち、現在は生まれ育った南茅部の地で教員をされています。
函館北高校時代は吹奏楽でトロンボーンを担当していた吉川さん。
そう!私・佐々木の大先輩に当たります。
大学でもトロンボーンを続けますが、最初に赴任した大成高校には吹奏楽部がありませんでした。
その頃から書の道に進まれ、現在は書家としてご活躍です。
吉川さんが本格的に書に取り組むようになったのは、大人になってからなんです。
同じく書家としてご活躍の奥様・海夏(かいか)さんは、書家の家に生まれた三代目。
ご夫婦で書家としてご活躍です。
これまで様々な賞を受けていらっしゃいます。
今年も、創玄書道会(創始者は松前町出身の文化勲章受章者 金子鷗亭)の創玄書道展での準大賞などを受賞しています。
大規模な書展での大きな賞ですので、函館で受賞作品の展示がないのが残念です。
吉川さんも参加される「函玄社」は、毎年書道展を開催していて、そこでは作品をみることができます。
今年は8月10日からの開催で、函館市の市制施行100周年にちなみ「3世代でつなごう はこだて物語」というテーマのもと行われます。
各々が、函館をテーマにした作品を出品予定の中、吉川さんは海岸町の人気の焼き鳥屋さん「かしらや」への思いをしたためたユニークな作品を制作されたそう。
見るのが楽しみです。
会期中の13日には、アトラクションとして函館でご活躍の書家の揮毫を目の前で見ることができます。
是非、感染対策をしてお出掛け下さい。
第37回 函玄社書道展
函館市芸術ホール ギャラリーにて8月10日(水)~15日(月)
10時~18時30分(最終日 17時まで)
入場無料
※アトラクションは8月13日(土)①10時30分~ ②11時~
各30分前から整理券を配布します。