11:10~「人ネットワーク」
FMいるかでは、感染対策をしたうえでスタジオにお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、北海道渡島総合振興局 局長の田中 仁さんをお迎えしました。
この春に、渡島総合振興局の局長に就任された田中さん。
札幌のご勤務が長く、函館・道南でお仕事をされるのは今回が初めて。
海のある街に住むのも初めてのことなのだとか。
ご出身は奈良県。通学路には、歴史の教科書に載っているような寺社仏閣が立ち並び、それを目にするのが日常の風景だったそうです。
北海道の広い大地や美味しい食べ物への憧れ、また一人暮らしをしてみたいという思いから、北海道の大学を志望し、高校卒業後に北海道へとやってきます。
生まれ育った奈良とは多くのことが異なり、カルチャーショックを受けることも多々あったそうですが、北海道での生活を楽しまれていたようです。
卒業後は大阪でのメーカー勤務を経て、再び北海道の地へ。
北海道庁の採用試験を受験し、職員となられます。
初任地は岩見沢。当時の空知支庁に勤務をされます。
時代は、北海道経済に大きな影響を及ぼした北海道拓殖銀行(たくぎん)破綻の頃。
経済の担当として忙しい日々を送られます。
その後は、札幌の道庁・本庁での勤務が長かった田中さん。そう、ご出身の奈良も、初任地の岩見沢も、そして札幌も海がありません。
この春からの函館が、田中さんにとって初めての海のある街になりました。
渡島は、函館を含む2市9町。
北海道内には14の振興局がありますが、その中でも多くの産業、見どころがある魅力あふれる地域です。
田中さんは、局長に着任以来、2市9町をくまなく回り、ご自身がその魅力を体感しています。
休日も、公務としてのイベント参加などに加え、街歩きを楽しんでいるそう。
昨日も、「函館マラソン」の開会式に参加された後、函館市地域交流街づくりセンターで開催中の写真展に足を運ばれたそうです。
古都・奈良で生まれ育った田中さんは歴史好き。
今は、明治・大正・昭和期の歴史に関心を持ち、古写真もお好きだそうです。函館には、その時代に因んだものが今も多く残り、見どころが尽きないようです。
管内は新型コロナウイルスの新規感染者数も減少傾向。
イベントも徐々に開催されてきていますが、田中さんからは引き続きの感染対策の実施。
そして、7月10日に行われる、参議院議員通常選挙の投票の呼びかけをしていただきました。
選挙は、期日前投票もショッピングセンターなどで投票ができるなど非常に便利になっています。
当日の投票が難しい方も是非、このような制度を利用して、大切な一票を投じて下さい。