11:10~「人ネットワーク」
FMいるかでは、新型コロナウイルス感染再拡大にともなう特別番組編成で放送をお届けしています。当面の間お客様はお電話でのご出演となります。
今日は、HUE(ヒュー)レインボーはこだてプロジェクトの林 絢(あや)さんと、富樫 伊織さんにお電話でご出演いただきました。
「レインボーはこだてプロジェクト」は、LGBTQ+(多様な性)を知ることで、誰もが自分らしく暮らすことができる地域づくりを考える活動を行っている市民有志の団体です。
HUEは、北海道教育大学(Hokkaido University of Educational)の頭文字をとったもの。
林さん、富樫さんともに北海道教育大学函館校の2年生です。
北海道教育大学函館校では、2年次に課題解決型の授業である「地域プロジェクト」でさまざまに学びを深めます。このプロジェクトはその1つです。
「レインボーはこだてプロジェクト」と協働で活動を行い、年に1度の啓発イベント「虹をはいて歩こう」や、「レインボーはこだてシアター」と題した、映画上映会と講演会を開催しています。
林さんは茨城県のご出身。将来、社会福祉士の資格取得を目指しています。そのために児童に関する福祉を学びたいと、この学校に進学しました。
中学・高校時代は演劇部。高校2年の学校祭で、トランスジェンダーに関する作品を自分たちで脚本を書き上演したそうです。その際に寄せられた感想のアンケートに書かれていたことなどが、大学でこのプロジェクトに参加したきっかけになったそう。
富樫さんは山形のご出身です。公務員を目指す富樫さんは地域政策のグループがあることから、この大学に進学しました。
公務員として働くうえで、さまざまな立場にあることを知ることが大切、そしてなにより面白そうと、このプロジェクトを選んだそうです。
2月12日(土)には、プロジェクトの1年の集大成となる「レインボーはこだてシアター」が開催予定です。
映画の上映と講演会の2部構成。映画は「ジェンダー・マリアージュ~全米を揺るがした同性婚裁判」。カリフォルニア州での同性婚裁判を追ったドキュメンタリーです。
講演会の講師は、「愛と差別と友情とLGBTQ+」という著書が話題になっているフリージャーナリストでコラムニストの北丸 雄二さん。「歴史を語り直すこと、作ること~民主主義の新たな対抗~」と題してのお話です。
函館でも現在「パートナーシップ宣誓制度」の導入を目指し、検討が重ねられています。
映画や講演をきっかけに、多くの方の関心が深まると良いですね。
「レインボーはこだてシアター」
2月12日(土)14時から函館市中央図書館 視聴覚ホールにて
申込不要、入場無料
※感染対策をしてお出掛け下さい。
詳しくは、レインボーはこだてプロジェクトHPをご覧ください。
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