11:10~「人ネットワーク」
北海道への緊急事態宣言発出を受け、当面の間、お客様はお電話でのご出演になります。
今日は、縄文DOHNAN(どうなん)プロジェクト 代表の山田 かおりさんにご出演いただきました。
「縄文DOHNANプロジェクト」。
「縄文」と「道南」どっちが先だっけ?と時々迷ってしまいますので略して「ジョナンプロ」と覚えて下さい。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録へ向けた機運を高めようと、2019年に産学官民が共同で立ち上げたプロジェクトです。
仕事で縄文に携わる方から、普段は縄文と関りのないお仕事や生活をしている方まで様々。
山田さんご自身は、設計会社のインテリアコーディネーターでいらっしゃいます。
活動を重ねるごとにメンバーが増えて、現在は49名となりました。
メンバーの皆さんは、世界遺産登録決定の瞬間を、ケーブルテレビ局「NCV」でオンラインの映像を見ながら迎えました。
急遽準備した「くす玉」は、縄文の人たちも食べていたとされるクルミをモチーフに手づくりしたものです。
それを子どもたちが、こちらもやはりメンバーの方が手作りされた槍で突いて割るという、ユニークなセレモニーで喜びを分かち合いました。
縄文グッズの制作、イベントの開催、企業とコラボレーションしての商品の販売など活動は多岐に渡ります。
イラストレーターの「なっき45(なっきしんご)」さんが手掛ける「中空土偶」をモチーフにしたキャラクター「カックー」も、いろいろなところで目にするようになりました。
今日のお話の中では、山田さんと「なっき45」さんの出会いが、ロックバンド「フジファブリック」のライブだったという、驚きのエピソードもお伺いできました。
子どもたちも楽しめて縄文の基礎を知ることができる「縄文紙芝居」は、多言語化が進んでいます。
遺愛女子中学高等学校の先生・生徒さんの協力で英語版が先日NCVで収録されました。
今後は、ロシア語・フランス語・アラビア語なども予定していて、世界の皆さんにもお楽しみいただけるようになります。
ちなみに明後日9月3日のSTV「どさんこワイド」で、この紙芝居の紹介があるそうです!!
山田さんは、津軽海峡を挟んだ交流を行う「λ(ラムダ)会議」(主催・青森県)のメンバーでもいらっしゃいます。
今年で3回目となる「ウエルネス博」は、今年は「縄文」をテーマに開催されます。
函館では「垣ノ島遺跡」で栗に関するワークショプの開催を予定しています。
今後も状況をみながら、いろいろな展開を予定しているようです。
縄文は難しいもの、真面目に学ばなければいけないもの、と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、入り口はさまざま。
是非、難しく考えず気になる扉を開けて、それぞれの縄文を楽しんでみて下さい。
プロジェクトの活動についてはFacebookをご覧ください。