11:10~「人ネットワーク」
今日はお客様に、道南いさりび鉄道株式会社 代表取締役社長の川越 英雄さんをお迎えしました。
今年の7月に社長に就任されて1か月ほどの川越さん。
函館生まれの函館育ちです。
大学進学時に1度函館を離れて横浜へ。
大学では落語研究会(落研)に所属していたそう。
現在は演じる機会はないそうですが、聞くのはお好きで落語会に足を運ばれたり、YouTubeでも落語を楽しまれているそうです。
大学卒業後は、函館に戻り昭和55年に函館市役所に入庁されます。
昭和61年には、青函トンネル開通記念博覧会(青函博)の事務局に配属されます。
青函トンネルの開通により、それまでの青函連絡船に代わり、本州からの列車が函館に乗り入れることになりました。
現在の、いさりび鉄道線です。
それから30年、現在はその路線でお仕事をされています。
不思議なご縁ですね。
平成15年からは、函館市・戸井町・恵山町・椴法華村・南茅部町合併協議会事務局でお仕事をされました。
税金や福祉制度、合併後の町名についてなどの、自治体の制度を様々に調整するという大変なお仕事に当たられます。
市役所での最後のお仕事は企業局長。私たちの生活になくてはならない水道と、市民の足である市電の事業を担い、在職中には、今やおなじみの交通系ICカード「いかすニモカ」も導入されました。
昨年からは、道南いさりび鉄道でのご勤務が始まります。
「いさ鉄」の愛称で親しまれる道南いさりび鉄道は、地域の皆さんの通勤・通学・通院などを支える生活路線。
また貨物列車が1日40本以上も運行して、本州と北海道を結ぶ物流も担っています。
決まった時間に列車が来るという「当たり前」を続けるため、職員の皆さんがそれぞれの役割を果たしています。
入社後は、経営企画部長として総務、財務関係のお仕事をしてこられた川越さんですが、少数精鋭の会社。
何かあるときには皆で協力して取り組みます。
花火大会の時には、多くのお客様にスムーズに列車を利用していただくため、切符を手売りします。
昨年は川越さんも、七重浜駅で切符販売を経験されたそうです。
新型コロナウイルスの感染拡大により、定期券の払い戻しや、観光列車の運行を中止するなど、たいへんな時期が続きましたが、徐々に地元のお客様は戻って来つつあるそう。
「ながまれ海峡号」も来月からの運行再開に向けて、検討中だそうです。
安全対策をしっかりしながら、皆さんのご利用をお待ちしています。
来年開業5周年を迎える「いさ鉄」。
世の中の状況が落ち着いて、地域の皆さんと賑やかにお祝いができると良いですね。
沿線は見どころや美味しいものがいっぱい。
また、車窓からの景色も素晴らしいです。
乗るだけでも楽しい列車に、是非皆さんもご乗車下さい。
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