11:10~「人ネットワーク」
今日はミニチュア写真家・見立て作家 田中 達也さんがお電話で、スタジオには金森赤レンガ倉庫のかたおか しんごさんをお迎えしました。
先週26日(金)から、金森ホールを会場に「MINIATURE LIFE展~田中達也見立ての世界~」が始まりました。
本来は4月18日からの予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受けて開催が延期に。
他の地域での展覧会が中止となる中、函館では2か月以上遅れではありますが、スタートすることができました。
田中さんの作品は、私たちの普段の生活で身近にあるものや、食品サンプルなどを使い、小さな人形と組み合わせた「見立て」の作品。
ブロッコリーを木に見立てた「ミニチュアライフ」、コッペパンを新幹線に見立てた「新パン線」や、メモ帳をプールに見立てた「リアルなメモ=メモリアル」など、楽しい作品が並びます。
今回、函館会場限定作品として、初日に田中さんの「ミニチュアライフカレンダー」にお目見えしたのが「箱だけ赤レンガ倉庫」。
工具箱を赤レンガ倉庫に見立てた作品です。
九州出身・在住の田中さんですが、北海道がお好きなんだそう。
実は新婚旅行で函館を訪れています。
函館と言えば、のイメージの赤レンガ倉庫を工具箱で見立てました。
工具箱には中にいろいろな道具が詰まっています。
そこも楽しいお店が入る赤レンガ倉庫のイメージに繋がっているそうです。
ちなみに倉庫の前には街灯やポールに見立てたボルトが並びます。
これには、工具箱に入っているものを使う、というこだわりがあるんだそうです。
オヤジギャグ?とも思えるユニークなタイトルの作品が多く並びますが、これも田中さん曰く「言葉の見立て」。
いくつもの言葉の中から、タイトルを決めているそうです。
おせち料理しかり、日本では昔から言葉遊びのように、いろいろな言葉が使われてきましたものね。
使う物や、題材となり得るものは私たちの身近にたくさんあります。
田中さんは100円ショップなどにもよく足を運ぶそうですよ。
作品を見ると、自分の身の回りの物が、これまでとは違ったものに見えるような不思議な感覚に陥ります。
会場では写真撮影ができます。
是非、来場の記念に写真をたくさん撮影して楽しんでください。
SNSにアップされたものは、田中さんが見つけられる限り「いいね!」しているそうです。
それによって、配置のズレなどに気づく場合もあるんだそうですよ。
自分が作品の中に入り込んだように、写真撮影できるスポットもあります。
「新パン線」は、動いています。
BAYギャラリーには、ポップアップストアがお目見え。
楽しいグッズや、自分でも、ミニチュア作りができるキッドなどが並びます。
皆さんもチャレンジしてみては、いかがでしょう?
会場では、体温測定や換気、状況によっては入場制限をするなどして、安全対策を行っています。
皆さんも万全の体調でお楽しみ下さい。
MINIATURE LIFE展~田中達也見立ての世界~
【日 時】8月16日(日)まで。10時~17時。
(7月3日(金)のみ機材メンテナンスのため、休館です。)
【入場料】大人(高校生以上)1,000円 小・中学生 500円
田中達也さんのホームページ「MINIATURE CALENDAR」はこちら
田中さんのTwitterはこちら