11:10~「人ネットワーク」
今日はお客様に、サイエンスサポート函館 科学楽しみ隊の井上 千加子さんをお迎えしました。
毎年夏に開催される、はこだて国際科学祭。
今年は「『食』が育む、函館の未来。」と題して8月17日から25日まで開催されました。
今回は、サイエンスサポートの仲間である金森 晶作さんが南極調査隊員として現在南極にいらっしゃるということで、南極と中継を繋ぐプログラムもあり、とてもワクワクする科学祭でした。
その中で井上さんが講師を務め私も参加したのが、「おいしく学ぶ。いつものもしも」。
無印良品シエスタハコダテを会場に開催された、防災のプログラムです。
牛乳パックをカットしてアルミホイルを巻き作ったスプーンで、温めていない状態のレトルト食品を食べてみました。
味も美味しく、違和感は全くありません。
災害が発生し、普段の食事ができない状況が続いた場合、こういった食品から野菜や肉類などを採ることも大切です。
防災についても、私たちに大切なことを伝えてくれる井上さんは、宮城県石巻市のご出身。
2011年の東日本大震災当時、井上さんご自身は函館にお住まいでしたが、ご実家が津波の被害を受けます。
ご家族は避難していて無事でしたが、連絡のとれない不安な時間を過ごされたそうです。
震災後5月の連休には、片付けの手伝いに石巻に入られます。
そこで見たもの、感じたことを踏まえて、ご自身の備えも変わったそう。
他の地域で発生した災害を、他人事とは思わずに、さまざまな状況を想定して備えをすることが大切です。
もちろん科学の楽しさも伝えてくれています。
函館YWCA、はこだて工芸舎、はこだてみらい館では定期的に子どもたちに向けた科学教室を開催しています。
私たちの生活に身近なものを使って行う実験は、子どもたちだけではなく、大人も夢中になる楽しい教室です。
来月10月にも、紫キャベツを使って色が変わるカラフルな焼きそばを作ったり、普段目に見えない紫外線や赤外線を観察してみたり、という楽しい教室が予定されています。
是非、各施設にお問合せのうえ参加してみて下さいね。
科学は難しいもの、自分の生活とは関係ないものと思う方もいらっしゃるかも知れません。
でも実は、私たちの生活に身近で、知っているとワクワクすることがたくさん。
皆さんも、科学の魅力に触れてみませんか?
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